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理想の音楽再生境の只中

私の書斎に、新しいプリアンプが導入されました。


目玉の飛び出した金目鯛の如きプリアンプDartzeel NHB-18 NSです。大変めでたい金色(グリーミング・イエローとメーカーは呼ぶ)をしています。

制作者のハーブ・デレトラは、「一目でダールジールの製品とわかるアンプにしたかった」と述べ、「どんな製品とも似ていない独自のものとして認識してもらえるようなデザインにしたつもり」と言っています。そんなデザインですね。好みは分かれると思いますが、わたしはこのデザインが好きです。




●NHB-108 モデル・ワンとNHB-18 NSの組み合わせ

これでdartzee純正の組み合わせが実現しました。ダールジールのプリアンプと純正パワーアンプにより表現される「音楽再生」を素人ながら解析してみます。

高域も低域も伸び方はごく普通。音数もそれなりに多いですが、特筆するほどではありません。特別な迫力があるわけでもない。どちらかというとおとなしい「普通の音」です。

けれどもその「普通の音」の奥になにかがある。どんな音楽を再生しても、同じアルバムを繰り返し再生しても、大きな感動があるのです。言葉では上手く表現できませんが、「音楽性」はきわめて高いレベルにあるのではないかと思われます。


このアンプの奏でる音楽の特徴は「歪みの無い純度の高さ」、「自然な透明感」、「心地よいセパレーション」です。


極限まで回路をシンプルにし、純度を高めた結果、その奏でられる音楽の微細さは、驚くほど高いレベル音楽を奏でてくれるのです。


●AYRE KX-Rとの比較試聴


Dartzeel NHB-18 NSを導入する際、比較検討したのは、AYRE KX-Rです。 KX-Rを自宅試聴し、NHB-108 モデル・ワンに接続しました。たちまちシステム全体が濃密なKX-R色で塗りつぶされました。KX-Rはまるでパワーアンプのようなプリアンプです。低音が特に優れていると感じました。手綱を握るタイプのプリアンプなのですね。色も濃いし、強力な個性がある。Ayre(そもそも空気の意?)という感じでは無いです。


(画像は試聴機です。格好いいです)

大地から低音のうねりがあがり、大気に拡散していくような音楽再生です。すべては KX-Rの独壇場となり、音楽が響き、はっと気づくと、魅惑の音楽再生にのめり込んでいたということになる。システム全体の音がぐんとよくなりました。

迫力はあるのですが、KX-Rの押しが強すぎる感は気になりました。好みとしてはもっとリラックスして聴きたいので、私の求める傾向と異なっていました。


●Octave HP500SEとの比較試聴



Octave HP500SEは優れたプリアンプでした。フォノ回路も優秀で、このプリアンプで満足であり、不満なく、ほぼ理想の音楽再生をしてくれ、dartzeel NHB-108 モデル・ワンとの相性もよかったのですが、dartzeel NHB-18 NSと比較してしまうと、少し肥大した音像や、軽く芯が細く神経質な音が目立ってしまいました。



●プリも合わせてdartzeel

dartzeel NHB-18 NSは、KX-Rほど押し出しが強く濃くも無い。けれども消極的というわけではなく、薄いというわけでもない。NHB-108 モデル・ワンと組み合わせると、透明度やセパレーションのよさを上手に引き出してくれます。このあたりはさすが純正のペアだと思いました。絶妙のよいバランスです。プリとパワー間が、電流伝送接続ができるので、音の鮮度は更に凄いものになります。

KX-Rに比べると、引き腰的な音楽再生となり、訴えかけてくる「情動感」は減り、少し客観的な再生になるのかな。



(画像は試聴機です)

ボディ色が金色と赤という非常に個性的な特徴を持っているのですが、奏でられる音もこれに象徴されるように、高貴で、土臭さは皆無。純度の高さと、超忠実な原音再生です。

まるで目の前でオーケストラが演奏しているかのような感じ。ホールは小さめのホールです。吸音設備のよく整った小さめのホールで、観客が一人もいない専用コンサートを聴いているかのような気分になれます。


非常に優秀なフォノ・イコライザーも付いていて、アナログ再生も甘美にOKです。出力は、アンバランス×1。バランス×1。これに加え、BNC(電流伝送)出力×3があります。

Dartzeel NHB-108 モデル・ワンとの接続は専用ケーブルでこの電流伝送を用いますが、メーカー推奨のこの接続は他の接続に比べ、ますます純度が高まります(dartzeel NHB-108 モデル・ワンはバランス接続よりも、アンバランス接続の方が音がいいです。更に電流伝送だと、すべての極小ノイズまで消滅し、音の分離が克明に浮き上がり、解像度が上昇するような気がします)。バッテリー駆動の機能が付いており、電源ケーブルを抜き、バッテリーで駆動させると、静けさが増します。


純正の組み合わせの魅力は抗いがたく、やはりこれしかないと思い、プリアンプはNHB-18 NSに決定です。


ちなみに愛用スピーカーは、ガルネリメメントですが、相性もいい感じ。いつかアマティやストラティバリを鳴らせたらいいなー。


●ダールジールの音楽再生のイメージ


まるで天上世界から、高次元の光が下りてきて、雲を金色に染め上げているかのよう。たなびく雲の合間から、光の筋が地上を照らしているかのよう、イメージ的にはこんな感じでしょうか。

まるでターナーの最晩年の絵画(注)のよう。長く音楽を聴いていると、身体中が(あるいは心まで)金色の光に染まってしまうような心地よさがあります。


ダールジールのパワーアンプ導入によって、理想の音楽再生にぐんと近づいたと書いたのですが、今回のプリアンプの導入によって、「理想の音楽再生境」の只中にあるのではないかと思えるようになりました。


Dartzeelのプリアンプ・パワーアンプを紹介してくれ、試聴させてくださった某オーディオ・ショップの誠意溢れる店員さん達に心から感謝いたします。


(注)ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775 – 1851)。イギリスロマン主義の画家。第一期は、主題が中心に描かれた風景画の時代、第二期は風景の中心に広い空間が開けてくる時代、第三期は開けた空間に光が現れた時代、第四期はその光の中に何らかの姿が描かれた時代、そして最後は風景全体が光で満たされた画風となる。

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