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2012年に奈良から横浜に引っ越してきました。オーディオ歴は12年目。5.4畳の部屋で苦闘中です。

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Esoteric&Dussun&LINN連合 vs 逢瀬 WATERFALL INTEGRATED180 ②

さてさて、ニューカマー 逢瀬 Waterfall Integrated180の視聴記第二段です。
本格的な視聴をメモを元に書いてみます。
今回のチェックポイントは以下の通りです。

<音質>
・音場の広さ
 ルーメンホワイトの特性でもある、音場の広さをどこまで伸ばせるかです。
音のスピード、S/Nといったところが効いてきます。
・解像度
 基本スペックとして、どこまで音が聞こえるか。
これもルーメンの良さとどうリンクするかです。
・エネルギー感
 熱気や色気の元とも言えます。
 音場の広さとトレードオフになりがち、どうバランスを取るかが重要です。

<相性>
クラシック
 ムターさんのツィゴイネルワイゼン/ヴァイオリン名曲集
1曲目のツィゴイネルワイゼン。

女性ボーカル
 いつものジェーンモンハイト
1曲目、3曲目、5曲目をよく使います。

ロック
 サンタナ
漢を感じる1曲目で行きましょう。

脈絡のないCD達ですが、どれも大好きなソースです。
絶対的な音質も大事なのですが、実際のところはこちらが重要です。
高音質CDには殆ど興味が無いので、
好きな音楽がいかに気持ちよく聞けるか、新しい発見があるか、
いつまでも聞いていたいと思うかという点が重要なのです。

各項目、初期値10点×6項目=60点が基準として、点数をつけて行きます。

それでは、個別のレビューです。
①DUSSUN→LINN(デフォルト)
 我が家の基本状態です。正直言って、何の文句もありません。DUSSUN R-10iによる広大な音場とエネルギーに満ちたサウンド。中庸とはいえ、しっかりとした仕事をするLINN KLIMAX Twinに支えられ、心地よい音楽を奏でてくれます。特にDUSSUNはKLIMAX KONTROLやJEFFのChorusとも比較した為、自信を持ってよいプリだと断言できます。
音場 :10 
解像度:10 
エネルギー:10 
クラシック:10 
ボーカル:10 
ロック:10
合計:60点


②Waterfall単体
 前回の日記でも書いたとおり、本質を理解するのに時間のかかるコンポです。聞くポイントを理解するまでは、良さが中々分かりません。私の大好きなどこかのラーメン屋じゃないですが、3回味わう事で徐々に旨さが分かってきます。
 音質の特徴としては、無駄な音がなく、解像度が非常に高いのが特徴です。音の純度が高いとでも言うのでしょうか、クラシックとの相性は抜群。ムターさんが非常に上手いのは分かってたのですが、「分かってたつもり」でした。感情や想いが演奏に乗っているのが見えるようです。これは美しい!
 一方、エネルギー感、密度感には若干の不足を覚えます。ロックの熱気や、漢臭さが爽やかになってしまうのは弱点です。チャド・クルーガー&サンタナの新たな魅力といえばそれまでですが、私の求めている方向性とは少し異なります。
 やはり30万円のアンプで、自慢のアンプ陣と対決しても総合点で勝っています。頑張ってくれ!愛しのDUSSUN!頼れるLINN!
音場 :10 
解像度:13 
エネルギー:9 
クラシック:13 
ボーカル:12
ロック:8
合計:65点

③Waterfall→DUSSUN→LINN (単体DACとして使う)
 もっとも贅沢な構成です。UX-1の内部DACを使わずに、Waterfallを単体DACとして使用してみます。
 これは良い感じです。標準状態に比べると、全ての項目でレベルアップを実感できます。ただ、音場の広さと解像度が②に比べると少し減り、エネルギー感がプラスされる感じです。非の打ち所がほとんどありません。クラシックや女性ボーカルの美しさも十分確保され、ロックに必要な熱気もあります。
音場 :10 
解像度:12 
エネルギー:11 
クラシック:12 
ボーカル:11
ロック:11
合計:67点

④Waterfall→LINN(Esotericからデジタル出力 プリDACとして使う)
 DUSSUNを除いた構成です。これでWaterfallのプリDACとしての能力を見極める目的です。
このテストがある意味一番衝撃的でした。なぜかと言うと、DUSSUNが情報量を減らす存在だという事が判明してしまったからです。①~③に比べ、明らかに一皮向けたサウンドです。演奏のエアー感と熱気が更に高次元に両立しています。特にロックは快感。もちろんSPがルーメンなので、暑苦しくてムンムンという訳には行きませんが、思わずエアギターをしたくなる臨場感です。当然、③に比べて、さらに点数が上がりました。
音場 :11 
解像度:12 
エネルギー:11 
クラシック:13 
ボーカル:13
ロック:12
合計:72点

⑤Waterfall→LINN(Esotericからアナログ出力 プリとして使う)
 Waterfallはアナログ入力も持っています。もったいない使い方ですが、アナログプリとして使ってみたらどうだろうかという観点です。純粋にアナログプリとしてDUSSUNと比較する事になります。ここも中々の驚きです。単純にプリとして使っても、DUSSUNと遜色ないサウンドです。もちろん、音の傾向は異なります。Waterfallは比較的クールで、キレのあるサウンド、DUSSUNは厚みのあるサウンドですが、クオリティとしてはほぼ同等です。どちらが好みかで言うと、DUSSUNなのは間違いありませんが、80万円の単体プリと、30万のプリメインのプリ部のみが勝負できる事自体が驚きです。
音場 :10 
解像度:11 
エネルギー:9 
クラシック:10 
ボーカル:10
ロック:9
合計:59点

⑥DUSSUN→Waterfall(パワーとして使う)
 Waterfallのアナログ入力を活かして、パワーアンプとして使ってみました。LINNとの性能比較になります。正直、これは残念な結果と言わざるを得ません。明らかにレベルが下がったなという感じです。音はそこまで悪くありませんが、感動に繋がりません。
音場 :10 
解像度:10 
エネルギー:8 
クラシック:9 
ボーカル:9
ロック:8
合計:54点

・まとめ
 この6テストを経て、Waterfall integrated180の実力が分かりました。
このコンポはDAC、プリ、パワーの3つで構成されており、単体の能力を調べる事ができました。
 まず、DACの能力は際立っていると感じます。私は高級単体DACを所有した事は無いのですが、その理由は、音質改善のコストパフォーマンス、スペース効率が悪かったからです。一時期話題になったES9108系のDACも幾つか試したのですが、その滑らかさが人工的に感じられ、導入まで至りませんでした。Waterfallは9018ほどの滑らかさはありませんが、補って余りある解像度、分離の良さがあります。
 プリ部はDUSSUNと同レベルです。それも、アナログプリとして考えた場合であって、プリDACとして考えるとDUSSUNを遥かに凌ぎます。
 パワー部はWaterfallの弱点です。LINNと比較すると、ひ弱な感じは否めません。スッキリしていて、克明な低域も良いのですが、もう少し量感、エネルギー感が欲しいところです。とはいえ、価格の事を考えれば、十二分すぎる能力ですが、我が家のメインシステムとしては今一歩です。

前後編の長文にお付き合い頂きありがとうございます。
お分かりだと思いますが、我が家のメインシステムはこうなりました。

CDP:Esoteric UX-1 ltd
PreDAC:Waterfall Integrated180
PW:LINN KLIMAX TWIN
SP:LUMENWHITE SILVERFLAME

Waterfallのパワー部は使って無いので、もったいないのですが、
プリDACとしての能力に惚れました。
点数を付けたとおり、20%くらいの音質向上があるイメージです。
逢瀬のHPを見ると、パワーアンプがあるみたいなので、これも楽しみですね。

次は、ラダーのデジタルケーブルでも買おうかな~

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silver flame

LUMENWHITE

silver flame

¥4,095,000(税込)

発売:2005年12月

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Princess of speaker

我が家にルーメンが到着してはや半年。
ようやくセッティングが落ち着いてきた。
このスピーカーは既にディスコンであり、ネットにも情報はほとんど無いのが現状である。
少しでもファンが増えて欲しい思いをこめて、レビューしておこう。

まずは2013年度のシステム
CD:ESOTERIC UX-1 Limited
EQ:CONEQ APEQ-2pro DIO
Pre:DUSSUN R-10i
PW:LINN KLIMAX TWIN
SP:LUMENWHITE SILVERFLAME

このスピーカーのセッティングは過去最高にシビアであった。
購入当初の仮セッティングで、予想以上に良い音が出たので、これは凄いと狂喜したのだが、
きちんと煮詰めようと思ったのが運の尽き。
2ヶ月くらいはミリ単位でのセッティング迷路に迷い込んでしまった。
リスニングポイントからの距離、内振りの角度が少しでもずれてしまうと
不自然なエコーがかかったような滲んだ音になってしまう。
5畳ちょいの部屋に入れるのが無理なスピーカーだったのか、と諦めかけた事も何度もあった。
先代のB&W 803Dの方が気持ちよかった時期は
ずっとイライラしていたのを思い出す。

セッティングがある程度完了した後は、最終兵器APEQの出番である。
しかし、ここでも難易度は飛躍的に上がっていた。
わずかな周波数カーブの変更で、音質は大きく変わってしまうのである。
803D時代に練りこんだターゲットカーブは使い物にならず、
過去のステレオサウンドのイコライザー特集をひっくり返し、少しずつ作ってきた。
今のところの設定は、いわゆる三つ山特性で、高域だら下がりのパターンである。
200hz付近を持ち上げて、3000hz付近を下げたのがポイントである。
これはまだまだ煮詰めていく事になるだろう。

さて、こうして出来上がったサウンドだが、
私には他のSP比べてどうだなのかとしかレビューできない
先代である803Dとの比較を中心に書いていこう。

・高域
 まず、高域である。
 いきなりだが、これは803Dの方が良いと思っている。
 それは、やはりダイヤモンドツイーターの力が大きい。
 ルーメンもオプションでダイヤモンドツイーターを用意している事からも分かるように、
 セラミックツイーターよりも、ダイヤモンドの方が、芯があり、伸びきった高域を出せると感じる。
 ダイヤモンドツイーターは人によってはキツイと言われるが、私にとっては良い高域。
 これはパワーアンプがLINNであることも要因だろう。
 もっとハッキリしたサウンドのアンプだと、きつく感じるのかもしれない。
 また、B&W独特のチョンマゲも優位ポイント。
 特に高さ表現においては、803Dが確実に優れていた。

・中域
 ここは、軽くて柔らかな雰囲気のルーメンに対し、どっしりゴツゴツしたB&Wというところか。
 キャラクターがかなり異なっているが、クオリティ的にはどちらも高いと思う。
 強いて言うならば、クラシックにはルーメン、ロックにはB&Wが向きそうだ。

・低域
 ここはルーメンの圧勝、というより、ルーメンの低域は他のスピーカーとは違う。
 何より、質感の表現が素晴らしい。分解能が高く、美しく響き、下に伸びている低音。
 量感はそれ程無いと感じていたのだが、803Dに比べると、確実に床の振動が増えている。
 SPと床はフローティングボードで絶縁されている為、エネルギーが床に伝わっているのだろう。
 これは新鮮な体験であった。

・音の広がり
 先ほど、高さ表現では803Dの方が良いと書いたが、全体的な広がりはルーメンが優れている。
 我が家のリスニングルームは狭く、リスニングポジションからスピーカーまでは1.5m程度。
 そのため、極力スピーカーの存在を消す鳴らし方をしたいのだが、
 803Dでは、イコライザーの助けなしではどうしてもたどり着けなかった領域に
 ルーメンの標準状態で追いついている感じだ。
 イコライジングが進んできた今となっては、SPの存在はかなり消えたと自負している。
 先日、非オーディオマニアの友人が遊びに来た際
 「空間が鳴ってる感じ、本当にSPが鳴ってるの?」と言われた時には本当に嬉しかった。

・音色
 ここがルーメン最大の特長だとも言える。
 分解能、レンジなど、ハイエンドスピーカーに求められるスペックは満たした上で、
 ALLセラミックユニットのサウンドは、見事に統一された音色、バランスで表現される。
 ハイスピードな立ち上がりと響きを持った消え方の両立。
 いい音とは何かを自問させるような圧倒的なナチュラルさ。
 空気感を蘇らせるタイムマシーンのような存在。
 
 呼吸が感じられる音、アイコンタクトが見えそうな音とでも言えば良いのだろうか。
 古いソースであっても、見事に音楽の本質を表現してくれる。
 適応ジャンルは文句なしにクラシック。
 指揮者が指揮棒を構えたときの緊張感が伝わってくるようだ。
 演者のテクニックや表現能力も手に取るように分かる。
 名盤ガイドみたいな本を片手に、いろんなCDを買いあさっているが、
 こんなにもクラシックが面白いとは思わなかった。
 30代後半になっても、まだまだ面白い音楽は沢山見つけられる。
 これも オーディオの醍醐味だろう。

 もちろん、ジャズやPOPSが不向きというわけではない。
 弾ける様なリズム感は最高だし、ボーカルの色気も十分。
 ギターやエレクトリック素材も有機的な響きで楽しませてくれる。
 しかし、ライブハウスのように熱気ムンムンという訳には行かない。
 熱い血潮が欲しい人には物足りないスピーカーかもしれない。
 ワイルドな肉食系ではない、もぎたての果実系スピーカーなのだ。

・まとめ
 設計者が亡くなった今、完全にオンリーワンのスピーカーである。
 優美に湾曲したサイドパネル、白いユニットとのデザインマッチングは、
 一度惚れてしまうと抗いがたい魅力になってしまう。
 これよりも美しいスピーカーはそうそう無いだろう。
 
 気難しさも人一倍、手をかけてセッティングしてあげないと、簡単に良い音を出してくれない。
 ほんの少しの違いで敏感に反応するのも、正直良し悪し。
 多分、もっと広い部屋に連れて行けば、目も眩む様な世界に連れて行ってくれるだろう。
 頑張って稼いで、思う存分歌える部屋を作らねばならない。

 音質は、晴れやか、ナチュラル、オープン、健康的で人間味あふれたサウンド。
 天才の作り出した音楽を天才のまま表現することの出来る稀有な存在。
 
 一言で言えば、Princess of Speakerである。

【SPEC】●形式:3ウェイ、エアーフロー・ダンピング ●キャビネット:レゾナンス・オプティマイズド・コンパウンド&プライウッド・マテリアル ●クロスオーバー周波数:150Hz、3kHz ●インピーダンス:5Ω ●能率:91.5dB(1W、1m) ●周波数特性:-3dB @28Hz〜35kHz ●入力ターミナル:WBT-Goldlineシングルワイヤリング ●ターミナル・プレート材質:ハードウッド ●内部配線材:カスタムメイドShunyata-USA ●クロスオーバーパーツ:カスタムメイドMundorf-Germany ●外形寸法:290W×1,150H×673Dmm ●質量:45kg ●フィニッシュ:アイボリー、ブラックピアノ

マイルーム

ニアフィールドで広大な音場が欲しい!
ニアフィールドで広大な音場が欲しい!
借家(マンション) / 専用室 / オーディオルーム / ~6畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch

2014年1月時点での様子です。部屋を横長にしてから、左右の広がりがかなり改善されました。ルーメンホワイトにしてから、803Dよりも前にせり出している為、リスニングポジションまでわずか1.5mしかありません。きっと世界一かわいそうな環境で鳴らされているルーメンホワイトでしょう。 しかし、そのサウンドは非常に素晴らしいです。目を閉じれば5.4畳とは思えない空間!のはず・・・

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