Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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最近の新譜から

ようやく、日本海側は本格的な冬に入りました。うっすらと雪が積もって、これからがS/Nの良いオーディオの季節です。本日、某自動車会社の社長は再逮捕されておりましたが、いまのところ我が家の地検特捜部は自らQueenに嵌まってCDを買い漁っているため、私のCDまとめ買いへの捜査の手は伸びておりません(汗)。


ショスタコーヴィチ ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲第3番
ベルチャ四重奏団、アンデルジェフスキ(Pf)

2017年6月録音 Britten Studio, Snape(UK)
E: Jonathan Allen
Alpha 360

待望のベルチャQの新録音。大傑作でありながら録音が意外に少ないピアノ五重奏曲とショスタコ節満載の3番の組み合わせが嬉しい。しかも、ピアノは進境著しいアンデルジェフスキ。

五重奏は冒頭のピアノの一撃でのアンデルジェフスキの掴みが見事。パワフルなピアノが奇数楽章で活躍する一方で、偶数楽章でのベルチャの弦の静謐な響きが心に滲みる。古くから定番の純ロシア産の演奏とは趣は違うが、構築力に優れており現代のスタンダートになり得る名演だと思う。弦楽四重奏曲第3番は、ショスタコの命懸けの「笑い」をベルチャが非常に分かりやすく提示しており、これも名演。

前回紹介した、ヴァン・カイックQの録音とは、同じレーベルでも音の傾向が大幅に異なる。アルファでのベルチャQの録音チームはメンバーが固定していないようで、前作のブラームスのピアノ五重奏からエンジニア、プロデューサー共に替わっている。録音場所のブリテンホールというのは、以前にデッカでザ・モールティングスと呼ばれていた録音場所と同じものだろうか。五重奏はセンターにピアノが大きめの音像で定位。その左右に2名ずつ弦が振り分けられたような形で、やや不自然。情報量もさほど多くないが、高域は堅くならずほぐれているので聴きやすい。ピアノ五重奏は録音そのものが相当難しいはずなので、これで御の字だと思う。オーディオ的にはピアノ抜きの四重奏の方がバランスが良く、こちらは標準的な現代録音(前回のKen Yoshida録音が凄かったので、相対的に普通に聞こえるのかも)。

このDiskの「バックロー度」:★★★(ピアノ五重奏)★★★★(四重奏)



ファリャ スペインの夜の庭、三角帽子(全曲版)ほか
山田和樹 スイス・ロマンドo. 児玉麻里(Pf.) ソフィー・ハームセン(MS)

2016年7月録音 ヴィクトリアホール、ジュネーヴ
E:Karel Bruggeman
PENTATONE PTC 5186 598

ファリャの三角帽子といえば、オーディオマニアにはお馴染みのアンセルメ指揮スイス・ロマンド管(デッカ、1961年)。このコンビは同曲の初演者でもあり(バレエ初演時の舞台装置はなんとピカソ!)、半世紀以上にわたりこの楽団のトレードマークになってきた一枚ですが、その同じスイス・ロマンド管で、同じヴィクトリアホールで、恐らくアンセルメ以来(だと思う)となる超重要な新録音を任されたのが山田和樹。併録のスペインの夜の庭は、ソリストに児玉麻里。日本の聴衆を狙ったキャスティングなのか?それとも、単にこの二人が凄いのか?

スペインの夜の庭では、児玉のシャープなピアノが気持ち良い。この曲の協奏曲的側面が強めに出た演奏。山田の指揮は、正確無比にスコアを音響に変えていくスタイルでデフォルメ一切なし。細部までオケをコントロールしているが、この人特有の明るさもあり開放的で聴いていて楽しい。オケ自身も微に入り細に入り、「この曲のことは誰よりも知っています」という感じの演奏。ただ、「スイスロマンドの音」というのは現代にはもはや無く、これが「新日本フィルの演奏です」と言われれば納得してしまうくらいニュートラルな音色になっているようにも感じました。アンセルメ盤がデッカのトーンを被せていたとも言えるのかも知れませんが。

ペンタトーンは、もともとSACDに熱心なレーベルですがこの曲はDレンジが広いのでSACDでちょうど良い感じ。若干クールな響きなれど、解像度は最低域まで高くFレンジも広大。音場は幅・高さとも広く、スピーカーから大きく外に張り出した場所まで弦楽器が定位する。今後のオーディオチェックにも使えると思う。特に、低域の伸びと張り出しが凄いので大型スピーカー向け爆音ソフトに認定。D58ES等の大型バックロードでも、スーパーウーファーを使わないと低域の迫力が不足する。

このDiskの「バックロー度」★★★★

*なお、「バックロー度」(最高★5つ)はD-58ESなどの長岡バックロードSPがいかに快適に鳴るかの目安であり、演奏内容とは関係ありません。

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UDP-205

OPPO

UDP-205

¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)

発売:2017年7月上旬

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オーディオ専用機としても最高のコストパフォーマンス

BDP-95以来、BDP-105JP、BDP-105JPLimitedとOPPOのプレーヤーをオーディオ専用機として使用し続け、UDP-205で4代目となります。本来の画像を楽しむための機能やマルチチャンネル出力を封印することは、本機の持てる能力の2割程度しか使用しないことになりますが、その様なもったいない運用をした場合でもOPPOのユニバーサル機の音は、同価格帯は言うに及ばず、高級機クラスの音楽専用SACDプレーヤーを一蹴してしまうことがあり、思わず「史上最大の下剋上」というかつて某千葉県で飛び交っていたキャッチフレーズを使いたくなる魅力があります(笑)。

UDP-205は、前任のBDP-105JPLimited比で脚や底盤の構造で一歩後退したものの、回路面ではESS9038Proという現時点で最高のDACを使用することで能力大幅向上。音質面でも脚のセッテイングだけ工夫すれば、楽々と過去のOPPO機を上回る音質に到達します。我が家のセッテイングはTAOC TITE35Sを用いた4点リジット。高剛性無共振セッティングは、機械によっては高域が鋭くなり過ぎたり低域がスリム化したりというアンバランスな音を作る元になりますが、本機ではその弊害は感じません。

CD、SACD再生時の音質は、歴代OPPO機の中では105Limitedよりも95の延長線上にあり、精度を大幅にアップした感じ。OPPOはすべての機材でDACの回路の詳細を開示しているわけではないので間違えがあるかもしれませんが、95も205もアナログバランス出力時は各チャンネルのプラス、マイナス毎にDACがパラレル駆動になるはず(95は2個、205は4個?)。105系はシングル駆動であり、この違いが音の傾向に出ているのかもしれません。105系以降はヘッドフォン出力に2ch基盤側DACの半分を割り当てているので、105系はその割りを喰った形で、205ではチップの能力が4倍になったことで倍返しで進化した計算になります。

音は、質感の良さと高S/N比が印象的で、しかも「デジタルを突き詰めたらアナログになった」という感じのキメが細かくまとまりの良いサウンド。アコースティック系の音楽との相性は特に良く、分解能の高さをことさら主張するわけではないのに、よく聴くと見事に分解されており個々の音に余裕や安心感を感じます。音場は特に広大でも狭いわけでもなくソース次第。進化したのは高さ方向や奥行き方向の表現で、位相管理のしっかりしたスピーカーやフルレンジで違いがわかると思います。音像は輪郭線がなく、空間の中にフッと立ち上がる生音に近いもので、過渡特性の良さが伺えます。7種類選択できるデジタルフィルターは、音の立ち上がり、立ち下がりにスパイスを加える感じの変化になりますが、セッテイングが決まってからの隠し味という感じです。

音の癖や暴れが少ない一方で組み合わせるアンプやケーブル、電源にはかなり大きな影響を受け、特に出力ケーブルによる変化は、これまで私がメインで使ってきた10台ほどのデジタルプレーヤーの中で最大。ケーブル次第でダイナミックなオーディオ的な音にすることも、柔らかい音楽性重視の音にすることも可能です。また、ネットワークプレーヤーやUSB-DACで使った際の音もディスク再生のクオリティに肉薄しているので、音楽専用としても多彩な使い方が可能。マルチチャンネルやHDMI出力は私は使用しませんが、使えばさらに二度、三度美味しいのでしょう。値段を考えると、BDP95以来の「黒船再来」と言えるでしょう。

【SPEC】●出力端子:7.1chアナログ×1系統、2chアナログ×1系統、XLR端子×1系統、光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×2(うち1つは音声専用) ●入力端子:光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×1、LAN端子×1、USB3.0×2、USB B×1 ●電源: AC 100V / 230V, 50/60Hz ●消費電力: 65W (スタンバイ時: 0.5W 省エネモード) ●外形寸法: 430W×123H×311Dmm ●質量:10kg

マイルーム

D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch

単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨大なニアフィールドリスニングのような。 長岡系自作派を自認していますので(笑)、基本はケチりながらハイパフォーマンス、生々しい過渡特性重視の音を目指します。ホームシアターはまだ初心者です。 …

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