AUDIO MACHINA
CRS
¥OPEN(予想実売価格1,470,000円前後/ペア)
発売:2010年
是非、多くの人に聞いてもらいたいです
我が家にある二つのスピーカー、CRMとプラチナムのスタジオ1で色々と遊んで、大体の印象が掴めたので、レビューさせて頂きます。
通常サブウーファーと言うと、聞こえなかった低い音が聞こえるようになるのが最大の効果だと私は思っておりました。
もちろん、そういう意味での効果も素晴らしく、フロアタムやアコギ・ウッドベース等の胴鳴りの深い響きもリアルに再生されるようになります。
でも、一番の効果はメインスピーカーの音がぐんと良くなることです。
具体的に言うと、魔法にかかったかの様に音の彫りがとても立体的になり、スケールがとても大きくなります。これは両方のスピーカーで同じ効果がありました。
音としては、ギンギンに締め上げた様な硬質な低音でなく、濁りがなく芯はしっかりしてるけど、良く弾んで気持ちの良い音がします。
調整も簡単です。聞き慣れた音楽を鳴らしながら、多少、効きが強くなっても、
素性が良いのか、あまり違和感のある音にはなりませんので、私は折角の効果を堪能するという意味もあって、結構、強めな設定になっています。
大きさもこの大きさなら、割りと無理なく導入できると思いますので、CRM専用というよりも、惚れ込んでいる愛用スピーカーと更に仲良く出来るアイテムとして活用してもらいたいです。
ネックはやはり値段だと思います。
冷静に考えてみると、CRS金額でそれこそ、素晴らしいスピーカーがもう一つ変えるわけですし、スピーカーじゃなくても、その金額をアンプやプレイヤーに廻したら、相当なグレードアップが出来そうな気がします。
もう、これは実際に聞いて貰うしかないのですが、場合によってはそれらのグレードアップ方法よりも遥かに効果があると思います。
なので、メーカーには長い間作り続けてほしいです。
【SPEC】●周波数特性:<20Hz ●内蔵アンプ:500W ●入力端子:スピーカー端子×1、RCA×1 ●外形寸法:350W×300H×150Dmm ●質量:23kg(1台)