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香港高級視聽展2019 その4 DEVIALETのAXDについて

最近某ショップの記事が出たり某誌の記事が出たりで再び露出が増えてきている感がありますが、今回はDEVIALETについて少しばかり書いてみます。


まずは香港での画像でも。


会場内のブース


ソフト売り場にしれっと置いてあったPhantom


去年とは別のショップに訪問



???



音や基本的な機能についてここでは省いて、今回着目するのは『 AXD®(Active X-over Design) 』という機能についてです。『SAM』は知ってる人も少なくないし利用している人も割といると思いますが、『AXD』について日本語で書かれたページはまだ殆どありません。

公式の解説を機械翻訳すると概ね以下のとおりです。
https://www.devialet.com/media/picture/image/w/h/whitepaper_axd_2018_en.pdf


~~~AXD®は次のとおりです。
●Expert Proシステム内ですでに利用可能なDSPベースのクロスオーバーフィルターを使用して、デジタルドメインで実行されるスピーカーのアクティブクロスオーバー(X-over)設計。各スピーカーのアクティブプロファイルは、例外なく、作成者とデザイナーによって検証および署名されます。
●オーディオの歴史の中で最も短いアナログ信号パスで、歪みとノイズをさらに抑え、新しいレベルの透明性と精度を定義します。
●スピーカー設計者にデジタル領域でのみ利用可能なまったく新しい可能性を提供する、極端なハイエンドオーディオシステムの未来。~~~


要するにデジタル領域でのアクティブクロスオーバーを実現する仕組みだと理解しています。従来のパッシブ式と比較して多くのメリットが有るため、DEVIALETが一部のハイエンドメーカーと協力して開発をしているそうです。


~~~AXD®の利点は何ですか?
覚えておくべきAXD®の3つの重要な利点:
●AXD®は、スピーカー設計者に比べて優れた可能性を提供します。
パッシブクロスオーバー制約。
●AXD®は「より高い精度と純度」を可能にします:コンポーネントの公差は広がりません。パッシブクロスオーバーのパッシブコンポーネントによって誘導される歪みやノイズのない値(インダクタンスの非線形歪み、熱歪み、抵抗ノイズなど)。オーディオの歴史の中で最も短いアナログ信号経路。少ないほどさらに多くなります。
●AXD®は、増幅システムの効率と直線性を最大化します:アンプから供給される電力の100%がスピーカードライバーによって使用されます。アンプは、パッシブクロスオーバーによって熱として放散される余分な無駄な電力を供給する必要はありません。全体的な歪みレベルがさらに低下し、ダイナミクスが強化されます。~~~


これ実は結構なことだと思います。解説のページでシステム例がありますが、複数台のEXPERT PROとB&W(Original Nautilus)、YG、Vivid、Estelonなどの組み合わせが挙げられています。

DEVIALETの発想は従来のセパレートあるいは重厚長大思想とは大分方向が異なるもので、物量投入よりもテクノロジーの凝縮からのアプローチというイメージがあります。実際に所有して使用して他と比べると節々にそういった思想が見え隠れしますが、AXDもその一環ではないでしょうか。


さて、香港のイベントでは3台のEXPERT PROを用いて実際にAXDのデモをやっていました。



その印象ですが、




・・・・・・・・・




ここから先は君自身の目と耳で(ry




いや、技術がすげーとかDEVIALETがすげーとか言いたいんじゃなくて、別にDEVIALETじゃなくても応用出来ますがこういうのが小手先のセッティングとかアクセサリーよりもっと根本的な部分での改善・向上に繋がるんじゃないかなあと思うんですが。

あちこち回ってどうしようもなく気付いたことがあって、機材は所詮機材なので物理法則には逆らえず、電気で動いており、種々のテクノロジーが必要です。で、そこを軽視したり認識できなかったり知ろうとしない人の限界や天井は、ある一定以上に高くなることはないんですね。

知ろうとして行動するだけでもいつしかものすごい違いが出てくるわけで、いまそれを実感しています。地道な試行錯誤も時には必要ですが、一方で最新のテクノロジーを用いた問題解決にもよく目を向けるべきでは?と思います。

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卓越した技術と性能 或いは確固たる美学

DEVIALETは2007年に設立されたフランスのブランドである。独自技術のADH (AnalogDigital Hybrid)を用いた「D-Premier」が有名で、1つのボディにDAC・プリアンプ・パワーアンプ・フォノイコの4つの機能を兼ね備える。クロームメッキで鏡のような薄い筐体はひときわ印象的だが、実際に聴いたことがある人は意外に多くもないだろう。



日本に入ってきたのは2009年の暮れ、DynamicAudioにて取扱が始まり、2011年11月からはStellaが 輸入代理を行うようになった。モデル名はDEVIALET120、DEVIALET200のように出力で表され(本国名はEXPERT)、上級機になるほど出力が増し、多機能になる。技術的なことはこちら、機能的なことはこちらが詳しい。

その後、諸般の事情から2015年6月末をもってStellaは取扱を終了したが、しばしの時を経て、2018年6月1日より、デビアレの日本法人がアフターサポートを行うようになっている。


さて、2ヶ月前の4月1日だったか、我が家にやってきのはDEVIALETの250。ややこしいDEVIALETのラインナップだが、250は単独機としては事実上の最上位機になる(但しProとDualMonoは別)。それまで使用していたのはPSAudioのDSDAC(定価約70万)と、GOLDMUNDのMimesis9.2(定価約370万)であり、DEVIALET250には上記構成を超えるだけの能力を期待して我が家にお越し願った。



我が家の送り出しはいわゆるPCオーディオで、BTOPCに取り付けたLYNXのサウンドカード「AES16e」から、AES/EBUで出力し、DACで受ける構成を採っている。予てからより良いDAC/PREを探していたのだけど、条件はAES/EBU入力があることがマストだった。DEVIALETは意外なところで選択肢の1つとして浮上したが、当初は「プリメインアンプ!?」という先入観があった事は否定しない。

尚、PCは外部からの映像と音声を受けて編集することもあるので、ネットワークオーディオは我が家には馴染まない。複数台のPCも置くスペースがないわけではないけれど、操作を考えると極力1台で収めたいというのが正直なところだった。


そんな経緯があり、やってきた250を繋いで聴いてみる。接続ケーブルの関係で、まずはPC(AES16e)⇒DSDAC⇒DEVIALET250(アナログ入力)⇒CS6の構成となった。

一聴した感じは「カッチリ」「スッキリ」「シャープ」な感じ。MUNDも似た傾向があるけど、聴き込んでいくと結構、いや随分違う。響きが豊かで優雅で典雅、それでは緩く鈍いかというとそんなことは微塵もない。押し引きは寧ろ俊敏だけど柔らかさと俊敏さが相反せず、しっかり高いレベルで両立している。

更に聴き込んでいくとこれが凄い。特にローの質感、これまで以上に重く深い低音が、実に軽やかに、あっけないくらいに易々と出る。感度86dB、インピーダンス4Ω、質量81kg、鈴木先生じゃないが、CS6も鳴らしやすいSPではない。薄い筐体の「プリメインアンプ」がいとも容易く重量級のSPをドライブする様に驚きを隠せなかった。


冷静に見ていくと、スピーカーをグリップする能力が抜きん出ている。とは言え「どうだ駆動力が凄いだろう!!」といった押し付け感や強調感は一切ない。無色透明・無味無臭かと言うとそんなこともなく、気品と色艶、美しさと躍動感が見え隠れする。なんともまあ恐れ入ったもので、1週間と経たずに試用期間は終了し、即戦力として中核を担ってもらうこととした。

おっと、Mimesis9.2は当時のトップモデルとはいえ、流石に30年近く前のモデルである。MUNDはMUNDで良さはあるので、そこは全てを否定するつもりはない。



その後、長尺のAES/EBUケーブルを新調し、PC(AES16e)⇒DEVIALET250(AES/EBU入力)⇒CS6の構成に変更した。これだとデジタルで直結するのでRCAケーブルすらも要らなくなる。音は上記に加えて更に高精細・広帯域になり大変好ましい。低域を制御する動的能力もさることながら、ボーカルがなんと気持ち良いことか。そこに立っているかのように、澄んで浮かび上がる中高域は見事という他なく、あれよあれよと魅入られてしまった。


気になったのでネットでDEVIALET評を漁ってみたが、ダイナにあるこちらの記事が一番自分の印象に近かった。



この記事でも冒頭の紹介記事でもあるが、リモコン、特に音量調節は素晴らしい。多くのリモコンは「ボタンを押す」だが、DEVIALETのリモコンは「ボリュームノブを回す」である。これがやってみると実に愉しい。もはや快感と言っても良い。本体と同じ仕様なので、適度な質量、ほどよいトルク感、美しい質感があり、無線なので好きな場所に置ける。いつの間にか忘れていた「ボリュームを回す愉しみ」を、それはそれはスマートに提供してくれるわけだ。

ちょっとしたことかもしれないけど、リモコン1つとっても造り手の考え方というものが垣間見えてくる。つまるところそこは「コスト削減部分」なのか「付加価値を生み出す部分」なのか。DEVIALETがどちらかは言うまでもないし、そこにはただの見栄や自己満足ではない、美的感覚の違いというものも少なからず感じてしまった。


さてさて、美しい音質、快適なリモコンの他にも目を見張るところは多い。機能に関してはあまりに多岐に亘るので詳細は触れないが、例えば無線接続をすることで、最小限のケーブル構成で音楽再生をすることが出来る。本体内部は表面実装素子による回路基板で、ノンワイヤーというからこれも面白い。無用なケーブルを使わない構成にすれば、ケーブルのクオリティや素材をああだこうだ言わなくていいし、美観上もゴチャゴチャしない。その分のリソースを他に回すことで、既存のセパレート志向とはちょっと違ったアプローチが出来る。

また、複数のDEVIALETを使う応用例も豊富で、DualMono構成にして出力を増大させたり、マルチを組む事も出来る。チャンデバ内蔵のパワーとして使い、オリジナルNautilusを鳴らすことも出来るという。Munichでの写真があったが、一種の芸術品の様な構成だ。



そんなわけで、使い手次第で応用の幅も広く深く、これまでに無かった在り方を提供してくれる本機はまさに「Integrated」。200万を超えるプライスを納得させるだけの機能と、性能と、美学を備えている。2ヶ月間触れてみて、そのように理解した。

とは言ったものの、これが最高と言うつもりは毛頭ない。本機以上の情報量を持つDAC、魅力的な音色のPRE、力強く明瞭なPWR等々、値段に目をつぶって音に耳をすませば、他に良いものを聴いたことがないわけではない。本機をいつまで、どこまで使うかは分からないが、今のところ確かに自信を持って言えるのは、DEVIALETが自分の期待と想像を遥かに超えていたということである。

そして、ハイエンドとミドルレンジに見えない境界線があるとすれば、それはつまり・・・

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※引越したので現在は18帖の専用室です 部屋は24帖+α 構成はPC(LYNX AES16e)⇒DEVIALET800(AES/EBU入力)⇒THIEL CS6(WFBoard) ■室内配置 縦配置 横配置(現在はこちらを採用) 測定結果は[:URL=http://community.phileweb.com/mypage/entry…

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