Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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UDP205、来たっ!

4年ほど前に、我が家で絶対の信頼を置いて10年以上使っていた某国産高級SACDプレーヤーのオーバーホール中に、リリーフ投入したBDP-95というわずか1/4の値段のペナペナの外国製ユニバーサルプレーヤーがあっさりと定位置を奪い取るという衝撃的な下克上事件が発生しました。それは、まさに国産機で固めた我が家への黒船到来でした。以後、OPPOのプレーヤーに心酔しBDP-105JP、105DJPLimitedとアップグレードを繰り返して来ました。

さて、4世代目にしてES9018SからES9038Proへ心臓部の大幅パワーアップ。8ch、32DAC処理能力4倍増という化け物はどういう音を出すのか?予定よりも半月早く入荷した我が205は、下取りされていく105Limitedと入れ替わりで本日到着です。

映像関係のレビューはすでに複数の方々がなさっていますし、我が家は音専門で使いますので、オーディオプレーヤーとしてレビューします。


サイズ的には105Limitedと大差なし。けれど、高級感は少しアップ!

まず外観ですが、UDP205の筐体はBDP105DJPLimited比で進歩した点と後退した点が相半ばします。内部構造はドライブ取り付け部などに進化が見られる反面、天板、底盤、脚にプロダクションモデルとチューンドモデルの差が出ています。脚は105DJPLimitedの高価なタオック製グラデーション鋳鉄までは奢れず、金属製ではあるものの品質はいまいち。防振ゴムが貼ってあるのもいただけません。細いネジが下側にのぞいているので外すのは簡単そうです。205では底盤も二重にはなっているので95や105ノーマルよりは遥かに良いですが、105Limitedの二重底の強度は別格。この辺りは値段を考えれば仕方ないところなので使いこなしでカバーする必要があります。



底板と脚はこんな感じ。105JPに先祖返りした感じですが、一応二重底+金属脚ではあります。

天板もビデオ回路の放熱対策として放熱孔の多数あいたパンチングメタルですが、ダンプしてあり鳴きはありません。WifiのアンテナがUSB外付けからやっと内臓になったことやリモコンにバックライトがついたことは隠れた嬉しい点です。Netflix などへのアクセス機能が削られたのも、個人的にはスッキリして良かった。面構えもシンプルで、鬱陶しかった前面の金色文字もほとんど消滅。本物感というか最強ユニバーサルプレーヤーとしての凄みが出てきました。


天板は穴が増えた?映像系回路からの放熱対策ですね。

これまで歴代OPPOプレーヤーを使ってきた我が家の環境にそのまま組み込んで試聴しました。電源周りはPSAudioPower Plantに自作5.5sq電源ケーブル(アコリバ)、脚はタオックTITE35Sで4点リジット支持、出力はアナログバランス出力(音専門で聞く場合は必要条件だと思います)、天板には錘の代わりに鉄の固まりのようなヤマハC2aを乗せて防振。長岡バックロードを大音量で鳴らすためのコチコチのカチカチ、高剛性無共振セッティングです。なお、ビデオ回路を切ってオーディオ専用機として使う場合は放熱は特に大きいわけではないので、天板に他の機材をスタックしても問題ありませんが、4K画像を見る場合は念のため避けた方が良さそうです。第一段階のエージングは最低6時間くらいは必要のようで、鳴らし始めはやや眠い音ですが現在進行形でグングン本領を発揮していきます。12時間でだいぶ落ち着いた感じになりました。

CD再生では、中高域にエッジを利かせ低域は量をやや絞ってローエンドまでソリッドに伸ばす高コントラストな音づくり(あくまで、我が家でリジットにした場合の音)であった105Limitedに対し、全く同一のセッティングで導入初日の205は中高域をやや絞って刺激的な成分を抑え、低域は相対的に持ち上げ超低域はロールオフさせた耳になじみの良いアナログレコード的な帯域バランスで対照的に聴こえます。アコースティック系に親和性のあるゆったり聴ける低重心の音で、今まで感じなかったプレミアム感すらあります。リジットなセッティングにしても鋭さやキツさが一切出てこないのは、エージング不足に加えて、基盤のフローティングなど振動対策が念入りに行われていることの証でしょう。スピード感やハードさを求める向きには、電源周りのチューニングとアンプ選択が重要になりそうです。

驚くべきは、音の質感の高さとS/Nの良さ。絵に例えれば線画+透明水彩の様に輪郭線の中に色が乗っていた105に対し、205は写真の様な無輪郭の音像が静寂の中から立ち上がります。これこそがこのプレーヤー最大の美点でしょう。特に、弦楽四重奏やチェンバロの質感の良さは歴代OPPO断トツのトップ。大編成のオーケストラも良いです。ただし、超優秀録音版でのジャズベース搔き鳴らしやピアノの左手の破壊的なエネルギーの様なものだけは105Limitedが上手。

高音がホールの中で減衰していく様子や弦の音の溶け合いは非常に美しく聞き惚れます。強調感の少ないスムーズな音なので音楽の流れが良く、全体としては、個々の音を聞かせる凄み重視の「オーディオマニア向け」の音というよりも、音楽に没入するための音づくりであり、値段が一桁違う高級機が持つ音の説得力の領域に入りこんだ感じもします。音がキツくて聴く気にならないCDが大幅に減り、いくらでも気分良く音楽が聴けてしまう音。SACDや24/192などのハイレゾファイルを再生すると、もう少しエグい音や汚い音も出てきて、よりリアリティが増すと共にオーディオオタク的満足度もアップします。

これからエージングでまた変わっていくでしょうが、まずは、オーディオ専用機としても105Limitedの枠を超えるモデルチェンジを果たしてくれた事を喜びたいと思います。

追伸:NASからWifi経由のネットワーク再生のクオリティは劇的に向上しています。

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UDP-205

OPPO

UDP-205

¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)

発売:2017年7月上旬

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オーディオ専用機としても最高のコストパフォーマンス

BDP-95以来、BDP-105JP、BDP-105JPLimitedとOPPOのプレーヤーをオーディオ専用機として使用し続け、UDP-205で4代目となります。本来の画像を楽しむための機能やマルチチャンネル出力を封印することは、本機の持てる能力の2割程度しか使用しないことになりますが、その様なもったいない運用をした場合でもOPPOのユニバーサル機の音は、同価格帯は言うに及ばず、高級機クラスの音楽専用SACDプレーヤーを一蹴してしまうことがあり、思わず「史上最大の下剋上」というかつて某千葉県で飛び交っていたキャッチフレーズを使いたくなる魅力があります(笑)。

UDP-205は、前任のBDP-105JPLimited比で脚や底盤の構造で一歩後退したものの、回路面ではESS9038Proという現時点で最高のDACを使用することで能力大幅向上。音質面でも脚のセッテイングだけ工夫すれば、楽々と過去のOPPO機を上回る音質に到達します。我が家のセッテイングはTAOC TITE35Sを用いた4点リジット。高剛性無共振セッティングは、機械によっては高域が鋭くなり過ぎたり低域がスリム化したりというアンバランスな音を作る元になりますが、本機ではその弊害は感じません。

CD、SACD再生時の音質は、歴代OPPO機の中では105Limitedよりも95の延長線上にあり、精度を大幅にアップした感じ。OPPOはすべての機材でDACの回路の詳細を開示しているわけではないので間違えがあるかもしれませんが、95も205もアナログバランス出力時は各チャンネルのプラス、マイナス毎にDACがパラレル駆動になるはず(95は2個、205は4個?)。105系はシングル駆動であり、この違いが音の傾向に出ているのかもしれません。105系以降はヘッドフォン出力にアナログ基盤側DACの半分を割り当てているので、105系はその割りを喰った形で、205ではチップの能力が4倍になったことで倍返しで進化した計算になります。

音は、質感の良さと高S/N比が印象的で、しかも「デジタルを突き詰めたらアナログになった」という感じのキメが細かくまとまりの良いサウンド。アコースティック系の音楽との相性は特に良く、分解能の高さをことさら主張するわけではないのに、よく聴くと見事に分解されており個々の音に余裕や安心感を感じます。音場は特に広大でも狭いわけでもなくソース次第。進化したのは高さ方向や奥行き方向の表現で、位相管理のしっかりしたスピーカーやフルレンジで違いがわかると思います。音像は輪郭線がなく、空間の中にフッと立ち上がる生音に近いもので、過渡特性の良さが伺えます。7種類選択できるデジタルフィルターは、音の立ち上がり、立ち下がりにスパイスを加える感じの変化になりますが、セッテイングが決まってからの隠し味という感じです。

音の癖や暴れが少ない一方で組み合わせるアンプやケーブル、電源にはかなり大きな影響を受け、特に出力ケーブルによる変化は、これまで私がメインで使ってきた10台ほどのデジタルプレーヤーの中で最大。ケーブル次第でダイナミックなオーディオ的な音にすることも、柔らかい音楽性重視の音にすることも可能です。また、ネットワークプレーヤーやUSB-DACで使った際の音もディスク再生のクオリティに肉薄しているので、音楽専用としても多彩な使い方が可能。マルチチャンネルやHDMI出力は私は使用しませんが、使えばさらに二度、三度美味しいのでしょう。値段を考えると、BDP95以来の「黒船再来」と言えるでしょう。

【SPEC】●出力端子:7.1chアナログ×1系統、2chアナログ×1系統、XLR端子×1系統、光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×2(うち1つは音声専用) ●入力端子:光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×1、LAN端子×1、USB3.0×2、USB B×1 ●電源: AC 100V / 230V, 50/60Hz ●消費電力: 65W (スタンバイ時: 0.5W 省エネモード) ●外形寸法: 430W×123H×311Dmm ●質量:10kg

マイルーム

D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch

単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨大なニアフィールドリスニングのような。 長岡系自作派を自認していますので(笑)、基本はケチりながらハイパフォーマンス、生々しい過渡特性重視の音を目指します。ホームシアターはまだ初心者です。 …

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