2013年01月14日

DENON DC-A100でフォノイコライザー聴き比べ
前の書き込みから3ヶ月以上が経ち、年も改まりました。
コミュニティの皆さまの本年のご多幸をお祈り申し上げます。
当方、前回記載の事故後、左手の動きが少し不自由でしたので、専らPCオーディオで音楽を聴いてきてゐました。CDのコレクションもかなり取り込みました。
最近になつて、久しぶりにLPでも聴いてみようかと、Shure V15 TYPE IVを装着したところ、雑音がひどく、とても聴けたものではありませんでした。ヤフオクで落としたのである程度、覚悟と云ふか割り切りも必要ですが、もしかすると針交換が必要なのか、それとも他に原因があるのか、近日中に懇意のオーディオショップに持ち込んで、試してもらはうかと思つてゐるところです。(症状に心当たりがありましたら、どうぞご教示ください)
改めてDENON DC-A100を装着。Ortofon SPUとは全く違ふ音作りで、現代的でシャープで、音が飛び出してくる感じです。これを、
(1)Ortofonの昇圧トランス→McIntosh C20のフォノイコライザー
(2)昇圧トランスを使はず、Luxman E-200→McIntoshのライン入力
の2通りで聴き比べてみました。
試聴盤は、レーガー作曲の『ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番』と『第2番』、ヴァイオリンソロ:Hans Maile、Uros Lajovic指揮ベルリン放送交響楽団(西)、録音:1981年6月、レーベル:Schwannの Musica Mundiシリーズです。
主にヴァイオリンの音色に注意して聴き比べてみました。
(1)だと、Ortofon SPUの時と比べてDENONのはうが艶の特色が弱まる感じがします。
(2)だと所謂「ラックストーン」の落ち着いた音色の傾向となります。その点に加へて、オーディオとして中央のヴァイオリンとその背後に広がるオーケストラの位置感を分析的に聴くとなると、DENON DC-A100とLuxman E-200の相性が非常によろしいやうに感じました。
(1)が良くないと云ふことでは決してありませんが、やはり(2)において「現代のオーディオ」を強く感じさせらました。