ヒジヤン
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昔(小・中・高・大学時代)大好きだったオーディオに、近年再度はまってしまった者です。

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カリヨン/幸田浩子 -調整用Discとして

あけましておめでとうございます。お正月は電源事情もよく、周囲も静かで試聴環境のSNがよいので、音が普段よりもよく感じ、オーディオ・ファンにはたまらないひと時ですね。

この日記は定点観測用・調整用のDiscとして使用しているカリヨン/幸田浩子のCDのことです。ちょっとしたきっかけがありましたので、このCDについて書いてみることにしました。

このCDは、今から10年ほど前に日本コロムビア・レーベルから発売されたソプラノ歌手:幸田浩子の2枚目のCDです。別サイトで話題にされていたので購入したものですが、選曲が親しみやすく、演奏も録音もよいのでお気に入りのDiscとなりました。しかも歌い手の幸田さんが、美人で歌も上手いときているのでたまりません。

しかしながら良く再生するには難易度の高いDiscです。マルチマイクの録音で、歌や楽器の音が明瞭に録られているにもかかわらず、その場で演奏しているような立体感も感じることが出来る録音だと思うからです。

少し話がそれますが、一つ一つの音を明瞭に録るにはマルチマイクでの録音が優れますが、立体感や臨場感に欠けてしまうのが難点です。立体感や臨場感を出すためは、ワンポイント録音が優れますが、一つ一つの音の明瞭さには欠けてしまいます。どちらがいいかは一概には決められませんね。
例えば、こちらのExtonレーベルのマーラー:交響曲第1番のDiscですが、マルチマイク録音盤とワンポイント録音盤の両方が発売されていますが一長一短で、どちらがいいかは決め難いと思いました。実際に、同じ場所で両方を聴き比べさせてもらったことがありますが、その場所ごとに印象も変わりましたし、同じお宅でも調整が進むと評価が逆転したこともありました。ただ、オーディオを趣味としている人は立体的な音像や音場を好む(目指している)傾向があるので、ワンポイント録音のほうが好まれる傾向があるように思います。

では、実際の生演奏を聴いたときはどうでしょうか?自分はステージの近くで聴くことを好みますので、編成が大きくても多くの楽器の音は明瞭に聴くことが出来ると感じています。そして、もちろん生演奏ですから立体感と言いますか臨場感があるのは当たり前ですね。ですので、一つ一つの音が明瞭で、かつ立体的な臨場感も味わえるような録音のものが好きです。

話をカリオン/幸田浩子のDiscに戻しますと、このCDは先のマルチマイク録音のよさと、ワンポイント録音のよさを兼ね備えているミキシングがされていると思えるのですが、それを再生する難易度が高いのです。だから調整用のDiscとして使用し、定点観測用のDiscとして聴き合っています。

CDの解説によると、録音した場所はイタリアのパドヴァ郊外にあるヴィラ・マルチェッロという、森の中にハンティング用のロッジとして建設された建物とのことです。

録音風景も掲載されていました。
2本のメインマイクと1本のボーカル用マイク、楽器用のマイクがパート毎に設置され、残響を拾うマイクも数本設置されています。(後半の2曲は、ピアノとオーケストラが入り、別録りの音源をミックスしているように聞えます。)

前段がながくなりましたが、このCDをどのように調整用に使用しているかです。このDiscの特徴として、どんな調整をしたオーディオで再生しても明瞭な音は出ると思います。ですが、定位が定まらなかったり、揺れてしまったり、響きも流れてしまったりで、目の前で演奏しているかのように再生するのはとても難しいです。模範とするのは録音風景の写真の様子で演奏しているように感じることが出来るかを指標としています。

サロンのような場所で、ボーカルを弦楽が取り囲むように演奏する情景を描き出すこととなります。マルチマイクで録ってミキシングされていますので、どのような情報が入っているかは計りがたいところがありますが、この録音風景を目指してミキシングされているはずです。

ここからは、これまでの各種の経験から思うことと、現在の自宅でどのように聞えるかを書いてみます。

<陥り易い現象>
・ボーカルの歌声が一点に定まらずに動いたり、揺れてしまう。
⇒調整を進めると、歌声はどの曲も同じ位置で再生され、正面を向いて歌い、歌声は動かない、揺れない。

・各曲にて、コントラバスの位置が不明瞭で、特に1曲目アヴェ・マリア(カッチーニ)では、ピッツカートの4回目(開放弦)の低音が異様に大きくボ~ンと響いてしまう。(大型スピーカーでも、小型スピーカーでも起こるケースがある。)
⇒調整を進めると、コントラバスの位置は弓で弾いても、手で弾いても、同じ位置から適度な大きさで聞えるようになる。(ただし、曲によりコントラバスの配置は変わり、コントラバスが入らない曲もある。)

このような現象は、特に1曲目のアヴェ・マリア(カッチーニ)がおき易いですし、調整が難しいので、1曲目に集中して調整すればよいと思います。

(こちらは、GRFさんが来訪されたときにお土産としていただいた写真を撮ったものです。白黒の方がマイクの配置などわかりやすいですね。)

<現在の自宅での定位>:ポイントのみ記載
1.アヴェ・マリア(カッチーニ)
・冒頭のチェロの主旋律は右前方に定位する
・同時にコントラバスは、センターやや右の奥側で弓弾きしている ⇒《訂正》コントラバスは、右側やや奥の位置で弓弾きしている
・続く、歌声はセンター前で揺れない(歌声に自然にかかるビブラートもチェックポイント)
・コントラバスは1分13秒のところから、手で弾くピッツィカートに変わる
この時に、先の弓弾きと聞える位置が変わらないこと
・コントラバスのピッツィカートは、4打目と6打目が開放弦のようで、響きが増すが大きな音にはならない。
・続きヴァイオリンが主旋律を弾く。冒頭のチェロと反対側(左前)に定位する。

2.アヴェ・マリア(バッハ/グノー)
・別録り?のパイプオルガンとのミックスで特にチェックポイントはない ⇒《訂正》別録りではないとのこと
・ボーカルの位置は、1のアヴェ・マリアと同じ。

3.オンブラ・マイ・フ(ヘンデル)~歌劇《セルセ》より
・この曲もパイプオルガンが入るが、途中からチェンバロと弦楽が入る。
・チェックポイントを置くとすれば、奥行き方向に定位する位置関係か。
 前から、ボーカル>チェンバロ>パイプオルガン
・コントラバスはセンター後方に定位する ⇒《訂正》コントラバスは右側やや奥の位置に定位する

4.涙の流れるままに(ヘンデル)~歌劇《リナルド》より
・この曲もチェンバロが入るが、ボーカルと低音楽器の位置関係の定位がチェックか。

5.アヴェ・マリア(マスネ)
・ハープが入り、左やや後ろに定位する。
・コントラバスはセンター後方に定位する ⇒《訂正》コントラバスは右側やや奥の位置に定位する

6.アヴェ・マリア(マスカーニ)
・この曲もハープが入るが、センター後方に配置され、コントラバスは右のやや前方に移動する。

7.禁じられた音楽(ガスタルドン)
・特に特徴なく、前曲とほぼ同じ。
・コントラバスはセンター後方に定位する。 ⇒《訂正》コントラバスは右側やや奥の位置に定位する

8.ヴィラネル(デラックァ)
・ハープとコントラバスが後方の左右に並んで定位する ⇒《訂正》6と同じ、ハープが後方のセンターでコントラバスは右のやや前方

9.くちづけ(アルディーティ)
・弦楽がやや下がった感じか。
・ボーカルは定位置

10.アリア(ヴィラ=ロボス)~ブラジル風バッハ第5番より
・特徴は、チェロとコントラバスの位置関係で、チェロが右前で、その後ろにコントラバスが定位する。チェロの音色とコントラバスの音色が混じらない。
・もう一つの特徴は、ほぼ初めから終わりまで続く各楽器のピッツィカート。このピッツィカートの定位も聴き所。

11.ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
・特に特徴なく、前曲とほぼ同じ。
・コントラバスは後方やや右に定位する。

12.カリヨン(ドンギア)
13.アメイジング・グレイス(トラディショナル)
・この2曲はベッペ・ドンギアのピアノが入るためか、ボーカル・ピアノ・オーケストラを別録りしたものをミックスしたように聞えます。

長々と書きましたが、カリヨンの定位の件は現在の自宅でどのように聞えるかを確認したものであり正解かどうかはわかりません。違いなどありましたらご意見いただければと思います。

また、定位する位置を感じることは人により少しづつ違いがあるように感じていますが、自分自身やオーディオ仲間の音を聴く時に、同じ指標で、いつも同じ土俵で正確に捉えることが出来るので、とても有効な特性だと思います。そして、使いこなしを追い込んでいかないと定まることのない特性ですので、サウンド調整に適した特性であり、有効な指標だと思います。そんな意味から、幸田浩子さんのカリヨンはベルウッドさんとの定点観測用・自身の調整用のDiscとして使用しています。

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今は大分変っているので、削除しました。

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