ゲオルグ
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Musical Fidelity A1とHarbethのスピーカーのマッチングに魅せられて、オーディオに深入りすることになりました。日記の頻繁な更新には自信がありませんが、少しずつ製品コメントもアップ…

日記

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ハイドン・ランダムノーツ:P・ルイスとA・M・マクダーモットのピアノソナタによせて

ちょっと前にトリオ・ヴァンダラーによる
ハイドンのピアノトリオをご紹介したときに
ポール・ルイスのピアノソナタもご紹介しようか迷っていて
結局、見送ってしまったのですが
そうこうしているうち、アン=マリー・マクダーモットによる
ハイドンのピアノ・ソナタに出会い
ぜひこの2人のハイドンのピアノをご紹介しようと構想を練っていました。
で、先日のパグ太郎さんの日記で
ハイドンのピアノ・ソナタがとりあげられて
ポール・ルイスの新作も紹介され
感想もけっこう被るところがありました。
そんなわけで、今、ちょっと白紙に戻りかけているところなのですが
蛮勇をふるって、思いつくまま覚書的なものを残そうかな~と決めました。

件の日記で、パグ太郎さんがポール・ルイスのピアノソナタを
「なんだか判らないけれど良いな~」とコメントされていたのが
とても印象に残りました。
私も言葉としては同じ感想になってしまうのだけれど
グールドやポゴレリッチによるハイドンのピアノ・ソナタを
同じ言葉では評しないだろうなあとも思ったのです。



中庸の魅力というときに、私の中庸の幅は結構狭いのかもしれません。
少なくともグールドやポゴレリッチは
かなり個性的というか、中庸からはちょっと外れているかなと思ったのです。
ポール・ルイスは、毎日でも聞けるが
グールドやポゴレリッチは、たまにでいいかなという感覚が
その違いを端的に表現しているかなと。。。
たぶん私にとってポール・ルイスのハイドンは、
中庸の極致なのですね。
タッチも特別柔らかかったり硬かったりしないし
テンポも特別技巧的に揺らしている感じがしない。
日常の息遣いの延長にあるハイドンのピアノっていう感じなのです。
でもそれが少なくとも今の私にはとてもフィットしているし
2018年に聞きたいハイドンでもあるような気がしているのです。
で、そういう印象を言葉で表そうとすると
「なんだか判らないけれど良いな~」ということになる
っていうわけなのです。。。

でもそれだけではつまらないなあとも思うので、何かコメントしてみましょう。
ひとつ私の気づきとして、録音(あるいは演奏)方法が
トリオ・ヴァンダラーのピアノと響きが似ているところがあるな~
というのがありました。
録音のエンジニアは違う人でしたが
同じハルモニア・ムンディというレーベルなので、共通点はあるのでしょう。
比較的、中低音がしっかり響くのに高音が埋もれない。
絶妙のバランスというと言いすぎかもしれませんが
この響きの加減が、新しい印象として聞こえてくる。
若干、トリオ・ヴァンダラーのピアノのほうが元気のいい印象ですが
ポール・ルイスのほうはソロということもあるし
より繊細にピアノを聞かせる必要はあるのでしょう。
それにしても、この録音のバランスも見事。



そんな行き届いた中庸の見本のようなポール・ルイスに対して
アン=マリー・マクダーモットはどうか?
とてもパーソナルな匂いが充満しているハイドンではありますが
でもどこかポール・ルイス的中庸の美徳を兼ね備えている印象も
ある演奏なのです。
弾いているピアノはヤマハで、ちょっと硬質な音です。
ややテンポの改変はポール・ルイスにくらべると意識的ですが
個性的といえるレベルではない気がします。

パーソナルな匂いといったのは、全体として
マクダーモットというピアニストの
ハイドンへの思い入れのようなものをけっこう感じるということです。
しかもそれが一朝一夕に形成されたものでない感じを受ける。
孤独に弾きこんできたピアノなのかもしれない
という感想をつい漏らしたくなるようなある種の強度を感じる演奏。
それがたんなる上手のレベルを超えた
なんとも美しい結晶のようにきらめいている。。。
すいません。ちょっと褒めすぎですね。
でもそれくらいの思い入れをもって聞けてしまうのは不思議です。
まあ、ディリュカのベートーベンのチェロソナタのときも思ったのですが、
けっこうヤマハのピアノの響きが個人的に好きなのかな~
弾く人のピュアさを映してくれるそんな感じがいとおしいんだと思います。。。

で、こんなふうに熱弁をふるわせる原動力となる
ハイドンのピアノソナタの魅力とは何でしょう?
これはトリオ・ヴァンダラーのときも書いたことですが
ハイドンはやはりメランコリー的でないっていう点が
大きいかな~って思います。
少なくともロマン派的なメランコリーはないんじゃないか。
時代的には、フランス革命の後を経験していないっていうことですね。
どなたかの受け売りみたいですが。。。

それとシューベルトが亡くなる直前に
遠く離れたハイドンの墓を徒歩で訪ねたエピソードを
ベルウッドさんに教えていただいたことを思い出します。
シューベルトにとって、
ハイドンはやっぱり大きい人だったんだろうな~
音楽の命をまるごと体現させて見せてくれた人だったんだろうな~と
なんだかそのスタンスは今の私たちにも通じるのかも。。。
そんな感想を述べつつ、このランダムノーツは終えようと思います。

最新のレビュー/コメント

CHORD

QuteHD

¥OPEN

発売:2012年6月10日

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ずいぶんお世話になってます。。。

ひさびさの製品レビューです。
もうディスコン機種になってしまったようですが
CHORD初のDSD対応機種で
パルスアレイDAC採用の低価格DACということで
入手したときは、ちょっとそれだけで
小躍りするような喜びがありました。
周波数のレートによって点灯するライトの色が変わるというのも
最初はかなりありがたがいものでしたし。。。
特にDSD出力の白色は、foobarやJRiverの設定をして
はじめて灯ったのを目にしたときは、
後光が差しているようで、やはり感慨を禁じえなかったのでした。。。

これを入手するに当たって、1機種のみですが聞き比べをしました。
CAMBRIDGE AUDIO のDACMAGIC PLUSでした。
この機種の前のDACMAGIC は使用しておりましたので
ちがいがわかりやすかろうということでありました。
DACMAGIC には気の毒だったかもしれませんが
一聴してQuteHDのほうが細かい音が良く聞こえ
音場の表現も巧みでした。
エソテリックのようなぴしっとした感じではなくて
我が家のような真空管アンプとか英国モニター系のSPを
お使いの場合は、ちょっとあわせてみたくなる
独特のふんわり感もあって、
「これだ!」と思いました。

電源は、わりとすぐにあつらえてもらいました。
代理店が推奨していたものではなく、
それと同じDC12V のトロイダル電源のものを自作してもらいました。
効果はそれほど感じられなかったようにも思いますが
あえて言えば、わずかに低域の解像度が上がったかな
というところです。

もう3年ぐらい使用していますが
クラシックやボーカルものなんかは
PCM音源もDSD化して聞くことが多いです。
なんというか音を盛って出してくれている印象があるからです。
演出効果が期待できる場合が多いとでも申しましょうか。。。
いっぽう金管のジャズやロック・ポップス系は
192kぐらいへのアップサンプリングにとどめていることが多いです。
PCMのままのほうが音が前にでてくる印象があり
ライブ感がでるように思うことが多いからです。

今のところ音に不満がないので
しばらくはこのまま使い続けると思いますが
HUGOも新機種のレポートを
PolarBearさんがお書きになっておられて
やっぱりいいのだろ~な~とも思ったりして
でも3年でDAコンバーターを買い替えたくなるっていうのも
サイクル早過ぎ!と自重する自分もいるのでした。

とにかく私のようなハードユースな者に
ずーっと黙って音楽を聞く喜びを与え続けてくれている
この銀色の小箱に感謝の意味もこめて
レビューをアップさせてもらいました。

【SPEC】●ハーモニックディストーション:103dBV ●SN比:115dBV ●ダイナミックレンジ:118dBV ●デジタル入力:USB、光、同軸 ●アナログ出力:RCA ●外形寸法:160W×70H×40Dmm ●質量:0.4kg

マイルーム

3つの部屋に各セットをこしらえてます。
3つの部屋に各セットをこしらえてます。

3つの部屋に以下のセットをこしらえてます。  〔自室:和室8畳〕  ★セット1 HARBETH HL-K6(スピーカー) MUSICAL FIDELITY F22(真空管プリアンプ) MUSICAL FIDELITY F15(真空管ハイブリッドパワーアンプ) Concertino Op.2 「Super Tweeter」  ☆セット2 Dynaudio 17w75 EXT(ウー…

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