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親からオーディオ機器を引き継いだのをきっかけにずぶずぶと。今はPCオーディオ中心にいろいろトライしています。 でも今のところ旧来のオーディオに超える音は出てくれない。

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FLACのプリエンファシスフラグ

前編:http://community.phileweb.com/mypage/entry/2819/20190222/61845/

さて、FLACのプリエンファシスフラグですが、規格上はMETADETA BLOCK中にBLOCK_TYPEをCUESHEETにし、そのBLOCK中のCUESHEET_TRACKに立てるように記載されています。
https://xiph.org/flac/format.html#cuesheet_track

適当なWavファイルとプリエンファシスフラグを立てたCueファイルを作り、Cueファイル指定した上で純正のエンコーダでエンコードしてみます。
コマンド:>flac --cuesheet=FILENAME.cue FILENAME.wav

なお、Cueファイルの中身は単純に以下としました。
FILE "FILENAME.wav" WAVE
TRACK 01 AUDIO
FLAGS PRE
INDEX 01 00:00:00

書き出されたファイルをこれまた純正のFLACメタデータチェックツールで確認してみます。
コマンド:>metaflac --list FILENAME.flac
結果(抜粋):
METADATA block #2
type: 5 (CUESHEET)
track[0]
type: AUDIO
pre-emphasis: true

書き出されたFLACファイルは、規格通りCUESHEETタイプのMETADATA BLOCK中のCUESHEET_TRACKにプリエンファシスフラグが立っています。

では、各リッピングソフトの挙動はどうなっているのでしょうか。
上記のCueファイルを仮想マウントして、各リッピングソフトウェアのFLAC設定でリッピングしてみました。なお、この方法だと、TOC、サブコードどちらもプリエンファシスフラグが立った状態となるようです(最も一般的な状態だと思います)。
書き出されたFLACファイルを同様にチェックしてみます。
各リッピングソフトウェアは特別記載がない限り、最新の安定版を使っています。

・CUETools http://cue.tools/wiki/CUETools
FLACファイルには記述されません。ただ、同時に書き出されるCueファイルにはプリエンファシスフラグが立ちます。

・dBpoweramp CD Ripper https://www.dbpoweramp.com/cd-ripper.htm
FLACファイルにVORBIS_COMMENTタイプのMETADATA BLOCKに"Pre-Emphasis=Yes"と記述されます。

・EAC http://www.exactaudiocopy.de/
FLACファイルには記述されません。Image形式でリッピングすると、Cueファイルにプリエンファシスフラグが立ちます。

・iTunes https://www.apple.com/jp/itunes/
ディエンファシス処理された上でファイルが書き出されます。
※:誤り修正。FLACではiTunesはリッピングできません。

・TuneBrowser 4.9.0 (1439) https://tunebrowser.tikisoft.net/download/preliminary-release/
設定で挙動が変わります。
ディエンファシス処理有効時は、処理されたFLACファイルが書き出されます。
ディエンファシス処理無効時は、FLACファイルにVORBIS_COMMENTタイプのMETADATA BLOCKに"PRE_EMPHASIS=1"と記述されます。

ディエンファシス処理に対応した再生ソフトウェアは自分が見つけた限り、Foobar2000にDe-emphasis postprocessorを入れた場合と、TuneBrowserしか見つかりませんでした。
https://www.foobar2000.org/components/view/foo_dsp_deemph

Foobar2000では記載の通り、PRE_EMPHASISもしくはPRE-EMPHASISの値が、"1","on","yes"の時に自動的にディエンファシス処理されます。 確かにdBpoweramp CD RipperとTuneBrowserでリッピングしたFLACファイルを再生するとディエンファシス処理が適用されます。対して、FLAC規格のCUESHEET_TRACKにプリエンファシスフラグを立てたFLACファイルはディエンファシス処理が適用されませんでした。

TuneBrowserではPRE_EMPHASISの値が"1"の時に自動的にディエンファシス処理されます。 確かにTuneBrowserでリッピングしたFLACファイルを再生するとディエンファシス処理が適用されます。対してdBpoweramp CD RipperとFLAC規格の方法ではディエンファシス処理が適用されませんでした。

さて、FLACにおけるプリエンファシスフラグの立て方というのはどうやら複数あって、FLAC規格が示しているものは一般的ではないようです。まあ、規格を無視した実装というのは往々にしてあるもので、コーデック周りだと記憶に新しいところでmoraがDSDIFFにID3ブロックを突っ込んでそこにタグ情報を記述するということがありました。

対応方式は様々ですが、自分が確認した限り、以下の組み合わせでリッピングしたFLACファイルは正常にディエンファシス処理がされます。
dBpoweramp CD Ripper -> Foobar2000+De-emphasis postprocessor
TuneBrowser -> Foobar2000+De-emphasis postprocessor
TuneBrowser -> TuneBrowser

なかなかやっかいだなあと思いました!

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CC1

GRIMM AUDIO

CC1

¥522,900(税込)

発売:2008年

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いろいろな音質が楽しめる

Grimm Audio CC-1

PCオーディオにはクロックが必要不可欠でしょう!という思い込みから導入しました。
クロックの供給は以下のように行っております。
TASCAM DV-RA1000HD→Grimm Audio CC-1→LynxAES16e,LynxAurora8

確かに音像はピシッと定位するようになり、各帯域の解像度は向上します。
ただ、Antelope OCXのように低域がぐっと出てくるようになるわけではなく、非常に現代的な鳴り方といいますか、俯瞰しているといいますか、一歩引いたものになります。

ここの好みは人それぞれだと思いますが、自分の環境及び好みだと、ボリュームをぐぐっと上げた時に高域がヒステリックになりがちと感じたため、第一感はこりゃ失敗したかな、でした。

ただ、音質はCC1をマスターではなくスレーブで動かすことによって、方向性をやや変えられます。同時期に導入したTASCAM DV-RA1000HDをマスターにすることによって、幸いにもちょうどいい感じになったため、それで常用しています。

他にも店頭にCC1を持ち込んでAntelope OCXをマスターにしてみたりしましたが、OCXのバランスのまま、解像度がぐっと上がるような感じで、マスタークロックを生かしつつ、質を上げるような効果を持っていると思います。
(ものは試しで、ルビジウムを突っ込んだOCXをマスターにしたら、どうなるか聞いてみたいところです。)

【SPEC】●ワードクロック入力インピーダンス:75Ω ●ワードクロック入力スレッショルド:>0.5Vpp ●ワードクロック出力インピーダンス:75Ω/30Ω(low:選択可能)●ワードクロック出力電圧:2.7Vpp(終端あり)/5.5Vpp(終端なし) DC coupled ●ワードクロック入出力レイテンシィ:<50ns(入力クロックのジッターによる) ●内蔵クロックジッター:2.1ps RMS(above 10Hz) ●クロック周波数(マスターモード):44.1/48jHz(および、その2倍、4倍)±10PPm(5-50d℃)●PLL性能(スレーブモード):90dB減衰@10Hz60dB/dec改善)●頻度ロック範囲(スレーブモード):±50PPM ●最大動作気温:50℃ ●消費電力:15W ●外形寸法:430W×44H×200Dmm ●質量:4kg

マイルーム

オーディオシステム現状
オーディオシステム現状
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~6畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch

2016/01/16変更 今後の更新は http://pcmdsd.com/ にて行います。 メインシステム サブシステム Lynx AES16e Lynx Aurora8(Cardas Golden Reference) Grimm Audio CC1(AVCT PS-35自作) TASCAM DV-RA1000HD(AVCT PS-35自作) Macki…

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