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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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ドレスデンの音楽の現場 (ドイツ音楽三昧 その8)

前回のドレスデン訪問は、ゼンパーオーパーの初体験ということに終始してあまり市内観光はできませんでした。12月の寒い時期ということもありましたし、街はドイツ一といわれるクリスマス・マーケット一色だったからです。

今回も音楽会そのものは、やはり、ゼンパーオーパーでのオペラですが、余裕のある昼間の時間には市内散策も楽しみました。ドレスデンの音楽ということでは、前回、見過ごしていたとある教会が気になっていました。



それは、ドレスデンを代表するオーケストラであるシュターツカペレ・ドレスデンの録音会場であったルーカス教会。

シュターツカペレ・ドレスデンは、言うまでもなくドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)専属のオーケストラのことですが、もともとは1548年にザクセン選帝侯の宮廷楽団として設立された現存する世界最古のオーケストラ。やはり宮廷に属していた歌劇場へのお勤めが正式名称となりましたが、戦前からドイツの名門中の名門オーケストラでした。

その本拠地は、シンフォニーコンサートであっても歌劇場であることはミラノのスカラ座管弦楽団と同じですが、その本拠地のゼンパーオーパーは大空襲により崩壊焼失し、再建される1985年までは本拠地がなかったのです。ですからそれ以前の数々の名録音は別の場所での収録でした。その録音会場であったのがこのルーカス教会です。ネットで検索してみると今でもコンサート会場として使用されているとのことでした。



場所は、中央駅をはさんで旧市街、新市街とは反対の南側の住宅地のなかにあります。訪問してみると、残念ながら外装修復工事の真っ最中でその正面外観は足場で覆われてよくわかりませんでした。



中に入ってみると、地元の若者のバンドが練習セッションのようなものをやっていました。PAを使用した演奏ですが、アコースティックを体験するにはもってこいです。

この教会のサウンドについては、以前、日記に書いたことがあります。ネットの情報や当時の録音から想像力をたくましくして勝手なことを書きました。クラウディオ・アラウの「皇帝」の録音から抱いた印象は「ベルリン・ダーレムのイエスキリスト教会と同じように、教会なのに残響が残りすぎず、響きがクリアで理想的なホールトーンがする」というものでしたが、実際はぜんぜん違っていました。



バンドの演奏を聴いても、残響が長く豊かな、典型的な教会の響きがしました。どうも東独シャルプラッテン(VEB Deutsche Schallplatten Berlin)は、こういう響きの豊かな空間を好んだようで、西独DG(ドイツ・グラモフォン)が使用したベルリン・ダーレムのイエスキリスト教会とはずいぶんと違う響きです。レコードとしての出来上がりはともかく、どちらかといえば放送スタジオに近いクリアな音響環境であるイエスキリスト教会のほうが例外的だったのかもしれません。意外な気がしてなりませんでしたが、フィリップスもコンセルトヘボウなど残響豊かなホールで鍛えられていて、シャルプラッテンとの協働のなかで東側の音楽現場でも幾多の名録音を残したということでしょうか。



ドレスデンには、もうひとつの名門オーケストラであるドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団(Dresdner Philharmonie)があります。日本人にはあまりなじみがなくて地味な存在ですが、創立は1870年と古く、パウル・ファン・ケンペン、クルト・マズア、ヘルベルト・ケーゲル、マレク・ヤノフスキ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスなどそうそうたる顔ぶれが首席指揮者を務めています。現在は、ミヒャエル・ザンデルリングが首席指揮者を務めています。



この楽団の本拠地がわからなかったのですが、何とホテルのすぐ間近にありました。前回はこの辺りもクリスマス一色の満艦飾で目立ちにくかったですし、周辺も工事でいささか雑然としていたからでしょう。建物は、四角四面のまったく面白みのないもので、壁面にはDDR(旧東独)の遺物としか思えない社会主義のいささか時代がかったレリーフがあったのでそういう文化施設だとは思わなかったので見過ごしていました。



今回も日程がうまく合わず、この会場でのドレスデン・フィルの演奏は聴けませんでしたが、その本拠地の所在が確かめられてなんだかほっとしました。

さて、夜はいよいよゼンパーオーパーでのオペラです。

(続く)

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