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2007年、約10年ぶりにオーディオ復活。殆どの機器を入れ替えて六畳間に5ch Multiオーディオを構築しようと悪戦苦闘中。 →5chは諦め、4chバーチャルサラウンドに…

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Schubert/弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956(その2)

前回、Schubertの弦楽五重奏曲について手持ち音源の印象などを書きましたが先日、音楽会で実演を聴くことができました。

11/5(土) 京都アルティホール
アルティ四重奏団+原田禎夫(Vc)
前に(2008年)いずみホールでのBeethoven弦楽四重奏曲全曲演奏会を通して聴きましたが、Vol.2に登場したのがアルティQ
これまで四重奏団としてはCD等を出していなかった(最近Beethovenの14〜16番を出した)ため一度演奏会を聴きたいと思っていた所、今回本拠地のアルティホールでSchubertの弦楽五重奏と弾くと言う願ってもない演奏会があり飛びつきました。

ここで話が脇道にそれます。
2年ほど前から京都観光に嵌まっています。主に禅寺巡りと美術館巡り。
禅寺の庭園や襖絵を観るのが好きで今年はすでに20回以上行っています。
現在、臨済宗 大徳寺派 大本山 大徳寺の塔頭(「たっちゅう」と読む) 聚光院が創建450年記念で特別公開中です(要予約)
狩野永徳の「花鳥図」・狩野松栄の「竹虎遊猿図」など国宝の襖絵が多数公開されています(JR東海の「そうだ京都、行こう。」でCMやっている)
GWにも一度観ましたが実に素晴らしかったのでもう一度観たいと思い、音楽会と同じ11/5で予約しようとしたら朝9:20の回しか空いていない。
大阪府内からなので行けなくはないが大変だし鷹峯の紅葉が始まっているかも知れないので、大徳寺の近くに泊まって1泊2日の京都旅行となりました。

11/4(金)
京都市バスで鷹峯まで行き周辺の寺を観る。


・讃州寺(臨済宗 大徳寺派、無住)…色づき始めだが何本か綺麗な木もあった。樹齢350年を越える杉の巨木が見事。


・光悦寺(日蓮宗)…今回ここが一番紅葉していた。琳派の祖 本阿弥光悦ゆかりの寺で庭園が綺麗に色づいていた。


・源光庵(曹洞宗)…ここは紅葉には早かった。二つの窓から見える筈の紅葉は全くの青葉だったが庭園は美しかった。


・御土居…最近有名になりつつある豊臣秀吉が作った土塁跡。鷹峯近辺では結構大規模な御土居が残っていた。
そのまま歩いて鹿苑寺 金閣(臨済宗 相国寺派 塔頭)へ。金閣は高校の修学旅行以来。とにかく人、特に外国人が多い。


相国寺 承天閣美術館で個展を観て気に入った森田りえ子氏の方丈杉戸絵も遠くから垣間見ることができた。

11/5(土)
早くに出て散策〜大徳寺へ
・船岡山…平安京を造営する際、この山を基点にしたと伝わる重要な山。平安時代には内裏の北側にこの山が聳えていたことになる。南側に京都市街地が広がりそこそこの展望がある。
・聚光院(大徳寺塔頭)…今回の目玉。撮影禁止のため写真は無し。完全予約制なのでじっくり観ることはできないのは残念だが国宝の襖絵は何度観ても素晴らしかった。


・大徳寺 三門…階上に千利休の像があり、これに怒った秀吉が利休に切腹を命じた…


・高桐院(大徳寺塔頭)…紅葉は始まったばかりだったが、門から唐門までの雰囲気が良い。紅葉が進むとさぞ素晴らしいであろうと想像できる。
・黄梅院(大徳寺塔頭)…ここも撮影禁止。庭園を魅せる工夫がされており観ていて楽しい。初夏に来た際は実に様々な紫陽花が咲いていて夢中になった。

昼食後歩いて京都アルティホールに向かう。途中、茶道(裏千家)の解説書などを多数出している淡交社(出版社、社名は「君子の交わりは淡きこと水の若し」に由来するとのこと)を見つけ大徳寺の解説書を買い求める(大徳寺は千利休と関わりが深く、特に聚光院は菩提寺であり三千家持ち回りで命日茶事が行われる)

いよいよ公演。
開演前に音楽評論家の小味渕彦之氏による曲や演奏者の紹介がある。
前半は
Mozart/弦楽四重奏曲18番 イ長調 Kv.464
並び方は左から順に
Vn1:矢部達哉氏
Vn2:豊嶋泰嗣氏
Vc:上村昇氏
Va:川本嘉子氏
演奏が始まって気がついたが聴衆が非常に静かでノイズが殆ど聞こえない。
良く行くいずみホールやシンフォニーホールでは聴衆のざわめきや咳ばらいなどノイズが結構耳につき演奏に集中できないことがあったのと比べると本当に静かであった。
京都でのクラシック音楽会は初めてだが皆さんマナー・行儀が良いなぁと感心した。
ただ、2日間の歩き疲れからか心地よい音楽に包まれ意識が飛んでしまった(笑)

後半がいよいよ
Schubert/弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
並び方は左から順に
Vn1:豊嶋泰嗣氏
Vn2:矢部達哉氏
Vc2:原田禎夫氏(ゲスト、元 東京Q)
Vc1:上村昇氏
Va:川本嘉子氏
まず、Vn1とVn2が前半から交代している。アルティ四重奏団は曲によってVn1/Vn2が入れ替わると聞いていたが今回まさにそうであった。
そして、ゲストの原田氏がVc1/Vc2のどちらを弾くのか?そしてどこに座るのか?が気になっていたが、5人の真ん中であった。
私の席が前から4列目で左右的にはほぼ中央だったためVc2原田氏の顔や動きが実に良く見えた(これが後で利いて来る)

曲が始まると実に良いペース・リズムで奏でてくれる。
1楽章ではゲストの原田氏がVa川本氏の方に頻繁に目を向けていて、ゲストの立場で多少不安なのかなぁ?とも見えました。
チェロのピチカートはVc2の原田氏の担当でバロック音楽で言うところの通奏低音です。
右隣のVc1上村氏とは顔の輪郭も演奏も対照的で、聴いていて実に楽しい演奏でした。
なお呈示部の繰り返しは無し。まぁ長いから仕方ないですね。

2楽章の緩徐楽章になるとVc2原田氏が演奏の要と言うか音楽を作っているなぁと言うのが実感できました。
特にピチカート演奏をしながらVa川本氏やVn1豊嶋氏に目で合図を送っている、だけど豊嶋氏は凄い形相で集中していて原田氏の合図が見えているのかいないのか…そんなところまで良く見えました。
2楽章後半では豊嶋氏もピチカートが始まり、しかもピチカートと弓奏が交互に入る構成で、観ていてとても難しそうだと感じました。
それにしても至福の2楽章でした。
勿論3・4楽章も見事なアンサンブルで聞き惚れたことは言うまでもありません。
全体を通じて、とても良いテンポで、ため・間の取り方も素晴らしい演奏で、後日HungariaQ+Vargaを聴くと少し早く感じられるほどでした。

終演後ロビーで演奏者との交流会があり、原田氏と少し話すことができました。
東京Q在籍中にSchubertの五重奏曲をする場合はVc1だった。
抜けてゲストとして加わるようになってからVc2を弾いている。
他の演奏家でも大概ゲストVcがVc2を担当している…
Vc1,Vc2どちらであってもこの曲は大変素晴らしい曲だしとても好きな曲だ…
等の話が聞けました。

今回の音楽会は
・大好きな曲
・聴衆が静かで音楽に集中できた
・そして何より素晴らしい演奏
・実際の動き・表情が観られた
と好条件が重なって忘れられない演奏会となりました。
正直、これまで聴いた中で最も感動した生演奏となりました。
長々と書きましたが実に印象的な京都旅行となりました。


終演後のアルティホールを臨む

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SKALA

LYRA

SKALA

¥336,000(税込)

発売:2006年11月下旬

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本領発揮すれば凄い!

この度、LYRA SKALAを買いました。

SKALAを初めて聴いたのは、2008年1月に河口無線で行われたスキャンテック販売 試聴会
この時の機材は(カートリッジ)LYRA/SKALA~(ターンテーブル・トーンアーム)SPIRAL GROOVE/SG1 PHANTOM~(フォノイコ)AMPHION/PHONO3~(コントロールアンプ)LYRA CONNOISSEUR/5-0L LINE AMPLIFIER~(パワーアンプ)GLASS MASTER/SD-2 KR~(スピーカー)SONICS ALLEGRIAでスキャンテック販売取り扱い製品で固めた試聴会でしたが、その音に圧倒されました。
・突き抜けたような広帯域
・厚み・立体感・生々しさ
・特にジャズピアノにおける力強い低音
機材トータルでの音質であり、選曲も良いのは間違いありませんが、アナログでこの音が得られる!と衝撃を受け、この音に近づけたいとこれまで色々足掻いてきました。

SKALAに限らずLYRAのカートリッジはシェルを使わずストレートアームに取り付けるのが前提と言うことなので、スピーカー(Anima)・アンプ(SS-010)・フォノイコ(PHONO3)と徐々に揃えながらターンテーブルを検討、春先に逸品館限定のNottingham INTERSPACE HD/SEを導入して、PHONO3~(アンプ)~Animaの組合せを実現。緻密ながらも柔らかく立体的に音が広がる雰囲気を得ることができました。そして愈々LYRAカートリッジを導入しようと決め、某店Sさんに相談したところ、LYRAのカートリッジは生産数が少ない上、輸出に殆ど持っていかれるので国内向けは納期がかかる~覚悟して問い合わせてもらうと奇跡的に1箇月待ちで作ってもらえることになり注文していました。タイミングが悪いと数年待ちになる場合もあるとか。

で、やって来たLYRA SKALA。慎重にトーンアームに取り付け、位置調整~針圧調整(1.7g)~インサイドフォースキャンセラー調整を行って愈々音出し。機材はカートリッジ)LYRA/SKALA~(ターンテーブル・トーンアーム)Nottingham/INTERSPACE HD/SE~(フォノイコ)AMPHION/PHONO3~(コントロールアンプ)QUAD/QC24~(パワーアンプ)VitusAudio/SS-010~(スピーカー)SONICS/Anima。
1枚目は「Koch/Bach/管弦楽組曲3番」。「G線上のアリア(エアー)」で有名な曲です。最初の序曲では実に普通でうーん?と思ったが、「エアー」の頃になるとまず低音が延びて来る、低音が延びると広がりが増す。なるほど、低域は試聴会と同じく良く伸びているが少しバランスが崩れているかなぁ?と思っている内に1面終了。

次に、買ったばかりの「Richter/Schubert/ピアノソナタ21番変ロ長調」を入念にクリーニング~乾燥してかける。長大な1楽章、試聴会で感じた力強い低音の記憶が蘇った。低域が延びるだけでなく量感も凄い、見事なピラミッドバランスである。またピアノの低音が実に美しい。ただA面(1楽章)を聴き終えても高域が埋没して延びが無いのが気になる。続いて同B面(2~4楽章)を聴く。この面の中間くらいから高域が鳴り出してバランスが取れてくる。すると低域もさらに延びてあの「突き抜けたような広帯域」が感じられた。トータルで3面目でやっと本領発揮か。

1週間おいて今日は「Humair,Urtreger,Michelot/HUM」。手持ちではお気に入りのUrtreger(ピアノ)が参加している唯一のステレオLP。低域はA面から延び量感も十分、そして相変わらず高域は乏しい。それでも、Humairのドラムス・Michelotのベースが弾むようにプレイしているのが感じられて実に楽しい。迫力もある。音の分離・定位が良いのだろう。勿論Urtregerのピアノの低域は実に魅力的。Urtregerのピアノソロが堪能できる「ONIRICA」にLPがあればと悔しく思う。だがB面まで聴いても高域は鳴ってこない。

次に「Walter/Schubert/交響曲9番ハ長調」を聴く。A面(1・2楽章)は見事なピラミッドバランスだが低域寄りで推移する。しかし広がり・立体感は得られている。また、楽音の立下りが早いことに気付く。余韻が無いのではない。まず弓を止める・離す、息を止めるで直接音が止まるタイミングがこれまでより一瞬早く鋭く感じられるのだ。だから分離が良いのか?これまでは楽音が僅かに消えずに残り音を濁らせていたのだなと思う。
そしてB面(3・4楽章)を聴くと3楽章途中からやっと高域が延びて来る。そうするとWalter指揮のColumbiaが実に雄大に鳴り出す。広がりは更に増し、分離は良くなり、低域・高域ともに突き抜け、試聴会の感覚が蘇る。4楽章の最後はSchubertの生命への執着・生きる喜びすら感じられ、全身に感動が広がる…

本領発揮するのに3~4面待つ必要があり扱い難い(老眼には見えないほど小さいスタイラスチップも厄介)面もあるが、鳴り出すとやっぱり凄い!としか言いようが無い。試聴会の衝撃は本物だった!特にピアノは絶品です!

ここまで来るのに時間(と金)がかかったなぁと思う。また、小型のAnimaも環境を整えてやるとここまで鳴るか!と改めて思った。もうこれで良いだろう…ダブルアームにできるのだからそこをどうにかしたいとの欲望もあるし、電源整備も(SS-010うなり対策のためにも)やらないとなぁ

20120722

【SPEC】●発電方式:MC型●出力電圧:0.5mV(5.0cm/sec. Peak45°1kHz)●再生周波数:10Hz 〜50kHz●chセパレーション:35dB(1kHz)●内部インピーダンス:5.5Ω●カンチレバーシステム:ソリッドボロン・ロッド(Lyra original)・ダイアモンド・ラインコンタクトスタイラス(3×70μm)●負荷抵抗:100Ω〜47kΩ(昇圧トランスの場合10Ω以下)●針圧:1.65g〜1.75g●自重:9.0g(針カバーを除く)

マイルーム

6畳の魔窟
6畳の魔窟
持ち家(マンション) / 専用室 / オーディオルーム / ~6畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch

やっと、お見せできるレベルに達したので公開します。(2008年2月2日) 6畳の和室を横長に使って無理矢理4.0chを置いています。 アナログプレーヤー(Technics SL-1200Mk3)・デジタルプレーヤー(ESOTERIC SA-60)・フォノイコ(Ortofon EQA-333)・ラック(QUADRASPIRE Q4D)と左スピーカー(KEF Model205) 左スピー…

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