元住ブレーメン
元住ブレーメン
高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

マイルーム

ホームシアター「建築」記
ホームシアター「建築」記
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
所有製品
  • Blu-ray Discレコーダー
  • HDDレコーダー
    PANASONIC DMR-4W400
  • センタースピーカー
    B&W HTM2
  • 液晶テレビ/ディスプレイ
    PANASONIC TH-55GX850
  • 一眼レフ ハイクラス
    NIKON D850

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日記

4K 見えてきたこと、まだ見えないこと

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2013年02月03日

 先月は4Kに関して大きな動きがあった月でした。ここで今後の展望をまとめておきたいと思います。

 まず、CESは4K展示が花盛りでした。ソニーやパナソニックは有機ELをメインに、シャープは自慢のIGZO液晶、東芝は各サイズ取り揃えてのフルラインナップと、力が入っており、サムソンやLGなどの韓国勢と併せて、ディスプレイ製品が4K化にあたって一歩リードしていると言ってよいでしょう。ソニーはハイエンドシネマカメラは新コーデック「XAVC」とともに新型の4Kカメラを発表、民生用「HEVC」を使用したモデルの参考出展も行いました。コンテンツどころかメディアの規格もまだ定まっていない中、なかなかアグレッシブな展開といってよく、いかに「次世代」への渇望感が強いかということの表れかもしれません。

 ちなみにこの新コーデック「XAVC」はH.264 AVCベースでイントラフレーム、カラースペースは4:2:2で1920x1080の30fps時に100Mbpsというビットレートということですが、パナソニックのAVC-Intra100にそっくりの仕様ですね。ソニーは制作業務用としては「テープの次」としてブルーレイディスクを使い、LongGOPのMPEG2を使ったXDCAM HDやXDCAM422を展開してきましたが、近年ではExpressカード規格のSxSカードを使ったXDCAM EXやAVCHDをSDカードに記録するNXCAMを発売してきました。一方のパナソニックはDVCPROテープの次のメディアとしてPCMCIA規格のP2カードを推進してきましたが、結局PCMCIAはもちろん、Expressスロットを装備したパソコンはほぼなくなってしまい、メディアの変遷の早さを印象付ける結果となっています。

 さらに経済産業省はCSを使った4K放送を来年7月に始めると「突然」発表しました。私もびっくりしました。これまで多少なりとも具体性のある「HDの次」はNHKが2025年の放送開始を目指して研究開発を進めていた8Kのウルトラ(スーパー)ハイビジョンでした。今日現在実用化には程遠い状態ですが、標準化も進み、撮影や表示デバイス、伝送や圧縮技術も少しずつ形を現してきたところだった訳です。色々調べてみると、どうやら韓国をはじめとした先進国で4K放送の実験が始まっており、2025年の8Kを次の目標にしていると、その前の4Kでのビジネスチャンスを逃すという判断があったようです。日本国内での4K放送開始に際しては、CSを使うということと、コンテンツ提供に手を挙げているのが今のところNHKだけということしかわかりませんが、同時期にSD放送を終了して機器入れ替えを予定しているスカパーはやる気満々のようですし、今後進む放送規格については、CESでLGが展示していた実験規格の「DVB-T,HEVC,3840x2160p60@35Mbps」が参考になります。今後のロードマップが3月までに出てくるとのことで、楽しみです。

 翻って機器の方ですが、現在市場で入手可能なもので、来年から始まる4K放送に対応したものはありません。というのは、現在は機器間のインターフェースであるHDMIが、3840x2160で30pまで、4190x2160で24pまでしかサポートしておらず、放送用の4K@60pを含む、それ以上の規格がないからです。これに対しては現在、次のHDMI規格であるHDMI 2.0の検討が進んでおり、これによって晴れて4K@60pがサポートされる見込みです。個人的には現在8chまでの音声も拡張してほしいと思っています。

 今週末パシフィコ横浜で行われているデジカメの展示会、CP+に行ってきましたが、4K放送開始のアナウンスがあったから、という展示は特にありませんでした。ただ、ソニーのブースには4Kカメラや4Kディスプレイが展示され、キヤノンもシネマEOSで制作したショートムービーを上映していました。制作環境が手軽になることはコンテンツの充実には重要なので、こういったリーディングメーカーには頑張ってほしいと思います。ソニーの4Kシネマカメラは300万円を切る値段やメディアや再生環境も整備され、発売まで準備万端という雰囲気ですが、一方で民生用のカメラは現行のNXCAMに「4K」というロゴを貼っただけのモックアップで、HEVCというコーデックこそ決まっていますが、メディアや再生機器などはまだまだこれから検討するということで、4Kがパーソナルに撮影できる日はまだちょっと遠そうです。キヤノンの4Kシアターは(私はどもり症の少年が動物学者になるストーリーを見ました)確かに画質は説得力があるものの、力が入りすぎでお金をかけ過ぎたようで、あの大編成のクレジットを見ると手軽に制作できるというアピールには失敗していたと思います。

 いずれにせよ、今後の展開が楽しみではありますが、我々消費者が忘れてはいけないことはBDレコーダー/プレーヤーであれ、テレビであれプロジェクターであれAVアンプであれ「現行機種で4K放送に対応したものはない」ということです。4Kコンテンツが気になる方は、来年4月の消費税率アップまでに機器を新調したいという欲求をぐっとこらえて、我慢しておくのがお得です。

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  1. 元住ブレーメンさん、どもです。

    私も観てきました。

    カメラ主体のイベントではあったのですが、4K関連のディスプレイが多かったですね。

    ・SONY TRILUMINOS Display
    ・Canon 4Kシアター
    ・Canon 4K 業務用30型ディスプレイ
    ・EIZO ColorEdgeシリーズ

    などなど観てきました。

    SONYのブースには肝心のディスプレイ関連の技術説明員が来ていなかったようで、お話を聞くことができませんでした。
    Canonにも4Kディスプレイのパネルなどについて質問をしたのですが、回答をいただけませんでした。
    その点、EIZOブースのColorEdgeの説明員の方は自信たっぷりに説明してくれました。

    SONY、Canonに関してはかなり消化不良だったです。

    ちなみにCanonの4Kシアター、私の観た回は「チケット」でした。
    事故にでもあったかのような容姿のカップルが遊園地で観覧車に乗るような話でした。
    主人公は病院で彼女の手術の間、夢を観ていたみたいで、
    眼を覚ますと、亡くなったはずの彼女と夢の中で楽しんだ観覧車の乗車チケットが・・みたいな。
    さすが4K、映像がきめ細かいなと感心していました。

    30型のディスプレイも決めこまかい映像でしたね~。
    夜景に浮かぶビルディングなど、情報量が豊富で見応えがありました。

    ではでは。

    byガッツ at2013-02-03 16:57

  2. あ、それと綺麗なお姉さん達を観てきました。(笑)
    カメラのシャッター音があちこちから、凄いですね~。

    ではでは。

    byガッツ at2013-02-03 17:00

  3. ガッツさん、毎度です。パナソニックブースに「ひっそり」飾ってあった20インチの4Kパネル(フォトアルバムとして使用)も興味深い存在でしたね。ちょっと階調性はなどは未完成な印象でしたが、精細感は抜群。ソニーの84インチは1.5Hどころかかぶりつきで観てましたが何度見ても臨場感に感動を覚えます。今後の動向から目が離せません。

    by元住ブレーメン at2013-02-03 19:21

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