Tomy
Tomy
50歳代中ごろからオーディオ復活。2チャンネルに飽き足らず、マルチチャンネルにも足を染める。かつて集めたレコードの再生はきっぱりと止めることにして、PCオーディオまっしぐらです。現在、DACはEXAS…

日記

お気に入り製品

お気にいられユーザー

最新の日記

マルチ再生のセンター、サラウンドSPの選び方4、逆相ウーハーの結末

マルチ再生のセンターやサラウンドSPにどのようなSPを選べば良いのか、その1から3まで書き、皆さんの様々なご意見を頂きました。どうも、ありがとうございます。

それで、結局は、センターSPの繋がりが良かったので(その2のテストで◎)、そのシリーズのブックシェルフをサラウンドSPとして購入しました。その結果はその3で書きましたが、良好でした。

しかし、センターSPも購入したサラウンドSPも280Hz以下を受け持つウーハーはフロントSPと逆走、いや’逆相’のようなんです(^o^;)。Auro3Dさんの日記でも話題になっており、良くあるケースではないかと思います。それでも良く繋がっている??ので、何故か調べてみました。

ネットワークの特性は以下の表のようになっていました。
(フロントとの繋がり方試聴結果)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 繋がり方               クロスオーバーの特性   
            TW-MID MID-WF WF-SUBWF
- フロント 2.4kHz/12dB (逆相) - 120Hz(正相)
◎ センターSP    2.8kH/18dB(正相) 280Hz/12dB(逆相)
○ ブックシェルフ  1.8kHz/18dB(正相)
○〜◎ 2Fセンター  2.4kH/18dB(正相)  200Hz/特殊(正相) 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 逆相ウーハーが何故繋がるのか? その理由
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
 まず各SPの特性
ーーーーーーーーーー

1)まず、フロントSPの周波数特性と位相特性です。
日記(ROONを使ったルーム音響補正,2020-09-07)にも書きました補正マイクとREWというソフトを使っての測定です。フロントの特性はL+Rで日記(その2)に書いた特性補正を行った状態でのものです。位相特性は、別にL側だけ視聴位置で測定して、直接音だけ解析するように5msのウィンドウを掛けています(これはとても複雑なので、詳細は省略します)。

フロントL+Rの周波数特性です。300Hz以下と10kHz以上のみROONのDSPで音響補正をしています。結構フラットです。


下のグラフがフロントL側の位相特性です。3kHz以下は位相ほぼ0度で変化無し。10kHz以上で回転して、20kHz付近で-180度、逆相になっています。全体としては、低域から5KHzくらいまで、位相の回転は少なくなっています。位相のグラフの縦軸は右側にあります。左は違うのでご注意を。

ーーーー フロントSPのウーハー(アクティブサブウーハー)は正相接続 ----

フロントSPの120Hz以下を受け持っているアクティブサブウーハーはMIDに対して正相で接続されていることは、この測定から分かったことです。ツイーターは表にあるように2.5kHz、12dB/octのクロスで逆相ですので、20kHz付近で約-180度、逆相になっているのはそのためだと思います。2.5kHzのクロスオーバー付近での位相の回転は殆どありません。ツイーターを抵抗と考える単純計算ならそこで90度回転しているはずなんですが、ツイーターのインピーダンスの影響でしょうか?理由がお分かりの方がおられたら、是非レスお願い致します。

2)センターSPの周波数特性と位相特性も同じように測定しました。

下の図がセンターSPの周波数特性です。これも300Hz以下はROONで補正をしています。中域に多少の凹凸がありますが、まずますフラットではないかと思います。


センターSPの位相特性が下のグラフです。


ーーーー センターSPのウーハーは逆相 ----

280Hzで12dB/ocのクロスオーバーがあり、ウーハーは逆相接続ですので、20Hz辺りの位相を見るとほぼ+180度回転しています。しかし、100Hz辺りまでの位相の回転は小さいです。2.8kHz以上を受け持つツイーターは18dB/octの正相接続ですが、10kHz以上になると少し位相回転が見られます。全体としてみると、100Hzから10kHz辺りまでの位相特性は、フロントSPの位相特性と大きく変わることはありませんでした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 逆相ウーハーのセンターSPとフロントSPの同時再生
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3)じゃあ、片方はフロントSP、もう片方はセンターSPとして、両方同時に鳴らして測定するとどうなるかですよね(^o^;)。その時の周波数特性が以下のググラフです。

センターL側 + センターSP(両方ともROONで補正後)。

ーーーー 100Hz以下は少し減衰 -----

予測(期待)通りというか、100Hz以上の周波数特性は、フロントSPとセンターSPの周波数特性を足して2で割ったような感じです。100Hz以下はレベル低下が見られます。数dB強程度の低下でしょうか?低下はそう大きくないので、聴感上の低音の繋がりは良かったものと思われます。中高域で決まる定位に関しても、100Hz−10kHz位まで位相差が殆どなかったので、良好だったと思われます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   サブウーハーを併用すると
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4)そこで、少し遊びで(笑)、センターSPの低音をサブウーハーに受け持たせるとどうなるかも測定してみました。80Hz、12dB/octでセンターSPのみについてサブウーハーに低音を受け持たせました。何時も視聴に使用しているセッティングです。

フロントL側+センターSP+サブウーハー(センターSPの低音受け持ち)の周波数特性

ーーーー 100Hz以下もいい感じです ----

80Hz付近に(部屋の定在波の影響もあり)少し凹みがありますが、20Hzまでほぼフラット、良い感じです(笑、^o^/)。サブウーハーとのクロスオーバーは100〜120Hzくらいとするほうが、80Hzのくぼみが取れるかもしれません。

ということで、280Hzクロスの逆相ウーハーでも、正相ウーハーのフロントとセンターやサラウンドSPとして併用しても、100Hz以上では問題は無いという測定結果でした。これは表の聴感上の結果と良く一致すると思います。

センターSP、サラウンドSPの選び方に関して、皆様のご意見、知見を浅学ですがまとめますと、

ーーーー------------
     まとめ 
ーーーーーーーーーーーーーーーー
(1)全ユニットが正相で接続されており、500~2kHz付近にクロスオーバーの無いSPでシステムを構成する。18dB/octでクロスされていると、正相接続と思って良い(最近のSPはこれが多いそうです)。500-2kHzにクロスがあるものを組み合わせるときは(正相接続でもクロス周波数が異なれば)注意が必要だろうと思います。

(2)一球入魂で既に購入したフロントSPの全ユニットが正相接続ではない場合(拙宅の状況)、ツイーターが逆相接続でもクロスオーバーが比較的高ければ、大きな問題はない。私の駄耳には2.5kHz/12dB/oct逆相接続(フロントSP)と2.8kHz/18dB/oct正相接続(センターSP)の繋がりは良好に聞こえました。耳の良い方には、もっと高音でのクロスオーバーに限定されるかもしれません、年がいくと高音はあまり聞こえていないもので(泣)。

(3)ウーハーが逆相接続の場合も大きな問題を起こしそうです。低音が打ち消し合います。しかし、300Hz以下でクロスしているウーハーであれば、測定結果から100Hz以上は実質的に逆相になっていないので、低域の量感が減じたと感じることはあまりなさそうです(センターSP、サラウンドSPの低音をサブウーハーに受け持たせている場合は、特に)。サブウーハー無しでは、100Hz以下は少し打ち消し合いますが、大きな減衰ではありません。~100Hz以下の低音は定位にはほぼ影響しないのは皆様良くご存じのとおりです。

(4)これらを考慮しつつ、組合わせる二つのSPで2ch再生して(主にモノや、ステレオのボーカルもの)、センター定位、音場再現と、もちろん音の好みをチェックして良好なら合格(^o^/)。このセンター定位、音場再現は二つのSPの周波数特性や位相特性、立ち上がり立下り特性などの微妙な部分が絡んでいると思われるので、耳で聞いて確認するしか手はないと思われます。

(5)最近の優秀になりつつあるAVアンプは位相補正可能な音場補正機能をもっているので、これを用いて位相も補正する。これは、今回は試しておりません。しかし、今後期待できる方法かもしれません。上の方法で選択したSPに補正を掛けると、同じSPを使った時と全く変わらないようになれば理想です。

(6)完璧主義のお方、さらに、設置スペースと財力が十分であれば、同じスピーカーで揃える。最後はやっぱりこれなんですけど、小生にはとても無理です(泣笑)。

ご質問、ご意見あれば、レス宜しくお願い致します。

最新のレビュー/コメント

PlayPoint

exaSound Audio Design

PlayPoint

¥262,000(無線LAN搭載モデル/税抜)

発売:2016年6月下旬

製品DBで詳細を見る

この製品にレビュー/コメントを書く

ほかのユーザーの登録・投稿を見る

Exasound PlayPoint

数年前に導入したExasoundのPlayPointを紹介します。
【導入の経緯】
50代になって再開したオーディオですが、50代後半になってレコードの再生をしなくなり、また、その後プレーヤーによるCDやSACDの再生もしなくなりました。レコードを聴かなくなったのは、レコードの入手が困難になったことや、カートリッジの針交換、ノイズが気になるなど、手間暇掛けるならこの際デジタルに移行するのが本流かなと思ったことなどが理由です。デジタルなら、メディアレスで、PCオーディオ・・となるのも時間の問題でした。同じお金をかけるなら、DACのほうが良い音がするのは、周知の事実?かもしれませんね!

DACも紆余曲折しましたが、行き着いた先がExasoundのe22MKIIです。ChordのHugoも良い音でしたが、ナチュラルさ、奥行き感や、音場などでe22MKIIに軍配が上がると思いました。そこで、浮かび上がったのがPlayPointです。ExasoundのDAC専用のMusic Serverです。カナダのExasound本社ではもう新しいモデルに代わって販売されていませんが、日本ではまだ販売されています。PlayPointMK1と2があり、私のはMK1です。違いは、CPUの能力とメモリの搭載量で、もちろんMK2が高性能。MK2のCPUが速くて、メモリも2倍積んでいます。日本版のみWiFi機能を削除したものがあり、カナダはWiFi搭載版のみです。WiFi無しが価格UPしているという、ちょっと釈然としない価格設定です(外した分の費用UPなんでしょうけど?なんか納得できんなぁ)。

【売りのポイント】
PlayPointの売りは、何と言っても超低ジッターとマルチチャンネル対応、さらにROONコア対応という点でしょうか。特にROONコアの導入を考えると、価格と性能面から肩を並べるものはあまりないのではないでしょうか?MQAにも対応してますし。私はROONコアとして使い、TIDALも導入しました。TIDAL,QubusはRoonからシームレスにつながります。シームレス感抜群です。

【仕様の概略など】
(MK1)PCM 384KHz/DSD256,(MK2)PCM768/DSD516まで対応しています。私のはMK1なのでPCM384kHz止まりですが、特に不自由はしていません。日本版は未だMK1仕様のようです。カナダ本社に直接言えば、現状の最新版を個人輸入することができると思います。3機種あり、PlayPointに相当するのはGamma Serverと呼ばれるもので、当然CPU能力のかなりの向上と、DACもExasound以外のものに対応しています。値段もほとんど変わらないので、絶対こちらがお得です(最大ビットレイトは何故かMK1と同じようですが)。

【CPU能力の必要性】
CPU能力は例えばROONを使って、DSPによるルーム補正やビットレート変換の時に影響します。ただ、私の経験では、能力の低いMK1でも2chなら、結構なDSP処理をしても、処理が追い付かないことはありません。8chではヘビーなルーム補正をすると、能力不足の場合があります。特に、データベースのバックグランド処理をしているとこれが生じます。

【音と導入のポイント】
音はどうかというと、PC接続でFoobar2000でe22MKIIを鳴らした場合に比べ、少しかっちりした音になりますが、PC接続でも良い音なので、好みで別れるかもしれません。PC接続ならMacよりもWindowsが良いそうです(Exasound George Klissarovの言)。マルチチャンネルのe28も持っており、こちらはPC接続で、PlayPointのRoonからWiFi経由で、シグナルを受けて、鳴らしております。これで2ch再生してもこれが結構いけます。WiFi経由なのに驚きです。

ならば、導入のPointは?というと、やっぱりRoonサーバーかなぁ?
なのでPC接続でその都度PCを立ち上げ、ROON等を使うので問題なければ、導入はあまりお勧めしません。私の場合はPlayPointはONのままにしてあり、携帯などが手元にあれば直ぐRoonが使えます。また、二階にサブオーディオルームがあるのですが、そこで聞くときも一階のPlayPointをRoonServerとして使い、一階と同じ感覚でPC接続のDAC(e12)を鳴らすことができます(一階と二階の間はWiFi接続)。現状、私には必須アイテムです。

【脱線】
少し話は脱線しますが、ROONサーバーとしてPlayPointを使い始めて感じたことは、ROONに付属しているDSPはなかなかなものだなあということです。250Hz以下の定在波の影響を(測定して)補正すると、中低域の解像度が格段に向上します、また、この処理をDSDでもPCM変換せずに処理してしまいます。それと最近の高速WiFi接続の音には関心します(ケーブル接続との差がほとんどわからないんです)。
【おわりに】
脱線しましたが、Roon Serverにご興味のある方はPlayPointかGamma Serverを一度チェックしてみれば如何でしょうか(後者がお勧め)![:image1:][:image1:]

【SPEC】●対応サンプリング周波数:PCM 384kHzまで、DSD(DoP不要)DSD 256まで ●チャンネル数:2chまたは8ch(接続されたexaSoundのDACに応じて自動切り替え) ●接続端子:USB×2 ●定格出力:36W ●外形寸法:165W×55H×235Dmm ●質量:1.26kg

マイルーム

PCマルチチャンネル
PCマルチチャンネル
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~12畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~5.1ch

オーディオルームとして作った部屋ではなく、以前は父母の寝室であった部屋をオーディオ部屋としています。特に防音設計ではありませんが、2x4で二重ガラスになっているので、夜中でも大音量で鳴らすことが可能です。 機器の選定はクリアーで眼前で演奏しているような音をハイエンドまではいかない値段で、なんとかからないか???という観点で集めています。DACには結構つぎ込んでますが・・・、どれも半額以下の値…

所有製品