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みなさん あけましておめでとうございます。 越後の国は例年に比べ穏やかな天気の正月休みです。 さて 去年は自分のメイン・ソースがデータファイルからLPに転換した年でした。 パワーアンプZeiss Ikon Dominal L、スピーカーSiemens Studio Monitor (Tannoy MonitorRed15)、アナログプレイヤーEMT930stを導入しました。 それらに加えオーディオ的側面からは年末に「てこ入れ」を2つほど行いました。 1)パワーアンプZeissIkonDominal-L。出荷当時に使われていた真空管の「新品」いわゆるNOS管を手に入れ全て入れ替えました。今までは真空管の性能は問題ないものの銘柄までは揃っていませんでした。自分へのお年「球」(笑)です。 EF40(Telefunken製)×6本(初段他・片ch3本) EL12/375(Siemens製)×4本(出力管・片ch2本) EZ12(RFT製)×2本(整流管・片ch1本) を全部新品にしました。(ドイツから直輸入) バイアス調整も行いました。 1950年代当時の音色に限りなく近づいてくれたか?と自己満足。 音は語ってもしょうがないのでしょうが バランスが良くなっていい感じです。 今後のことを考え予備としてもう一回り新品を確保しました。 2)真空管フォノイコライザーアンプ。 アナログ・システムの根幹・最重要部ともいえるフォノEQアンプ。今まではEMT930st付属のトランジスター式フォノEQ・155stを使っていましたが、EMT930st導入時から計画していた本命・真空管式フォノEQアンプを導入しました。 klangfilm 6S Ela 2145. Eladyn-Steuerverstarker 1950年代の劇場用マイク・アンプです。 左右独立のモノラル・アンプで入力は3系統。 球の構成はEF-40(3結)+EF-40(5結)+ECC-81(2段)の4段アンプで多彩なコントロールに対応できるよう十分なゲインを有しています。以下の通り、業務用機器の中では日本で考えられる「プリアンプ」に近い構成を持っています。「アッテネーター別付けのEQ付マイクアンプ」という位置づけです。 入力は3つ。 マイク1、マイク2、ライン入力です。トーンコントロール機能は位相・音質を考えバイパスしています。 マイク入力(1,2とも)は0.5mV 200Ωです。切り替えスイッチではなく、各入力に1個ずつ専用の入力トランスとEF-40があてがわれていて、ライン入力と同じレベルまで昇圧してから2段目に渡しています。 これらマイク入力はMCカートリッジを入れるのに非常に都合がよく EMT930stのカートリッジTSD15からの出力を想定し ①マイク1は1段目の後にCRを入れてRIAAを取り出します。もともと付いていていたCR型ステレオRIAA-EQです。 ②マイク2は同じく1段目の後にNeumannWV-1を手本としたNF型・RIAA-EQを2個搭載してステレオ・モノラルどちらにも対応しています。 NeumannWV-1はNeumannのカッティングレース「AM-32」システムに附属していたラッカー盤検聴用モノラル用プレイバックアンプ。当時のドイツの部品などを使って、モノラルでもステレオでも聴けるように2回路搭載しマイク2の前段に入れてもらいました。 私はCR型とNF型のRIAA-EQの音の違いを自分のシステムで今まで聴いた事がありません。 世評・いわゆる「文学」ではなく、実際に聴いてみないと私にはわからないだろう・・・、1年くらい聴いた後に両方残すでも良いし、どちらを選ぶか判断し一方をステレオ専用、他方をモノラル専用にしたり、一方をRIAAカーブ、他方をNABカーブにすることもできるということで作成して頂きました。 ライン入力は150mV 500kΩが基準で2段目から入力されます。 ここにはCDプレイヤーなどのアンバランス入力を入れることができます。 筐体写真の上段が左チャンネル、中段が右チャンネル、下段が専用電源部です。 元々は全て別筐体ですが、木製ケースを作成しビルトインしました。 上段・中段ともツマミの左側3個がマイク1、マイク2、ライン入力のインプット・ゲインセットです。それぞれ別々にゲインを設定できるようになっています。 専用電源は45VAの容量を持つ電源トランスを左右独立に1個ずつ計2個使用し、磁気シールドとショートリング(電磁シールド)を追加しています。「絶縁トランス」になり電源ノイズを遮断してくれます。整流管はEZ80を左右1本ずつ計2本用いています。 このアンプからの出力をZeissのアッテネーター(T-Pad)で音量調節し、パワーアンプZeissIkon Dominal Lへ送り込みます。 音は・・・ LPにおけるEQの重要性を思い知りました。 今までのトランジスター型(EMT930st専用EQ・155st)とはあまりにクオリティが違います。 EMT930stが入ったときより驚いたかもしれません。 CR型とNF型の両者の違いは明白ですが、どちらも素晴らしい。単純な優劣はありません。いろいろなソフトを聴きながら選択していけば良いと考えています。 まだNF型は出来立てなので、半年くらいすればより落ち着いた音になると思います。 うれしい誤算として、今までのラインアンプと比べクオリティ・アップが著しく、へなちょこ(失礼)BeoSound9000が伸びやか・艶やかに歌いだしました。CDプレイヤーの後のマイクアンプ(ラインアンプ)の性能差はCDプレイヤーの音質を大きく左右するということなのでしょう。 オーディオとして、まだまだやることはあると考えています。 モノラル専用のアナログプレイヤー(EMT930)が次の目標です。 針やEQは今手持ちのものを使えるので、シンプルに考えられます。 再生装置が変わったといっても自分のスタンスが変わることはありません。 オーディオの目的は音楽を楽しむこと。最近、縁あって私がめぐり合って感銘を受けたソフトを少し振り返ってみます。 これらソフトを聴いていて思うのはソフトを変えるとガラッと音楽が変わるということ。「タンノイの音」「モニターレッドの音」を意識することはほとんどなくなりました。ソフトを変えればそのソフトの音になる、言い換えれば「装置の音はあまり関係ない」のかもしれないなぁと感じています。 1)リヒャルト・シュトラウス管弦楽曲集 vol.1~3 1970年代ルドルフ・ケンプさんの大きな遺産。Don Juan, Zarathustra, Don Quixote, Death And Transfiguration, Till Eulenspiegel・・・。どれもドレスデン・シュターツカペレの典雅で美しい響きが印象的です。 西側の英EMIと東側Eternaの共同制作で、私のものは英EMI(ボックスセット発売)。Eternaはバラ売りのみですが素晴らしい音質です。Eterna盤も少しづつ集めたいと考えています。 2)ベートーベン交響曲第5番「運命」 ヨゼフ・カイルベルトさん指揮、ハンブルグ国立管弦楽団演奏の「運命」 運命交響曲はあまりに有名すぎてキチンと聴いていなかったのかもしれません。 1961年テレフンケンレーベルに吹き込まれたこの演奏は、音楽を演奏する喜びに溢れ、虚飾を廃した堂々とした演奏です。重厚で実在感のある音色に圧倒されます。オーケストラがドンと出現します。第3楽章の再弱音~コントラバスの刻み~弦楽器のコール&レスポンスは実演以上のリアリティで私に迫ってきます。運命交響曲の第3楽章はSPの低域再生能力が問われる曲だなあと感じています。 3)アンブロワーズ・トマ オペラ「Mignon」からハイライト。 「君よ知るや南の国」を含む一枚。色彩感豊かな華麗なオーケストラ演奏をバックに素晴らしい歌唱が展開されています。序曲のオーケストラ演奏がいかにもフランス・オーケストラの香り。洒脱でリズム感が良くって踊れそうです。録音は広く自然な音場で素晴らしい。Jean Fournet指揮 ラムルー管弦楽団。1964年、赤ステ・チューリップALLE・ドイツグラムフォン録音。 4)ラヴェル 「左手&両手」ピアノ協奏曲 2つあるラヴェルのピアノ協奏曲はどちらも名曲かつ難曲で左手のためのピアノ協奏曲はラベルに委嘱したピアニスト本人が「弾けなかった」ほど。 ラローチャは手が小さくて同時に押さえるのはオクターブがやっとだった。そんな肉体的ハンデは微塵も感じないダイナミックで壮麗な左手のためのピアノ協奏曲。1972~73年 Kingsway Hallで録音。 DECCA ED4 5)ブラームス ピアノ協奏曲第2番 このLPはエソテリックSACDでも復刻されました。 バックハウス&ベーム&ウィーン・フィルの永遠の名作「ブラームスピアノ協奏曲2番」DECCA ED2。1967年バックハウスさんが83歳の時の演奏。 私は素晴らしい音色のチェロ独奏から始まる第3楽章が大好きです。 ベーゼンドルファーの音色が美しい。 6)バッハ シャコンヌ(プゾーニ編曲) 最後の盤は、RICHEBOURGさんから教えていただいたもの。RICHEBOURG邸での復刻CDからの再生には心を打たれました。素晴らしいプレイバックでした。 SACDでもリマスター復刻されています。SACDの音質は聴いた事がないのでわかりません。 その後一生懸命探したLP。 1948年録音 オリジナルはSP。私のLPはイタリア盤。厚盤。1950年代の復刻LPか・・・。記載がないのでわかりません。もちろんモノラルです。 ナローレンジで今の「ハイレゾ」からスペックは最も遠い。 でも素晴らしい音楽なんです。 録音年代の古さは全く関係ない。 その演奏の凄まじい突き抜け方、芸格の素晴らしさといったら・・・。 両スピーカーの間、ぐっと奥に凝縮されたピアノが現れ その周りに音が、音楽がとめどなくあふれて躍動し 変奏が変われば色も温度も風景も変わる。圧倒的です。 天才ミケランジェリが自身の情念を隠さず開放しているように感じます。 晩年の耽美的演奏からは想像が出来ません。 このLPがつまらない演奏に聴こえたなら、どこか私のオーディオが間違っている。 しかしながら上手く再生されたときは次にかけるLPに困ってしまいます。 音楽の力って本当に凄いですね。
この記事へのレス(8)
B&W
Signature Diamond
¥2,730,000(税込)
発売:2007年9月受注開始
以前日記に書いたレビューです。リンクさせてみました。
この製品レビュー/コメントへのレス(4)
リビングで音楽を楽しんでいます。 音の良さと操作の簡便さからメインソースをKlimaxDS/Kにして、アキュフェーズC3800→A45→siganature diamond で音楽を楽しんでいました。 平成27年7月 ファイルミュージックと決別しました。メインソースをアナログ全盛期のLPに変えました。 LPプレイバックシステム EMT930st→kla…