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日記

第143話 相対性理論

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2010年01月19日

去年の9月、お笑いの爆笑問題が司会を務める番組に、教授こと坂本龍一が出演した。
番組も後半になったところで、お互いのお薦めの曲を公開した。爆笑の太田はサザンを教授に聴かせたのだが、教授はサザンのどこが良いのか理解しかねた様子だった。太田はサザンの詩が持つ、もてない男の美学を熱心に語っていた。しかし、教授はそこで大きな問題があることを太田に伝えた。それは歌詞が言葉として耳に入らず、すべて音として入ってくるという。唯一、言葉として意味が入ってくるのが、相対性理論の「テレ東」だという。
「~リモコン持ったら速やかに~」とかわいい歌声とともにスタジオ内に響き渡っていた。
この時、初めて相対性理論というバンドがあることを知った。

あれから4ヶ月経った今月、相対性理論の新譜がリリースされた。渋谷慶一郎とのコラボで、アナログシンセの名器、Prophet5がクレジットされていた。マスタリングはバーニーグランドマン・マスタリングだった。売れるとバーニーグランドマンに依頼するのは、J-POPの傾向なのだろうか?この最新作と一緒に買ったのが、あの「テレ東」が収録されている「ハイファイ新書」。

「ハイファイ新書」はたのしいアルバムだ。相変らず、やくしまるえつこのvoはかわいく聴こえる。しかし、何度か聞き返してあることに気が付いた。それはこのハイファイ新書に収録されている全9曲の歌詞には意味がないということだ。

例えば私のお気に入りの「さわやか会社員」。
♪さ、さわやかサンシャイン~
♪ま、まじめな会社員~
♪あ、あんしん公務員~
♪夜なかも見まわり警備員~

教授が相対性理論に魅かれたのは、彼らの歌詞が意味として作られていないからではないだろうか。もっと言えば言葉を意味という束縛から開放し、純粋にサウンドとして言葉を昇華させている点を評価しているのではないかと思えてくる。

そういう意味では、言葉をサウンドとしてよく完成させていると感じたのが、「ルネッサンス」だった。この曲のタイトルから「サンス」引用し、これを「算数」と展開し、さらには「メイドさん、ごくろうさん」となり、しまいには「だんな算数、ありがと算数」と意味にとらわれていたら、このような言葉の「サウンド」は決して生まれなかっただろうなと思った。

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  1. ログハウスさん、こんばんは。
    最初聴いたときは、レンタルでも良かったかなと思ったのですが、何回か聴いているうちに、「凄いじゃないか」と変わってきました。

    by試聴記 at2010-01-20 23:06

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