パグ太郎
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クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

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KYLYN邸再訪問:不思議空間の謎は深まるばかり

ようやく厳しい夏も和らいできた、雨模様の週末、中央線沿線805ユーザのお一人、KYLYN邸にお邪魔してまいりました。今年の2月の相互訪問の時以来ですので半年振りです。その時の印象は、小音量でも細部まで聞き取れて、高域も低域も過不足なく、そして至近距離のスピーカーの後方、壁の向こうに浮かび上がるステージ空間。なんでこんなことが出来るのか、その不思議空間の謎は解けぬまま半年が過ぎてしまいました。お誘い頂いたのは、こちらは3年ぶりというGRFさんです。今度こそ、少しはKYLYN邸の謎の解明が出来るかと、ノコノコと同席させて頂いたという次第です。

システムは半年前とお邪魔した時と変らずです。が、いきなりSACDプレイヤーのDACのスペックと方式のお話が、KYLYNさんとGRFさんとの間で始まりました。専門用語と数字が飛び交い、全くのチンプンカンプン。謎の解明どころか、音楽が掛かる前から挫折気味です。

謎の会話が一段落して、漸く音楽が始まりました。フィッシャーの『バッハ無伴奏ヴァイオリン』、アルゲリッチ・プレトニュフの『シンデレラ』のSACD。
相変わらず、この小音量でシンデレラの真夜中の鐘の重低音の打撃音も、魔法の解けていく高音の煌きも、その複雑な動きが細部にいたるまで再現されています。いやはや凄い。ここでGRFさんから、廊下に繋がる扉を少し開けて空間に余裕を持たせたらという助言。

続いて、松田聖子のベストアルバム『バイブルII』、クィーンの『ホット スペース』。
再びここで、スピーカー後方の窓に掛かったブラインドの角度をほんの少しだけ動かしてみたらと。ここで、音楽の勢いががらっと変りました。普段もより人が多いので、吸音過多になり、空間を増やしてやることでそれを解消し、響かせる空間容積を増やしたとのこと。ブラインドと窓の間の空間容積って、どれだけの容量の話?

その後に聞かせていただいた八代亜紀の歌の素晴らしさ、小音量で細部までエネルギーが行き渡っている、人の声の表情を表現するのに必要な要素が全て揃うとこうなるのか、思わず「参りました」の一言。

クラシックでコンドラシン指揮の組曲『道化師』、アンセルメ指揮の『くるみ割り人形』、管絃楽曲名作の往年の名演のSACD版で堪能しました。(でも、SACDマスタリングが難しいということが判ってしまうシステムでもあります)

この後、アナログに移ります。クラプトンの『アンプラグド』、ロスフィルを指揮したメータの若かりし頃のホルスト『惑星』、清水靖晃『案山子』、アート・ペッパー、エヴァ・キャシディの『ナイト・バード』、ビートルズ『アビー・ロード』、松田聖子『パイナップル』。

KYLYNさんの選曲には、前回もそうでしたが、何か静かな祈りのようなものが、必ず何曲か入ってきて、それが小音量で心にしみる音楽として伝わってくるシステムなのです。(エヴァ・キャシディの所で、「何故、このライブがどこのお宅でもあるのか?」という当方の素朴な質問から、選曲のハードルを上げてしまい、申し訳ありませんでした。が、やはりKYLYNさんならではの選曲でした)。

その間、針の汚れの除去前後の聞き比べ、人間の3人の吸音材の位置関係の影響、そして、ちょっとしたボリュームの変化による音の飽和点の出方などなど、ほんの些細なことが、恐ろしいほどの作用をもたらすという体験も有りました。KYLYN邸の素晴らしさは、この絶妙な均衡の上に成り立っていること、そしてKYLYNさんが、それを絶妙に制御しているということは良く判りました。そのポイントを適格に見抜いて、指摘されるGRFさんにもビックリです。

お開き前に、最後にSACDに戻って、掛けて頂いたMuddy Watersのブルース。
この音楽の格好のよさには完全にやられてしまいました。最後にこういうものを持ってくるところが、KYLYN師匠の凄腕なのです。

不思議解明と勇んで参加したオフ会でしたが、あっという間に流れる音楽に心を奪われ、それどころではなくなってしまい、その秘密は、相変わらず解明できぬままです。

KYLYNさん、楽しい半日を有難うございました。

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Phileweb登録後1年、気が付くとスピーカー導入していました(2018/6) 10数年愛用したアンプが逝ってしまったので、久々の機器更新をしました(2017/6)。

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