むかしむかしあるところに
イベントで鳴っている高級スピーカーに眼を輝かせているupyがいました。
このスピーカーすごいなぁ♪
あのスピーカーもすごいなぁ☆
見るからにハイエンドの風格の巨大スピーカー、値段も音も桁違いでしたが、いずれはこんなスピーカーを手に入れてやるぞと鼻息も荒くなるのでした。
そんなイベントのさなか、耳にとまったスピーカーがありました。どちらかというとひっそりと部屋にとけ込んでいて、あまり高級感はありません。すんなりと音が体に入ってくるものの、そのときの私の鼻息の荒さでは、このスピーカーに興味を持つことができませんでした。
しかし、2度目の出会いで無視のできない存在になりました私が東京に住んでいるにも関わらずに訪れた、大阪ハイエンドオーディオショウでの再会でした。
全然気にしていなかったにも関わらず、またそのスピーカーの前で足をとめ、普段あまり座らないイスに腰掛け、自前のCDを持ってこなかったことを後悔してしまうほどでした。
すごくないんです。全然。
すごいスピーカーなんて他に山ほどあります。
でも、この染み込んでくる音はなぜだろうと
聴き入ってました。低域の量感が…高域の繊細さが…分解能の高さが…という批評を、そのときだけは忘れていました。
というよりむしろ
量感も繊細さも分解能も、他の高級機に比べたら全然無いでしょう。でも気にならなかったということです。
私にとって
とても人間味のある、身近なスピーカーとして愛用させていただいております。
生産中止となり、同型のスピーカーも出てこなくなりまして残念ですが、これでこの音は私だけの物だぁぐふふふふぅなんて思っていたり思わなかったり(^^)
めでたしめでたし☆