あまりオーディオとは関係ない話題ですが、年中行事というのはアナログ的と言うか、ロハス的と言えますよね。
今日の私は年末の貴重な休日をまる一日使って、神棚と仏壇の大掃除をし家内外に飾るしめ縄作りをしました。これが我が家では代々跡継ぎたる長男の務めです。とはいえ一人っ子なので他に誰もする人がいませんので。
前にテレビで茶道家元だったか、どこか京都の旧家の年越し準備の様子を見たことがあるのですが、前々から我が家はなんて煤けて小汚いんだろうと思っていましたが、そんなテレビに出てくる旧家もちょっと観ただけでも正直言って小汚い物が出てくるものですね。なにしろ京都なら400年、500年前の物なんて当たり前ですからね。しかし小汚いと言っても決して悪い意味ではなく、伝統や由緒に裏打ちされたものであるからこそ価値のあるものなんですよね。
で、明日は餅つきです。さすがに我が家でもこればっかりは臼と杵は無いので餅つき機です。機械にはなってもお供え用の鏡餅だけは自宅で作らなければ気が済みません。
餅つきで思い出したのですが、前に勤めていた会社はどうなっているやら・・・と思うことが最近よくあります。前に勤めていた会社は老舗の和菓子製造会社でした。伝統的な日本的経営の企業というのはいくら給料が安くても、経営者と従業員の関係は家族のような温かいものだったと思います。こういう時季には経営者も従業員も一緒になって餅つきをして、年明けには鏡開きをして一緒に同じ鍋からお汁粉をよそいあって食べたりする、そんな光景が日本の伝統的な企業だと思っていました。いくら給料が安いと愚痴を言ってもそんな温かい光景が前の会社にはありました。
ところが今の企業はどうしたことだろう。この師走の寒空に平気で派遣社員の首を切って放り出す企業なんて日本の企業の風上にも置けないと思います。現代人に常識がなくなったのか、個人の常識が社会全体には通用しなくなったのか。確実に言えるのは日本のよき伝統、風潮が失われていっているのは確かですね。