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ディスプレイキャリブレーション:その意義と実践4
実はここまでは目視で基本的な調整をした状態を測定によって確認したに過ぎません。ここからが本当のキャリブレーションです。ここまではメーカーデフォルトのプリセットを測定する過程を説明してきましたが、実際に調整に入る前に、まず本体の設定項目で今後使い続けるモードを選んでおきます。例えばランプ出力の高低、アイリス使用の有無や黒補正の使用などです。これらはモードの切り替え以外調整ができず、全体の画質に影響を及ぼすので、最初に選択しておく必要があります。特にVW1000ESのランプ出力の切り替えはカラーバランスにも大きく影響を及ぼします。また、VW1000ESのプリセットガンマは2.2より2.0の方が、リファレンスの2.2に近いので、私は2.0で調整を始めています。 さて、まずホワイトバランスを調整します。ガッツさんに教えてもらったVPL-VW1000ESのサービスモードでは、RGBゲインとRGBバイアスを調整することが出来ます。RGBゲインは高輝度域のホワイトバランスを、RGBバイアスは低輝度域のホワイトバランスを調整します。RGBバイアスは製品によってはRGBオフセットと表記されている場合もあります。私は常に暗->明と調整を進めるようにしているので(ハイライトの調整はローライトにあまり影響を及ぼしませんが、ローライトの調整は全てに影響を及ぼす)、RGBバイアスから調整します。20%グレイをスクリーンに映し、ColorHCFRのContinuous measureを選ぶと、リアルタイムで RGB値とバランスを表示することが出来るので、これを見ながらターゲットの矢印が真ん中を指すようにVW1000ES本体でRGBバイアスを調整します。 なかなか完璧には合わないので、±1%くらいは我慢してやりましょう。同様に今度は80%のグレイを映し、RGBゲインを調整します。慣れてくるとこの後に調整するガンマカーブを意識しながらパラメーターをいじれるようになってきます。 上がVW1000ES本体でホワイトバランスを調整した後の値と、色温度およびRGBレベル、ガンマカーブの測定結果です。本体で出来るのはここまで。次に行うのはこのRGBレベルをならして全域の色温度を均一に近づけ、そしてガンマカーブをリファレンスに近づける作業ですが、Image Director 3が必要になります。
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