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日記

第233話 アキュフェーズA-200

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2012年07月01日

都内のテレオンでアキュフェーズのA-200を聴いてきた。A-200は当初、40周年記念モデルとして、何を売りにするか悩んだという。それはプリならバランス回路、プレーヤならESSの最新素子。では、パワーアンプは?となったところで選んだのが、歴代最高レベルのSN比とダンピングファクターだという。

SN比は、初段をオペアンプからディスクリートに替えることによって、扱える電圧が高くなったことで、利得を従来の4倍から12.6倍に出来たという。初段で利得を稼ぐと、後に続く電力増幅部に余裕ができ、その結果、歴代最高値の126dBをマークできたという。ちなみに他の40周年記念モデルと比較しても、A-200は最高のSN比だ。

A-200のダンピングファクター(DF)が1000を達成したからと言って、ファーストワット社のSIT1が1~2であり、ドリームチームが手掛けたというコンステレーションのヘラクレスは160しかないことを考えると、アキュフェーズも遂にカタログスペックに走ったかと落胆していたのだが、今日の説明を聴いてそれは杞憂であった。まずDFを上げるには、増幅素子をパラレルにするという話よりも興味をもったのが、SP端子の裏にあるコイルだった。それは断面が長方形になっていて、以前のモデルは円形だという。A-200で長方形にした理由は極めて単純で、円形よりも方形の方が断面積が大きいからだ。その結果、抵抗値が低下してDFを向上するのに役立っているそうだ。写真を見るとハッキリするが、コイルの大きさも子供と大人の違い位、まるで別物だ。奥が出力の小さなアンプに使われているコイルで真ん中がA-65とM-6000のものであり、基盤上にあるのがA-200のコイル。あまりに大きいため、ハンダでは支えきれないので、コイルの中にハンガーを通して固定していた。

以上が、当初メーカーが想定していたA-200のセールスポイントということのようだが、アキュフェーズも、ほんの数日前、コンデンサーメーカーから知らされたという情報も、これらに負けないかそれ以上のものであると感じたのでそれも記してみたい。コンデンサーというのは電気を一時的に蓄える役目があり、そのためオイル等化学的な要素が重要視されがちだが、今日の説明では、科学的は要素よりも機械的な要素の方が音質に与える影響が大きいという。コンデンサーで機械的とは何のことかサッパリ判らなかったが、それは内部に巻かれるアルミ箔をどれくらいの強さで巻くかとか、そういうことらしいのだ。で、その巻かれたアルミ箔は通常、接着剤でコンデンサーのケースに固定されているのに対し、A-200のそれは接着剤が使われていないという。接着剤がないと箔がケースの中で宙ぶらりんの状態で、当然振動などで箔の隙間が影響を受けて不安定な状態になってしまう。ではどうやってA-200のコンデンサーは内部の箔を固定しているのかというと、ケース自体で箔を固定しているという。この技術はある分野からの応用で、この分野からオーディオに使われるのは、このA-200のコンデンサーが初めてだという(恐らく世界初)。そのためA-200に使われているコンデンサーのケースは肉厚になっているそうだ。

ケースの話が出たついでにトランスのケースも書いてみたい。A-65の2.5倍のトランスを納めるケースだけに、もはや、ケースというより丼ぶりに近かった。あとメーターに使われているLEDは40個で、実はひとつひとつの輝度のばらつきを、マイコンで制御して揃えているという話には感心してしまった。

さて、A-200の音質を書いてみたいのだが、正直そのレベルに達しているかは疑問だった。
そう思わせた印象は低音で、A-65と比べてもその沈み込みには達していない。それでも過去の製品と比べても高域の透明感は平均以上の音質であることは明らかではあった。しかしそれが平均から大きく飛躍しているかと言えば、楽しげに子供がスキップしているだけとも言えなくもなかった。テレオンによるとなんと、今日のA-200は箱から出したばかりだという。A-200の真価を味わうのは秋まで待っても、遅くはないと思った。

ちなみに初期ロットは完売、第2ロットもほぼ完売で、今注文すると、第3ロット分を手にすることができるという。時期として8月だという。A級アンプとして、これ程のタイミングもないのではないだろうか。

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  1. 試聴記さん、はじめまして。

    私もA-200聴いてきました。私が参加したのはオーディオユニオンの試聴会で、スピーカーはAvalonのDiamondでした。他の機器はおそらく同じだと思いますが、C-3800、DP-900、DC-901、PS-1220が2台の布陣でした。一聴して感じたのはS/Nの高さでした。これは魅力的でした。ただA-65と比べて音の印象が大分違うので、導入する方の好みに合うかどうかという部分があると思いました。M-6000あるいはA65×2台と比較試聴出来るような機会があればいいなあと思いました。
    それにしても、第2ロットまで既に完売という話はやはり出ましたが、予約されている方の中には、音を聞かずに予約されている方も多いのではないかと推測します。アキュフェーズの信頼性の高さを改めて感じた次第です。

    今後とも宜しくお願い致します。

    byZati at2012-07-01 20:05

  2. 試聴記 様。

    こんにちは、ご無沙汰しています。

    私は参加できませんでしたが、売れ行きは好調との噂だけが
    先行していました。(笑)

    今年中に一度、試聴できれば良いのですが・・(苦笑)

    また何かの機会に視聴されるようであれば
    よろしくお願いします。

    byみーちゃんと共に at2012-07-04 13:42

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