元住ブレーメン
元住ブレーメン
高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

マイルーム

ホームシアター「建築」記
ホームシアター「建築」記
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
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日記

VPL-VW1000ES: プリセットの画質

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2012年01月05日

VPL-VW1000ESにはプリセットの画質が9つ用意されています。マスターポジフィルムを再現するというシネマフィルム1、実際の映画館の映像美を再現するというシネマフィルム2、デジタルシネマ画質を再現するというシネマデジタル、調整のない素直な画質を楽しめるというリファレンス。その他「TV」「フォト」「ゲーム」「ブライトシネマ」「ブライトTV」というモードがありますが、ホームシアターで日常的に使用できるのは最初の4つのモードと言って良いでしょう。

私にとって問題なのは、4つのモードのいずれもが、JVCのプロジェクターのTHXモードや、パイオニアのプラズマのディレクターモードのような、基準として使えるものではないということです。これは制作者が意図したそのままの映像を我が家でも再現したいと考える私にとっては大きな問題。また、リファレンスモード以外はカラースペースがDCIになっていますが、これが曲者。メーカーの謳い文句通り再現できる色域は広いのですが、ブルーレイに元々入っている色を正確に再現するという見地からは大きく逸脱しており、必要以上に色を強調して見せる一種のカラーエフェクトと考えた方が良いかもしれません。

以下にそれぞれのモードのカラーメーターと測定ソフトによる測定結果を掲載します。測定ソフトはこちらから測定用のパターンはこちらからダウンロードできます。カラーメーターは私が使っているSpyder2の後継機Spyder3が使えるようになりより買いやすくなりました

シネマフィルム1
メーカーによると「マスターポジフィルムの最高画質を再現」だそうです。非常に明るくパワフルな映像。色温度はD65でカラースペースがDCIという設定ですが、ハイパワー側のランプコントロール、フルレンジのアイリス、コントラストMAXというイケイケの輝度設定がこのモードのキャラクターかと。色は相当派手でレッドとグリーンは飽和していますが、リニアリティは良好です。200インチ以上の大スクリーンで生きるモードなのかもしれません。130インチとスクリーンが「小さい」我が家の全暗のシアタールームでは明るすぎて目眩がします。

シネマフィルム2
シネマフィルム1から主にオートアイリスをリミテッドに、色温度をDCIに変更したモード。ガンマカーブの立ち上がりが一番早く、随分雰囲気は変わります。色は若干ですが、シネマフィルム1より落ち着いた印象。

シネマデジタル
色温度もカラースペースもDCI。ガンマカーブの立ち上がりがおそく、上記ふたつのモードより硬調な絵になります。暗部の階調に優れ、明部はとびやすいデジタル撮影の映画だと補正し合って確かに相性は良いかもしれません。

リファレンス
色温度はD65でカラースペースはBT709。一番普段使いできそうなモードなのですが、デフォルトだとアイリスはオフでランプコントロールは高と、相当明るい設定です。

これらのデフォルトモードで映した映像(ソーシャルネットワークから)を以下に掲載します。デジカメの感度レスポンスやガンマカーブ、ラティチュードなどから、画面の再撮画像では絶対的な画質の評価はできませんが、それぞれのモードの相対的な違いは分かるかと思います。ちなみに撮影はニコンのD3Xで、レンズは50mmF1.4G、ピクチャーモードはニュートラル、ホワイトバランスはテストソースを使用してマニュアルで固定し、感度も露出も固定しています。

シネマフィルム1


シネマフィルム2


シネマデジタル


リファレンス


現在のところまだPCソフトのImageDirector3を使った調整は行っていませんが、前回掲載した設定の測定データが以下です。

多少ばらつきはありますが、カラースペースやガンマカーブがよりリファレンスに近づき素直な映像を見せてくれるようになりました。今後さらに追い込んでいきたいと思っています。

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レス一覧

  1. 元住ブレーメンさん、こんばんわ。

    いろいろと情報提供ありがとうございます。
    お腹いっぱいで、しばらく反応できませんでした。
    そんな私は、元住ブレーメンに触発されて、キャリブレーション用の計測器・ソフト一式を購入しちゃいました。
    「i1 DISPLAYPRO」という商品です。
    でもこの商品、ご紹介いただいた「Colorimetre HCFR」には対応していないみたいなのです。
    一つ前の商品「i1 DISPLAY2」という商品なら対応していたようですが、既に販売完了しているみたいです。

    そのため、計測器に同梱されていたソフト「i1Profiler」でキャリブレーションしています。
    という事で上記のような調整結果の画面を見ることができないんですよね。
    この手のハード・ソフトは使ったことが無いのでまだ良く判らないことが多いです。
    (今までは、SuperHiviCastなどのソフトによる基本調整がメインでしたからね。)

    こういったキャリブレーション機器などの扱いは「eラーニング」などが用意されており、映像機器インストーラの方が受講されることもあるみたいですね。

    実際に調整されている方のサイトや書籍などがあるとわかり易いと思うのですが、お勧めサイトとか無いですかね。
    「i1 DISPLAY PRO」には計測器、ソフトCD、クイックスタートガイドぐらいしか入っていないんですよね。

    byガッツ at2012-01-08 00:53

  2. ガッツさん、i1proが使えるキャリブレーションソフトは今のところCalMANしかないと思います。

    http://store.spectracal.com/calman-overview

    カラーメーターを使ったディスプレイのキャリブレーションは日本ではまだ一般的ではないので、日本語の情報は残念ながらほとんどありません。以下に私の情報源をご紹介します。

    http://www.avsforum.com/avs-vb/forumdisplay.php?f=139
    AV機器やホームシアター関連のメジャーフォーラム「AVS Forum」内のキャリブレーションフォーラム

    http://www.controlcal.com/forum/index.php
    キャリブレーションに特化したフォーラム

    いずれも情報が多過ぎ玉石混交なので、役に立つ情報に行き着くまでに苦労します(苦笑)。

    by元住ブレーメン at2012-01-09 16:01

  3. 元住ブレーメンさん、どもです。

    早速のレス、ありがとうございます。
    サイト情報拝見いたしました。
    うーん、フリーな対応ソフトは現時点無いのですね、残念。
    既に計測器本体は持ってますから、CalMANソフト単品購入だと割高になるのが判りました。

    昨晩、i1DisplayPro付属のソフト「i1Profiler」で色温度D65をキャリブレーションしてみました。
    計測時間は、最短で2分、最長で8分という時間であっという間でした。
    調整後の設定で、先ほどまでいろいろと再生しておりました。
    なんか、本編再生よりチラ見の撮影ばっかになっており、なんだかな~という感じですが(苦笑)
    あっ、トランスポーターだけ最後まで観ちゃいました。

    PCに接続したディスプレイのキャリブレーションもVW1000ESに先立って実施したのですが、大変満足しております。
    これ、やっとくべきですね。
    私の使っている三菱のRDT233WX-3DというディスプレイはRGBのゲインのみでオフセット調整が出来ないタイプなので、ぴったりあわせる事が出来ておりませんが、調整前よりWBが改善しているのは良く判りました。
    ディスプレイは、また4週間後ぐらいに再測定してみようかと思います。
    この辺は、高いモニターだとオフセット調整できるみたいですね。

    ではでは。

    byガッツ at2012-01-09 19:07

  4. 初めまして、元住ブレーメンさん。
    PJにはまって十数年になります。SONYの10HT、12HT、Q004、VW100。VICTOR HD1、X7と変遷してきているのですがTV代わりに大自然にパノラマ映像とかも見るせいか自然な色合いが好みで結局古いQ004で今も見ている状況です。VW1000も予約済みですが今までを考慮すると実際比較してから購入したいもの思っています。今回キセノンであれば見ずに購入したのですがキセノンと水銀とは現状でも違いがあると思われるでしょうか?いまさら比較するのはナンセンンスなのでしょうか?SONYの絵図作りが好みなのかもしれませんが、まったく素人に近いのでご見解をご教示いただければ幸いです。

    byCap at2012-01-16 16:53

  5. Capさん、「まったく素人」と仰る割りに素人離れした機器遍歴と、「PJにはまって十数年」分の経験値をお持ちとお見受けするので、要点だけ簡潔に述べたいと思います。キセノンランプや4K解像度、DCIカラースペースなどのスペックはそれぞれ自分の理想に近い映像を見るための手段であり、目的ではありません。結局、セットとしてどのような映像を見せてくれるのかが最大のポイントだと常に私は考えております。「キセノンであれば見ずに購入した」と仰る背景には、Q004とVW100を相当気に入っておられるということがあるのだと思います。Q004は2003年のモデルで、今の眼から見ると黒浮きやダイナミックレンジ、ユニフォミティなどなど最新のプロジェクターと比べて見劣りする面は確かにあります。ただ私が所有していたQ005もそうでしたが、クオリアシリーズはエンジニアがやりたいことをやってその「作品」に後から値段をつけたという面があり、今でも独特の魅力があるのは確かです。VW1000ESの再現可能なカラースペースはQ004のそれを超えており、その面では光源の種類は気にしなくても良いと思いますが、最終的には自分の好みの絵が出せるかどうか、JVCのプロジェクターと比べて貧弱なコントロールを使い尽くす労力をどう判断するか、そして製品を好きになれるか、が判断基準だと思います。そこさえ乗り越えられれば、このプロジェクターが見せてくれる手の切れるような解像感や、空間の奥行きを精緻に表現する能力は大きなボーナスと思えると思います。

    by元住ブレーメン at2012-01-16 22:52

  6. 元住ブレメーンさん、早速のご教示ありがとうございます。
    南九州の山中に住んでいる身として、いつも情報を参考させていただいています。購入の意思は固まったので21日東京に行き現物を見てみたいと思います。ありがとうございました。

    byCap at2012-01-17 12:00

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