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日記

第273話 FOSTEX G2000a

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2013年08月31日

最近、オーディオの試聴会に全く行ってなかったので、たまにはと思い、今日は家から近い横浜の試聴会に顔を出してみた。

機種はフォステクスが10月にリリースの予定をしているG2000aで従来よりも80,000円アップの予定だという。従来のG2000との違いはスコーカーのみで、他は全く同じだという。aに搭載されるスコーカーはマグネシウムを11段階を経て作られる多段形成だという。従来は金型の上にマグネシウムを置き、その上にエアーを吹き付けて形成していたという。なぜ金型を上から押さえつけないのかというと、そうしてしまうとマグネシウムが割れてしまうので、接触のないエアーを使ってマフネシウムを金型に押さえつけて、あのHR形状を作っていたという。

G2000が誕生してから今年で5年目になるが、その間にプレス技術も向上し、HR形状もエアーから、上から金型を当ててプレスできるまでになったという。金型を使うことによって生まれたメリットは、振動板の剛性が向上したそうだ。エアーを使って形作っていたマグネシウムの振動板は、要するに空気でも簡単に曲げられる柔らかいものしか作ることが出来ないが、金型を使うと空気では曲がらなかった厚みでもプレスでき、結果、従来の振動板よりも高剛性のモノが出来たという。なので、旧型と比べるとHRの形状が新型はより深く角も鋭くなっていることが伺えた。また、この厚くなった振動板を支えているエッジも新型が採用されているそうだ。

試聴会に使われた機器はアキュフェーズのC-3800とA-200。このラインナップは、フォスター電機に新しくできた試聴室と同じだという。プレーヤーはエソテリックのK-03。

試聴会の前半はG2000とG2000aを交互に聴いて、新しくなったスコーカーの違いを確認する内容だった。G2000はフルレンジのようなシームレスなつながりの良さとECLIPSEのようにエンクロージャーの存在を消してしまうような、見事なスケール感を表現させていたのだが、G2000aは、細やかな表情が向上していたがG2000のようなつながりの良さが無く、また低音もどこか不自然な印象だった。これはどの曲を聴いても同じだったので、担当者にG2000aの使用時間を伺ってみた。するとG2000とG2000aとも2008年の発売当時から使っていたが、東京と大阪と使っていた都市が違うという話だった。もちろんG2000aに使われたスピーカーは、今年になってスコーカーのみ交換しているのだが、それにしても両者のウーファーの動きというか音の大きさというか、私が試聴した場所ではとても同じとは感じられなかった。

G2000ユーザーにはアップグレードサービスが用意されるようで、一台80,000円で出来るようだ。またユニットのみ購入して自分で交換することができそうだが、ガスケットには運動エネルギーを電気に変換するピエゾンが使われているため、普通の力では引き抜けない程、強力に貼りつけてあることから、基本的にユーザー自身で交換はできないというお話だった。

最後に今年の5月にリリースされたGX100Limitedを聴かせて頂いた。このユニットに使われている振動板はG2000aのスコーカーと全く同じだという。G2000は高額商品なので、殆ど動きが無いことから、高価な金型を賄うためといっては失礼だが、ま、そういう事情で誕生したスピーカーだという。音が出た瞬間、試聴会場にいた人から動揺の動きが感じられた。それはG2000aを大幅に超える表現力に私も息をのんでしまったためだ。試聴盤には客が持ち込んだ、「ハンター」のゴールドCDの1曲目。私はこの曲に収録されている強力な低域のパワー感をどこまで「下品」に表現できるかを聴いているが、GX100Limitedは、タイトにしかも不満を感じさせないベースを表現していて、正直、となりのG2000aが鳴っているのかわからない程、見事な低音を聴かせていた。しかし、ヴォーカルの鮮度感や楽器の質感の表現力は、G2000aを1000Mという時代遅れの旧型スピーカーにしてしまうような極めて魅力的な音で、百万の値札が付いていても納得してしまいそうな内容の音だった。

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