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2018年新築を機にオーディオ再開。 音の好み: ボーカルがスピーカーから離れた位置で明確にセンター定位すること。前後方向に広く、頭の後ろから壁の向こうまで音の定位を感じること。 リファ…

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スピーカー移動の日々と定在波の考察

ほとんど需要のない定在波対策でスピーカーを動かす人向けの記事です。


住宅事情や機器配置、ケーブル長、はたまたやる気の都合上、日本人のオーディオ好きな人でスピーカーを動かす頻度は、ごく一部を除いて極めて少ないだろうと想像します。

確かにノウハウもなくやみくもに動かしても疲れるだけですし、ミスでもしようものなら大切なお体や機器を痛めてしまうかもしれず慎重にならざるを得ません。スピーカーによっては重量があり一人作業が危険な場合もありますし。


それでもあえて取り上げるのはスピーカーセッティングは音への寄与度がかなり高いため些細な変更が大きな効果を生むことと、一発勝負的な要素の多い調音機材導入に、前もって当たりをつける目処がついた(と私は思った)からです。


1.実測からのフィードバック

横75cm 縦114cm
横50cm 縦170cm
横72cm 縦125cm
横72cm 縦135cm
横80cm 縦135cm
横70cm 縦133cm
横70cm 縦124cm
横52cm 縦128cm

ここ数か月の間に動かした回数を指折り数えてみると8回。

定在波シミュレーターで良さそうな場所を探す → スピーカーを動かしてF特を測る → 測定とシミュレーションを比較し、パラメーターを見直す → シミュレーターで良さそうな場所を探す


この繰り返しでシミュレーター上のF特と測定の一致率を高めました。
かなり高まったと思います。比較波形は「3.置き場」へ。


2.考察(で、何がしたいの?)

当初の目的は、60Hz付近の落ち込みを最小化することでした。


EQ補正を行うにしても少ない補正量ですませたい。そのため、できればディップを10dB以下にしたかったのです。しかし見積もり精度を高めた結果、現状の反射率や部屋のサイズでは15dB程度が限界とわかりました。(図1)


15dBのディップがあっても、音は良いです。左右対称と水平は高度にそろえているためかスピーカーは消え、センター定位は明確。谷間の低音不足はあまり気にならず、低音から高音まで十分な分解能と情報量があり、苦手な音源はなく何を聞いても聞き疲れしません。(あくまでも過去の自分のシステムと比べての話です、音源もライブラリに入っているごく狭い範囲です。)


シミュレーターに戻り対策を考えます。こういう時シミュレーターは簡単です。

前面の反射率を側面並みにしてやれば60Hzディップを低減できることが判明。100Hzから300Hzが損なわれますがそこは場所を最適化すれば解決するでしょう。60Hzをなんとかするよりは容易なはずです。(図2)


側面と同じすのこ(苦笑、本来ならアンク)を正面にも導入するのは見た目を恥じなければ実行可能です。さらに追加で天井にQRDスカイラインのようなものを入れて反射率を下げるのも有効であることが示唆されました。(図3)

絨毯で床の反射率を下げるのも部屋音改良の常套手段ですが、60Hzディップに対しては有効ではないことが示唆されました。

得られた知見を元にさらなる改善に努めたいと思います。

図1.現状で60Hzギャップが最も小さくなる配置


図2.正面の反射率を側面並みに変更


図3.上記プラス天井の反射率を33%削減



3.置き場



謝辞:定在波シミュレータを開発された神野久司さん、Windows版に移植されたminnさん、及び両氏のStndWave2.exe無償公開に関する同意に感謝します。

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S1

MAGICO

S1

¥1,680,000(税込)

発売:2013年3月20日

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MAGICO S1初代

・掲示板で叩かれ、中古相場が下落
・弱点は足元
・コスパはA3越え?


1.中古100万クラス
中古でペア100万クラスのスピーカーと戦えるはずが某掲示板でこき下ろされたせいか不人気で比較的安く手に入ります。論調はmark2が出たから初代はダメなのだそうです。入手性は少ないながらもそこそこ。年3,4台ほど売りに出ます。2013年デビューなので初期玉でもあと9年くらい使えます。A3が150万で15年使えるとしてS1が90万で9年使えれば御の字かなと。あと数年経つと残り寿命の少なさを嫌ってさらに値崩れするかもしれません。


2.S1 mark2との差
見た目そっくりながら初代とはちょっと違う音のキャラクターを持っています。価格差は圧倒的で中古相場倍くらい違います。きちんとチューニングされている前提で音の差はそこまで大差ではない印象でした。
ツイーターがダイヤモンドコーティングされているとかブレースの数が減って溶接に変わったとか、天板がラウンドになったとかの違いはありますが、使い勝手の面で最大の違いは足元のセッティングのしやすさでしょう。
初代はステーから4本独立。上に突き抜けたやや長めのスパイク。mark2はステーは1体化され、上には突き抜けないタイプのスパイク。初代の足元は非常にシビアでガタツキなく4点均一に荷重をかけるには熟練が必要でした。これが音に非常に効き、できていないと本来の性能が発揮されません。掲示板で酷評されたのはこのあたりのチューニングの難しさもあったのかもしれません。


3.2wayの利点
価格の割には鳴りにくい筐体と少ないユニットがコンパクトに配置されたことによって空間表現と高解像度が得意です。既存のMagicoの2wayは何故か判で押したように32Hz~50kHz(YGのCarmel2も32Hz~40kHz)です。
余談ですがQシリーズはリアル、Sシリーズはマジックがシリーズコンセプトだとどこかで読んだ記憶。ソースを探してみたのですが残念ながら見つけられませんでした。MシリーズやAシリーズのシリーズコンセプトを調べたかったのですが。近々A1という2way bookシェルフも出るらしいのでこちらも32Hz~50kHzになるのか気になるところです。


4.弱点と対抗馬
よく低音不足を指摘されますがそれはセッティングが出ていないか求める低音のタイプが違うのでしょう。JBLなどの大口径ウーファーが得意とする「腹に来る低音」は残念ながら出ません。部屋の定在波の谷や左右の打消しなどがなければスペック通り30Hz台は普通に出せて、追い込めば20Hz台もそこそこいけます。ただし質は(不思議なことに)値段なりです。同価格帯で遜色ないというだけで最高ではありません。

対抗馬のひとつであるMagico A3は22Hz~50kHz。数字だけ見ると低音で圧倒的に有利に見えます。定位感のない量で攻める低音ではA3に分があるでしょう。しかしスピーカーの中央でバスドラムが鳴る、低音楽器の立ち位置がわかる、そういった上流が整った時に可能な細かい表現はS1に分がある印象です。A3はデビュー当時何度も聞きに行きました。どちらもコスパは良いのですがスピーカーの音離れという観点では追い込んだときの伸び代はS1が勝る印象でした。

【SPEC】●搭載ユニット:7インチミッドウーファー×1、1インチトゥイーター×1 ●再生周波数帯域:32Hz〜50kHz(±3dB) ●能率:86dB(1W/1m) ●インピーダンス:4Ω ●外形寸法:1,090H×220W×250Dmm ●質量:43kg

マイルーム

二階8畳正方形勾配天井の音作り
二階8畳正方形勾配天井の音作り
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~8畳 / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch

2019.6.24 In : Magico Q1 Out : Magico S1 2019.3.9 In : 吊り下げ式ボード 修理完了のため復帰 2019.1.28 In : スピーカーアンプDAC配置換え、アクセサリー類多数、自作ルームチューニング材多数 Out : 吊り下げ式ボード スピーカーが段階的に前に出てきて最終的に壁から133cmになりました …

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