コミュニティーの皆さん、こんにちは。
マッキントッシュの真空管アンプ、MC275Rの音色に魅入られ、あれやこれやと試聴した内容を勝手にシリーズ化し、日記にしているHアトムです。
「真空管アンプに魅せられて~Ⅴ」を何とか書き上げる準備が出来ました。
今回もマイナーな内容で恐縮なのですが、興味のある方にご覧頂ければ幸いと思います。
それでは・・・
前回までは、MC275R2台によるブリッジ駆動とバイアンプ駆動の比較試聴と、MC275R1台とツインによる駆動の違いなどを日記にしてきましたが、今回はMC500(トランジスターアンプ)を加えてのバイアンプ駆動と、真空管アンプ2台によるバイアンプ駆動との比較試聴の結果を日記にしてみました。
今回、試聴に使用した主なディスクは
○ ジェニファー・ウォーンズ~「ザ・ハンター」
(残念ながら「田舎のおじさん」が所有しているようなクリスタルCDではなく、24K GOLDバージョンです。)
○ ケルティック・ウーマン~「ビリーブ」
○ クリス・ポッツ~「イン・ボストン」
(ライブバージョン)
○ 藤田 恵美~「カモミール・スマイル」
(SACD)
○ サリナ・ジョーンズ~「サリナ・シングルズ・Jバラード」
○ 「アダージョ・モーツアルト」~クラシック
(POCG-3515)
○ ドボルザーク「新世界より」~クラシック
(35TC-3)
などです。
最初にMC275R2台による、バイアンプ駆動からの試聴です。
この結果については、前回の「真空管アンプに魅せられて~Ⅳ」の時にも書きましたが、MC275R2台のブリッジ駆動よりも 力強さと勢いには劣る ものの、高音域と中音域に余韻というか響きが味付けされ”音色に潤いとしなやかさ”が増して、私としては結構、魅力を感じるものでした。
前回では、クラシックを試聴していませんでしたが、今回、クラシックをじっくりと聴いてみたところ、そのことを改めて強く感じた次第です。
大胆な表現をしてしまうと、私のオーディオシステムでは、乗りと勢いのあるジャズとポップスなどに関してはMC275R2台によるブリッジ駆動がお薦めで、癒しと落ち着きを求めるようなクラシックやアコースティックミュージックなどではバイアンプ駆動というところでしょうか。
でも、どちらの駆動も私にとっては甲乙付けがたいものであることは間違い在りませんが・・・。
次に、トランジスターアンプと真空管アンプによる混成バイアンプ駆動についてです。
MC275Rを中高音域側に接続し、MC500を低音域側に接続して、試聴を行いました。
その理由については以前の日記にも書いていますが、MC500を中高音域側にして試聴してみたところ、低音域が力不足に、そして中高音域に潤いというか艶めかしさが感じられなかったからでした。
今回の混成バイアンプ駆動は、MC275Rを年明け早々に導入する以前にマイシステムに既に組み込んでいたのですが、今回、改めて試聴をしてみると、満更でもありませんでした。
真空管アンプ2台によるバイアンプ駆動が奏でる音楽より、私としては好印象を受けました。
最も魅了されたところは低音域で、MC500の潜在能力を今更ながら思い知らされたという感じです。
低音域の”スピード感と漲る力感”は、MC275Rをモノ駆動で使用しても残念ながら力及ばすでした。
これなら、聴く音楽のジャンルに選って駆動方式を変える必要は無いだろうと・・・。
しかしながら以前には気が付かなかったのですが、今回の試聴で判明したことがあるのです。
それは、MC500の侮れぬ底力にMC275Rが若干なのですが、力負けしている感が。
音楽的なバランスに例えると、正三角形的ではなく鈍角的なピラミッドになっていて、低音域方向に比重がかかり過ぎているのでは・・・と気が付いたのです。
ドンシャリ的な音が好みの私としてはそれ程、問題視してはいなかったのですが、MC275RがMC500に力負けしている分、中高音域が多少、控えめになっている状態に聴こえてしまうことを知ってしまうと、以前とは違い何かしら一抹の・・・を覚えるHアトムなのです。
今回もこの様な長々とした日記になってしまいました。
最後までお付き合い頂き、本当にありがとう御座います。
最後に文章だけでは、終わりまでお付き合い頂いた方に申し訳ありませんので、口汚しと言っては何ですが、写真を添付させて頂きました。
(しかしながら、最新の写真ではなく申し訳ありませんが・・・。)
MC275Rを追加導入する以前

MC275Rをもう1台、追加導入した後

追伸
次回の「真空管アンプに魅せられて~Ⅵ」も予定していますので、その節もどうかお付き合いの程、宜しくお願い致します。
(しつこく続けて申し訳ありません。
もう少しでこのシリーズも終演を迎えますので・・・。)
以上です。