昨年秋はオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)の生演奏を聴きに行ったの
だが、家に帰って会場で買った発売前のCDをこの TIMEDOMAIN light で聴いたら生そっくりの音が出てきたのでびっくりした。オーケストラは演奏者の人数が多く音域も広い
ためオーディオでの再生も難しいのだが、この極小サイズのスピーカーから難なく
生そっくりの音が出てきて感激だ。演奏者の人数が多いからスピーカーには分解能
が求められるし、切れや抜けの良さ、切れる音と柔らかい音が両立するかどうか、
などなどチェック・ポイントは多数あるのだが light ならOK。交響曲は小さな音の
場面も多いため、微小音をクリアに再生できて聴き取りやすくないと、聴いている人
のストレス感が高まるし、面白くないから飽きてくる。2楽章目の静かな部分をクリアに美しく再生できなければ交響曲を最後まで聴き通すことはできない。
アンプが無い左チャンネルを外部アンプで駆動することも試みたが、内蔵アンプの
音はあくまで自然で生成りの感触であってとても良い。
最も小さく 最も安価で 最もタイムドメインらしいスピーカーである。

コンサートマスターの若松夏美さんからサインをいただいた。