ゲオルグ
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Musical Fidelity A1とHarbethのスピーカーのマッチングに魅せられて、オーディオに深入りすることになりました。日記の頻繁な更新には自信がありませんが、少しずつ製品コメントもアップ…

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最後のシューベルト: 追悼ディナ・ウゴルスカヤ

ディナ・ウゴルスカヤが亡くなっていました。。。
昨年の9月17日、46歳という若さでした。
遺作となった『シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 & 楽興の時』は
これから日本でもCDの販売が開始されるようですが
一足早くDL版を入手して、毎日聞いています。



いい演奏だな~と贔屓目ながらも思います。。。
ひとりで夜に聞いていると、心の奥底に浸透してくるようなピアノです。
彼女のピアノは、これ見よがしな技巧をひけらかさないけれど
でも確かな技巧で、曲の情感を味わい深く表現してくれる印象があって
パッと聞くと地味なのですが、長く聞き続けていられる魅力がありました。
特に響きの美しさは、「あはれ」の叙情を聞く者に誘うような
哀切さがありました。
またシャニ・ディリュカと並んで、この人も私にとっては
白い炎のようなピアノでした。
表面的にはクールで透徹した印象だけれど、
いつも内面のメラメラと燃える炎のようなものを
感じるピアノを聞かせてくれていました。

私が最初に彼女のピアノを聞いたのは
シューマンの作品集でした。



アルバムの最後に収録されている
彼が精神的に混乱した中で書かれた『主題と変奏 変ホ長調』は
夢なのか現実なのか分からない境地を
透徹したタッチで描いているような気がして
一聴してひきこまれましたことを覚えています。

『ヘンデル:鍵盤楽器のための組曲 第1集』では
また違う一面も知ることができました。



全体として硬質だけれども、なんだか自由な表現で
生き生きとしたヘンデルはちょっとユーモラスでもありました。

遺作のシューベルトも
そんな彼女の凛とした音楽家としての佇まいを
堪能できるアルバムです。
情感をあえて抑えた静かで理知的なシューベルトですが
時折見せるユーモラスな表現や情熱的な表現が聞く者の心を揺さぶります。

アルバムのライナーノーツは
彼女自身による割と長文のものです。
シューベルトを絡めつつ
彼女の音楽家としての歩みを振り返るような内容で
レニングラードで父親(アナトール・ウゴルスキ)が
朝の4時か5時くらいからサイレンサーをつけて練習しているのを
まどろみながら聞いていたシューベルトの思い出に始まり
9歳のときに母と初めて行ったムラヴィンスキーのコンサートで聞いた
「未完成」の思い出は「記憶に新しい」とあったり
ドイツへの移住後、19歳の時にデトモルトでコンサートデビューした
その時に弾いたBフラットのシューベルトのソナタのことや
1993年のザルツブルク音楽祭への訪問時のアーノンクールとの思い出
そのとき聞いたアルバンベルクカルテットの
シューベルトの死と乙女、Cメジャーの弦楽五重奏曲。。。などなど
おそらく病状も進む中で書かれた彼女の文章は
哀しいけれども、
どこか幸せに満ちた音楽人生への感謝の言葉とも受けとれました。

夫の写真家による撮影のアルバムジャケットは
彼女の最期がどのようなものであったかを想起させるような
穏やかなポートレイトですが
夫や子どもを残し、父より先に旅立ってしまったことに対する
無念さをにじませるかのように
裏のジャケットには誰も座っていない椅子だけが写っています。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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QuteHD

CHORD

QuteHD

¥OPEN

発売:2012年6月10日

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ずいぶんお世話になってます。。。

ひさびさの製品レビューです。
もうディスコン機種になってしまったようですが
CHORD初のDSD対応機種で
パルスアレイDAC採用の低価格DACということで
入手したときは、ちょっとそれだけで
小躍りするような喜びがありました。
周波数のレートによって点灯するライトの色が変わるというのも
最初はかなりありがたがいものでしたし。。。
特にDSD出力の白色は、foobarやJRiverの設定をして
はじめて灯ったのを目にしたときは、
後光が差しているようで、やはり感慨を禁じえなかったのでした。。。

これを入手するに当たって、1機種のみですが聞き比べをしました。
CAMBRIDGE AUDIO のDACMAGIC PLUSでした。
この機種の前のDACMAGIC は使用しておりましたので
ちがいがわかりやすかろうということでありました。
DACMAGIC には気の毒だったかもしれませんが
一聴してQuteHDのほうが細かい音が良く聞こえ
音場の表現も巧みでした。
エソテリックのようなぴしっとした感じではなくて
我が家のような真空管アンプとか英国モニター系のSPを
お使いの場合は、ちょっとあわせてみたくなる
独特のふんわり感もあって、
「これだ!」と思いました。

電源は、わりとすぐにあつらえてもらいました。
代理店が推奨していたものではなく、
それと同じDC12V のトロイダル電源のものを自作してもらいました。
効果はそれほど感じられなかったようにも思いますが
あえて言えば、わずかに低域の解像度が上がったかな
というところです。

もう3年ぐらい使用していますが
クラシックやボーカルものなんかは
PCM音源もDSD化して聞くことが多いです。
なんというか音を盛って出してくれている印象があるからです。
演出効果が期待できる場合が多いとでも申しましょうか。。。
いっぽう金管のジャズやロック・ポップス系は
192kぐらいへのアップサンプリングにとどめていることが多いです。
PCMのままのほうが音が前にでてくる印象があり
ライブ感がでるように思うことが多いからです。

今のところ音に不満がないので
しばらくはこのまま使い続けると思いますが
HUGOも新機種のレポートを
PolarBearさんがお書きになっておられて
やっぱりいいのだろ~な~とも思ったりして
でも3年でDAコンバーターを買い替えたくなるっていうのも
サイクル早過ぎ!と自重する自分もいるのでした。

とにかく私のようなハードユースな者に
ずーっと黙って音楽を聞く喜びを与え続けてくれている
この銀色の小箱に感謝の意味もこめて
レビューをアップさせてもらいました。

【SPEC】●ハーモニックディストーション:103dBV ●SN比:115dBV ●ダイナミックレンジ:118dBV ●デジタル入力:USB、光、同軸 ●アナログ出力:RCA ●外形寸法:160W×70H×40Dmm ●質量:0.4kg

マイルーム

3つの部屋に各セットをこしらえてます。
3つの部屋に各セットをこしらえてます。

3つの部屋に以下のセットをこしらえてます。  〔自室:和室8畳〕  ★セット1 HARBETH HL-K6(スピーカー) MUSICAL FIDELITY F22(真空管プリアンプ) MUSICAL FIDELITY F15(真空管ハイブリッドパワーアンプ) Concertino Op.2 「Super Tweeter」  ☆セット2 Dynaudio 17w75 EXT(ウー…

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