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DP-700
¥1,155,000(税込)
発売:2007年12月上旬
DP-700 V.S. マランツSA-7S1

DP-700の購入きっかけは只のヤジウマ根性からでした。
DP-800/801とDP-500の登場から一年あまり、一体型で出るとしたら600か
700だろうと思っていた矢先での登場で、世間の評判もかなり上々。
それまでは国産最高峰の称号はSA-7S1でしたが、その牙城を崩す勢いで登
場してきたDP-700はやはり大いに気になる存在でした。
値段はSA-7S1の1.5倍以上で買うことは先ずあり得ないと安心し切った上
での自宅貸出し試聴経験でした。
試聴目的はズバリ、SA-7S1でOKの確信を得ること。
設置は、SA-7S1はそのままのサウンドトレイルのバランスケーブル接続で、
DP-700は付属のRCAアンバラ接続とし、入力セレクタで切替可能にしました。
第一印象はDP-700の音に繊細感はあるけど、SA-7S1と比べて優劣レベルで
云々出来るような差は無しとしうことで一安心。
小編成クラシック、ボーカル物、ポップス等いろいろ試しましたが、音色、
音像・音場表現のいずれをとってもDP-700に特別な魅力は感じませんでした。
しかし環境音の再生で、僅かながら聴ける音と聴けない音の存在が明らかに
なりました。
波が砕けて出来るゴボゴボという音が、DP-700ではちゃんと水の「ゴボゴボ」
音として認識できたのに、SA-7S1では何の音か分かりませんでした。
本当に小さな音で、そこだけに注意して聴かなければ気付かない音です。
聴き比べと思って細心の注意を払わない限りは分かりません。
なので、SA-7S1から買い換えようという気にまではなりませんでした。
しかし、SA-7S1も最初から満足のいく再生をしていたわけではなく、接続
ケーブルや電源ケーブルをそれなりに奢りました。DP-700は付属ケーブルの
ままです。この状態で買い換え欲求を起こさせるほどではないけれども、
性能的に、僅かながらも勝っていることを認識させてくれたことは事実。
この事実は実はとんでもないことではないかと思いました。
接続ケーブルをサウンドトレイルに変えたらどうなるだろうと思い、試して
みたのが運の尽き。音が出た瞬間に脱帽でした。
小編成でのクラシックでは、メイン楽器と他に3つの楽器で演奏しています
が、SA-7S1では、サブの3楽器はバックに徹し、DP-700では、サブの3楽器
もメインであるかのごとく自己主張をしてきました。音数どころか、楽器数
が増えたかのようです。
波の音では、波の砕ける音が波の後ろで常に聴こえていて、波しぶきが霧
となって空中に舞っているかのような表現となってしまいました。
気が付いたら、夜中の2時過ぎまでディスクをとっかえひっかえしていま
した。聴きなれたどのディスクも録音し直したかのような新鮮な味わいを
与えてくれるようになりました。
現在のDP-700はまだ機械としての「慣らし」の最中で、試聴時の表現に到
ってはいません。でも、多分あと数ヶ月で慣らしが完了すると思います。
その日が楽しみでしょうがありません。

【SPEC】●適合ディスク:2ch SACD、CD ●読み取り方式:非接触光学式 ●レーザーダイオード発光波長:SACD用 650nm、CD用 780nm ●サンプリング周波数:32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz(各16〜24bit 2ch PCM)、[HS-Link のみ対応 176.4kHz、192kHz(各24bit 2ch PCM)、2.8224MHz(1bit 2ch DSD)] ●DAコンバーター:MDSD方式(DSD信号)、MDS++方式(PCM信号) ●周波数特性:0.5Hz〜50kHz +0、−3.0dB ●全高調波歪率+雑音:0.0008%(20Hz〜20kHz) ●S/N比:114dB ●ダイナミックレンジ:110dB(24bit 入力、LPF:OFF) ●チャンネルセパレーション:108dB(20Hz〜20kHz) ●出力電圧/出力インピーダンス:2.5V/50Ω ●出力レベルコントロール:0dB 〜−80.0 dB(デジタル方式) ●消費電力:35W ●外形寸法:477W×156H×394Dmm ●質量:27.0kg