TOSHIBA
55XS5
¥OPEN(予想実売価格750,000円前後)
発売:2012年6月下旬
まとまりに欠ける4K先行機
先月、50インチ程度のテレビを買うことになりました。以前に自ら「現在売ってる4K製品は買ってはいけない」と書いた通り、最初はフルHDプラズマか直下型LEDバックライトの液晶テレビを買うつもりでした。ところが調べてみると、モデル末期になったこの製品が値下がりをしていて、ハイエンドのフルHDモデルとの値段差が2割くらいになっているではありませんか。これくらいだと「アップコン4K専用」でもちょっと触手が動きます。店頭デモの映像もいかにも高解像で好印象でしたし。という訳で、ヤマハのシアターラックとともに購入しました。
結論から言うと、当初の予定通りプラズマを買っておけば良かった(苦笑)です。(ところで液晶テレビは今年の新モデルはことごとくエッジライトやパッシブ3Dなどとスペックの低下が目立ちますね。)
肝心の4K画質ですが、アップコンの得意な有効スポットが狭い印象で、ソニーのVPL-VW1000ESで感じる「手の切れるような解像感」がなかなか感じられません。アップルのLetinaモデルでWebページをブラウズすると、フォントはきれいですが、画像は補間されるのでちょっとボケて見えますが、その印象に近いのです。テレビなどのインターレースのソースは大体そんな感じです。もともと画質の良いプログレッシブのBDだと「お、きれい!」と思うことがたまに(苦笑)あります。VW1000ES同様、アップコンを通さないストレートの映像は見られないのですが、見られたら比較しながら画質の追い込みも出来て有用だったと思います。
色域や階調性についても特に特筆するほど良好という訳でもなく、視野角の狭さと斜めから見た時の映像の印象の悪さや、映画の字幕にひきづられてバックライトの明るさがぴょこぴょこ変わってしまったり、「確認」や「終了」をしなければならない場面が多く煩わしい印象の操作系や、4Kの恩恵をまったく受けないWeb表示など、ちょっとガッカリな買い物でした。
【SPEC】●サイズ:55V型 VAタイプ ●画素数:3840×2160 ●パネル:4KクリアLEDパネル ●コントラスト比:対1(ダイナミックコントラスト650万対1) ●チューナー:地上×3、BS・CS110度×2 ●映像処理回路:レグザエンジン CEVO Duo ●入出力端子:HDMI入力×4、D5入力×1、ビデオ入力×2、HDMIアナログ音声入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン×1、アナログ音声出力×1、USB×2、LAN×1、B-CASカードスロット×5、SD/SDXCメモリーカードスロット×1 ●消費電力:215W ●年間消費電力:158kWh/年 ●外形寸法:1304W×874H×314Dmm(スタンド含む) ●質量:25.0kg(スタンド含む)