takhag
takhag
9.5畳専用室で2chオーディオと7.1.2chAVシステムの両立を目指しています。その他に家族で楽しむリビング7.1chも構築しました。日々グレードアップを画策中です。

日記

お気に入り製品

最新の日記

有機EL Sony KJ-55A9G キャリブレーション

前回の導入報告(http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-274.html)に続き、今回は、キャリブレーションの報告をします。

KJ-55A9Gの購入理由の一つは、Portrait Displays のディスプレイキャリブレーションソフトウエア"CalMAN"によるオートキャリブレーションに対応したことがありました。
画面にセンサーを取り付け、入力された映像信号に対し、正確に再現されるよう校正するのがキャリブレーションです。テレビやプロジェクターを作る側は、「綺麗に見える」ことがお客様に買ってもらえるかどうかの基準になってしまうので、どうしても映像を強調したり色味を変えたりしてしまいます。映像作家や放送側の意図通りに再生しようとすると、残念ながらキャリブレーションは必須になってしまいます。

通常はビデオプロセッサで入力HDMI信号を補正してディスプレイに出力し、最終的な画像が正確になるようにします。(逆補正という感じ)
KJ-55A9Gを始めとするCalMAN対応のテレビは、そのビデオプロセッサをテレビに内蔵したとイメージすれば良いと思います。

今回購入した後、しばらくはキャリブレーションは行わず、ソニーお勧めの「スタンダード」で見ておりました。前回レポートしたとおり、その「スタンダード」さえ、ギラギラ、色オーバーです。BDレコーダーのGUIや民放バラエティの原色キャプションが目に刺さります。
耐えられず、早々にキャリブレーションするに至った次第です。

詳細のキャリブレーション方法は、エディピットさんのホームページ(http://www.edipit.co.jp/products/detail.php?id=194)に詳しい情報が載っていますので省略します。
1点、Sonyさんのとっても残念なところは、せっかく「ビデオプロセッサ」は内蔵したのに、「内蔵パターンソースジェネレータ」を省略してしまったところです。メーターとPCは仕方ないですが、さらにパターンジェネレータまで外付けしなければならないなんて・・・。正直ありえないと言っても過言ではないと思います。パナソニックさん他は、内蔵されているようですので、猛省を促したいところ。
仕方なく私は2K時代のDVDO Duoを引きずり出して、パターンジェネレータとして使用しました。

それでは、測定結果です。

まずは、グレイスケール。色温度6500K、ガンマ2.2を基準としました。R、G、Bの3本のグラフが、中央のゼロの線に乗るのが正確な表現です。
上からソニー推奨の「スタンダード」、映画モードである「シネマ」、最後にキャリブレーション後のグラフです。グラフの上の数字が、平均エラーDeltaEで小さいほど良い結果です。

「スタンダード」:エラー11.2
「シネマ」:エラー4.1
「キャリブレーション」:エラー0.4

「スタンダード」は色温度が盛大に青側にずれています。「シネマ」は色温度は正確ですが、中間を映画っぽく見せるために暗くしてあります。「キャリブレーション」は、ほぼ正確。

続いて、カラーチェッカーです。各カラーのドットが、四角い枠に入るのが正確な表現となります。

「スタンダード」:エラー9.0
「シネマ」:エラー6.0
「キャリブレーション」:エラー0.8

「スタンダード」は3原色の色域を広げより鮮やかに見せようとするあまり、水色・紫の位置もすっかりずれています。すなわち、作家さんが「水色」と思って出した映像は水色になりません。「シネマ」は、全体にすこし拡張しているもののほぼいいところに行っています。「キャリブレーション」は完璧、と言いたいところですが、3D Lutではないため、中間調がちょいずれ。

実際の映像です。デジカメで、露出固定で、画面を撮影しています。「スタンダード」と「キャリブレーション」の比較を並べます。

BDデモ映像
「スタンダード」
「キャリブレーション」
BD映画屋外シーン
「スタンダード」
「キャリブレーション」

「スタンダード」は、明るさのみならず、人肌が青白かったり、作業員のおじさんのTシャツの赤もギラギラ等、色がやはりおかしいのがデジカメでもわかります。
「キャリブレーション」は地味に見えますが、これが元々の映像作者の意図というところでしょう。

キャリブレーションを行うことによって、我が家のKJ-55A9Gは実力を発揮しました。何を見てもその映像の美しさに見とれます。買った状態でなんでこうならないんでしょうか?それは我々パッと見で「綺麗!」「暗い!」とか判断してしまうユーザーにメーカーが合わせてしまっているわけで、ぐるっと回って自分たちのせいでもあるんでしょうね。

向上代はとても大きいですので、機材をそろえるチャレンジが可能な方には、ぜひお勧めします。

って言われても、そんなの無理!という方には、せめてもの情報ですが、ソニーのお仕着せセッティングの中では「カスタム」の「標準」が比較的エラーが小さいことをご報告しておきます。グレースケールのエラーは2.1、カラーチェッカーのエラーは2.5です。
この「カスタム(標準)」をベースに、明るさを調整し、色以外のデジタルリアリティクリエーションやノイズリダクションを好みに設定するのが、キャリブレーションを行わない中での次善策となります。お持ちの方は、ぜひ一度お試しを!

**写真の豊富な同内容の記事はブログにて**
http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-275.html

最新のレビュー/コメント

DLA-X770R

JVC

DLA-X770R

¥OPEN(予想実売価格900,000円前後)

発売:2016年12月下旬

製品DBで詳細を見る

この製品にレビュー/コメントを書く

ほかのユーザーの登録・投稿を見る

DLA-X9からの乗り換えです

我が家のプロジェクタは JVC の DLA-X9 でした。
導入時より驚愕の高画質を見せてくれていましたが、ランプが、低モードでも、あっというまに暗くなるのが難点。また、当然 2K のみとなります。

今回、某所で、店頭展示品ということで、DLA-X770R を購入しました。4K への興味と、店員さんの「全く違うくらい良くなってますよ・・・」との言葉にも背中を押されました。

こちらが購入した DLA-X770R です。
外観は X9 と瓜二つ。

天面(天吊の場合は下面)に、注意事項の黄色いステッカーがつきました。また isf 対応の紋章も追加。

X9 では神々しく光っていた前面の X エンブレムが無くなったのはちょっと寂しいか?
しかし、言わなければ、家族には「ばれない」レベルの外観変化です。

ちなみに、3D エミッターは、無線タイプが標準ですが、X9 に使っていた赤外線タイプも問題なく使用できました。

それでは、画質比較です。
まずは驚いたのは、明るさの変化。交換して画像を出し始めた瞬間に「明るい・・・」と思うほど。
そして、解像度の高さ。くっきり、しゃっきりという感じです。
またコントラストは、X9 もかなり優秀でしたが、さらに黒が沈み込む感じです。

デジカメ写真を撮ってみましたが、明るさを合わせたら、ちょっと違いが分かりにくくなってしまいました。参考までに載せておきます。

DLA-X9
DLA-X770R

くっきり・しゃっきりした DLA-X770R の優秀さと同時に、2K のみなら、X9 のこってり感もまだまだ行ける感じはしました。

4K e-shiftの効果も撮影してみました。元画像が 2K ですが、上の場面の木のコブの拡大です。
e-shift無し
e-shift有り
メッシュ感が無くなっていることが分かります。この写真以上に動画では、解像度の高さを実感できます。

以上、良いところばかりを書いてきましたが、残念ながら DLA-X9 に対して圧倒的に悪化しているところもありました。
それは、入力画像の検出精度の低さ。4K 化の影響かもしれませんが、うまく入力信号を捉えられないようで、やたらと信号を誤検知し、画像が表示されない現象が起こります。我が家の BD プレーヤーは、Oppo の BDP-95 なのですが、DLA-X9 では普通に再生されていた BD-3D が全く再生できなくなりました。(1920 x 2250 の縦長信号と誤認する。)
BD-2D ですら、時々映らないことがあり、AV アンプの入力を切り替えたりして何回かトライするはめになっています。
販売店さんによると、故障ではないとのこと。AV アンプとの相性もあるとのことですが、時代進化の悪影響でしょうか・・・?今後の改善を望みたいです。

では最後に、UHD ディスク(DTS demo) の再生画像も載せておきます。(プレーヤーは、上記 BDP-95 の相性テスト用に泣く泣く購入した SONY UBP-X800。)

解像度、発色ともに、やはり 2K を圧倒します。
コントラストでは、HDRは効果大ですが、ここまで来ると DLA-X770R ですら光量不足で、ランプ低にすると少し苦しいかなと思います。(上の写真はランプ低)

**同内容のプログはこちら(写真が豊富です)**

【SPEC】●表示デバイス:0.7型「D-ILA」デバイス(1,920×1,080)×3 ●解像度:3,840×2,160 ●投写サイズ:60型〜200型 ●明るさ:1,900lm ●コントラスト比:ダイナミック…1,300,000:1、ネイティブ…130,000:1 ●入力端子:HDMI×2(3D/Deep Color/HDCP 2.2対応) ●出力端子:トリガー×1(ミニジャック、DC12V/100mA)、3Dシンクロ×1(ミニDIN3pin) ●消費電力:380W(通常待機時…1.5W、エコモード待機時…0.4W) ●外形寸法 :455W×179H×472Dmm ●質量:15.6kg

マイルーム

専用室+リビングシアターで邁進中!
専用室+リビングシアターで邁進中!
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / 8ch以上

9.5畳間の専用ルームと家族と過ごすリビング・シアターの二本立てで構成しています。 9.5畳間は、2chオーディオと、プロジェクタ中心のビジュアルです。 リビングは家族で気軽に楽しむ55インチ有機ELシアターです。 以下、機材を紹介します。 (写真は機材の入れ変えについていけず、古いのもあります。) <9.5畳専用ルーム> ・全景 ・メイン2chデジタル系 アンプ: E…

所有製品