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日記

第270話 Taking Low

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2013年07月14日

2010年に「Born To Sing」でメジャーデビューを果たしたSHANTIは、正直、私はあまり興味が無かった。しかし、このアルバムに収録されていた「Talking Low」が同年のプロ音楽録音賞を受賞したことで、CDよりも高音質とされるガラスCDや、SHM-SACD、それにマスター音源と同フォーマットである96/24による配信が行われると、私のこのCDに対する様相が一変した。

そこでこの録音賞を受賞した「Taking Low」をそれぞれのメディアで聴き比べてみた。

本来であればマスターと同フォーマットである96/24のファイルを基準にして、光学メディアの音がどれほどマスター音源に近づいているかを書こうと思ったが、聴き比べていくと当初予想していたのとは違ったものになってしまった。

96/24(foobar2000/ASIO)とSHM-SACD(未交換)は、ほぼ同じ音が聴けた。音の厚みとヴォーカルの鮮明さが共に同じクウォリティだと感じた。

ガラスCDが、意外にも上記のメディアよりもヴォーカルの鮮明さが抜きんでていて、湿気をタップリ含んだ空気を切り裂いて迫ってくるような勢いが凄い。低音のベースもスピード感があり、モッサリしたポリカ製のCDとは大違いだった。しかしバイナリを比較してみると両者は全く同じだった。他にはポリカCDの方が音が小さいようにも感じたので、ガラスとポリカによる音の違いは想像以上に大きかった。

今度は、foobar2000でEACでリッピングしたポリカCDとガラスCDのWAVファイルを再生してみると、DP-900のCDトラポと同様な音の違いが聴け、更にガラスCDのWAVが96/24のWAVよりも、立体的な音が再生され、間奏パートで聴こえてくるアコースティックギターのソロが一番、存在感のある音で聴けるのは、一体どういうことなのだろう?

ガラスCDを聴いて一番感じるのが、44.1/16といった標本化のスペックよりも、周波数特性が20~20,000Hzでダイナミックレンジが96dBという、アナログに戻した時の音のイメージに近い。大量生産に向いているというだけで採用されてしまったポリカーボネイトが本来の音を遮り、30年の近くを経てガラスを採用することで、CDの音が、ようやく聴くことができたのかもしれない、とこの曲を聴きながら思った。

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