manbanzakuro
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ジャズ聴き。何より聴いて楽しい音と、オーディオの森をスローペースでさまよっているところ。  気がつくと、なんだか古いモノ、ついにはアナログに行き着いた模様、、。 だいたいに大雑把かつ無精。…

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アンプ漂着、

先月某日、飲んで帰った金曜の深夜、玄関先で到着を知ったJBLのプリメインアンプSA660は想像以上に小さい段ボール箱に収められており、持ちあげてみるとこれで大丈夫かと思うほどに軽い(11kg)。着替えもほどほどに、足元/手元に気を付けつつも、よろよろと自室に運び込み、おもむろに開梱。出てきた裸のブツをひょいとラックに乗せて、しげしげと眺め回してみると、なかなかの整った美人さんであることがわかる。オモテは引き締まったガンメタリック、この中に水滴のカタチの小さめの銀白のツマミ。ウシロのパネルには「!!!!!」とあり、赤ら顔で思わずニヤリ。国産機にはまず無い発想でしょうかね。ある程度の外観の衰えは仕方ないもの、大切にされてきたことはよくわかり、先ずはマル。





SA660は1969年に発表された製品で、家庭用アンプの最終世代。カタログ掲載はわずか二年間である模様。 長年オーディオと付き合っていますが、今更トランジスタアンプ初期の、しかもプリメインアンプが何よ、というのが正直なところで、まあ勉強のため、お聞かせ頂きましょうか、といった程度の期待。 結線して、スイッチオン、、、。ショックノイズはかなり小さく、まあ、ここもマルですな。 酔っており、もはや何を聴いたか思い出せませんが、最初の音出しの感想とは、「うーん、申し訳ないが、これではいかん。小ぢんまりと小さくまとまってしまっている。そもそも音が前に出てこない。まあ、古いもので仕方なかろう、こんなもんか」ということで、その夜はそのまま、気がつくと就寝。

さて翌日は土曜で、ありがたい休暇。 幸い電源オンのままでもあり、朝からもう少し音楽を聴いてみることに。 CDプレーヤーの辺りにはいつもバラバラと30枚程度のCDが転がっているところ、たまたま上の方にあったピーターソンの定盤を手に取り、本を片手にソファに寝そべり、プレーボタンをポン。 伸びとアクビをしていると、なにやら右側から聴いたことのない豊かで沈むベース、続いて左寄りからのピアノは何時にも増してというか、初めてというほどコロコロ具合が瑞々しい。一体どうなっているのだと、むくむくと起き出した次第。 ほどなく、やはりどうもタダごとではないとのことで、気がつくと姿勢も前傾になり、それから手当たり次第に聴きまくることに。 アンプは昨夜とはまるで違う塩梅で、一晩かけてお目覚めということである模様。

一聴して、まずは中域から低域にかけての力感が凄い。15インチ2発がこの小さなアンプに自在に操られ、スピーカーがまるで喜んでいるかのよう。 聴きこんでみると、それぞれの楽器の音がリアル、生気に満ち、更にはなんというか演奏者のエモーショナルなところをよく表わす気がする。 そして何よりも素晴らしいことは、音楽がウキウキとスイングすることだ。 ピアノトリオ、ホーンカルテット、2~3管、ビッグバンド、ヴォーカルと、どのジャズも文句なく楽しく。これがJBLの狙う音であったかと、初めて思い知らされた気分。もうだんだんと最後の方はお聞かせ頂くような様相となり、まことに恐れ入った次第。いや、ありがとうございました。

客観的でクールな表現。とはいえ、冷たくはなく。 整然と音楽を整えて、聞き手との間に少々距離をおいた提示の仕方。従い、聞き手はこれを手繰り寄せるため、次第に音量が上がることに。 ほんの少し、ほんの気持ち、「音のエッジ」を立てる音作り。JBLは60年代央からLEシリーズを発表しますが、この頃のスピーカーに少々通じる音作りといえば、通じますかね。これがこのスイング感を生むのでしょうか。 

評論家のどなたかが、一ノ関の名店のJBLアンプの維持について、これがどれほど大変かということを書いておられたのを覚えている。所有者としての資格が問われるというもの。 またあるアンプ製作者からは、真空管アンプに比べ、トランジスタアンプはいかに長らくの維持が難しいかという話も聞いたことがある。 そんな「いろいろ」を前に少々ためらいはするものの、とはいえ、こうも愛聴盤のどれもが素晴らしいとなると、まあ何とかなるでしょうと楽観しつつ、このお嬢さんを譲って頂くしかなさそうである。現オーナーは本機を店のイベント等で使用中とも聞くところで、この度の「愛娘の見合い」にはタメライもあったようでしたが、まあ他にもJBLアンプばかり複数を保有しておられることでもあり、笑。

ということで、これにて漂着、我が家のメインシステムは以下のよう、極めて小さく、シンプルなものに。どんどん古い機器構成になってしまうのは自分でも不思議ながら、まあ、聴いている音楽がそもそも古いわけで、音楽の方が呼び集めているのでしょうと勝手に納得。

Studer A730 / Luxman D-08 → JBL SA660 → JBL Harlan (D130x2, LE175DLH)



今後は漂着したこの島を、奥まで探検してみることに。この先一体どうなるかは、まるで謎ながら、まあこれまでもこれからも、マイペースで勝手気ままに、耳と心とご縁のままに。 先の艶やかな300Bアンプは平日深夜用としてJBLアンプとの穏やかな共存をはかりましょう。

おしまい

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L-305

LUXMAN

L-305

¥315,000(税込)

発売:2012年6月下旬

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愛らしい、、

店で短時間聴きましたが、音は厚く、暖かく、思わず顔がほころんでしまうほど。小さなSPでの試聴でしたが、他社の高額セパレート機よりも私には魅力的に聴け、いたく感心。 小さくて軽く、機能は豊富で、デザインも個性的。 先々仮に単身赴任なら、(今日のところは 笑)、これを連れて参りたく。 スピーカー選びもまた別な楽しみ。

【SPEC】●連続実行出力:50W×2(8Ω)、75W×2(4Ω) ●入力端子:ライン×3、フォノ×1、録音入出力×1、セパレート入出力×1 ●消費電力:117W ●外形寸法:400W×169H×330Dmm ●質量:15.0kg

マイルーム

出会いとご縁、ということで
出会いとご縁、ということで
持ち家(マンション) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch

50-60年代のジャズとキースジャレットが楽しければ、もうそれでよし。 スピーカー: JBL Harlan (D130x2,LE175) ALTEC Dig Mk2 アンプ: JBL SA660 JBL SG620 JBL SA640 アストロ電子企画 300Bs レコードプレイヤー: EMT 930システム + Thorens MCH-1 デンオン D…

所有製品

  • カートリッジ DENON DL-102
  • カートリッジ EMT TSD15
  • SACDプレーヤー/トランスポート LUXMAN D-08