日記
ベッドルームオーディオのススメ
2013年06月15日
一昨年の震災の直後の夏、我が家ではリビングでエアコンをかけつつ65インチのプラズマで晩のニュースを見て、寝室に移動してエアコンをかけ就寝するのは消費電力的にいかがなものか、ということで、寝室に32インチのソニーの液晶テレビを購入しました。当初はディスプレイのダウンサイズと、エアコンの無駄を省いたことで満足していました。
このソニーの液晶テレビはDLNAクライアントとして他の部屋のBDレコーダーの録画番組が見られたり、インターネット上のコンテンツにアクセスできたり、ということで導入当初は良しとしていたのですが、すぐに気づいたのが音の悪さ。最近のテレビはみなそうですが、薄型化や狭枠化などの影響でスピーカーの居場所がなくなってしまった結果です。最近のテレビはスクリーンの下辺に下向きにスピーカーをつけ、テレビ台に反射させて視聴ポジションに届けるものが多いですが、これだとステレオイメージどころか本来意図した特性さえ再現するのは難しいでしょう。
我が家の場合はテレビのサウンドは歪みが非常に大きく、普通にニュースを見ているだけで特に高音部にディストーションがかかっているかのような音声で、なんとかせねばと常々思っていました。
きっかけは昨年秋にリビングのアンプを新調したこと。オンキョーのアンプ・TX-NR5010を導入したので、それまで使っていたマランツのSR7005が余ったのです。最近のAVアンプは規格の変遷が激しいことから、成熟したアナログアンプのような下取りは期待できないので、SR7005も下取りには出しませんでした。
ところが実は(というか当たり前ですが)AVアンプはテレビの音質向上にすばらしく有用なのですね。ARCにおよびCECよって連動もでき、SR7005の場合はフロントにバイアンプ設定もできるので、なかなか使いでがあるという印象です。そこで、これを寝室のテレビの音質向上に使おうと決め、スピーカー選びを始めました。
メインのシアタールームにソナス・ファベール、リビングにB&Wを使っていることもあり、当初はあまりアナリティックでない大らかなアメリカンなスピーカーを入れようかと思っていました。ところが色々聴いてみると、確かにそれぞれは非常に魅力的なのですが、個性が強い分だけ意識させ、安らかに眠る気分にならないのですね。また逆に、音響特性的に変に不満を感じさせるものもNGということも意識させられました。
で、結局行き着いたのがB&Wでした(つまんない?)。当初は私がCM9に好印象を持ち、妻と一緒に聴きに行ったところ「こんなに大きい音で寝室では聴かない」と指摘をうけ、ボリュームを絞ると、今度はCM8の方が「詰まった」感じで好印象でこちらが成約となりました。実際の音量で聴くというのは確かに重要ですね。
さてスピーカーが納入されると、これまでは聴く気にならなかったのが積極的に聴くソースを増やす気になり、現在はネットワークプレーヤーを物色しています。とりあえずのAppleTVでAirplayやインターネットラジオは満喫していますが、寝室に来てから寝るまでの時間が楽しくなったのは間違いなく、寝室にそれなりの音質のオーディオを置いてみることを積極的にお勧めしたくなる今日この頃です。
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元住ブレーメンさん、おはようございます。板橋区の住人です。
私も寝室で何か聞けるようにと以前から考えてはいますが、いまだに実現しておりません。
CM8ではなくCM9ですか。いずれにしても、寝室にしては大型のような・・・きっと広い寝室なのですね。うらやましい。
これまで聞かなかったソースも積極的に聞くようになるというのはなんだかわかる気がします。
うちも小型のネットワークプレーヤー(アンプ一体型みたいなやつ)と小型SPで導入してみたいなと思いました。
by板橋区の住人 at2013-06-15 09:13
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板橋区の住人さん、こんにちは。
今回我が家は「テレビ連動」「アンプが余ってる」ということでスピーカー増設(CM8です)しましたが、LINNのKIKOとか、マッキンのMXA60のようなインテグレートオーディオも良いなぁと思っていました。
ただ音が良くなると「もうちょっと大きい画面が欲しい」などと思い出してしまうのを懸命にこらえています(苦笑)。
by元住ブレーメン at2013-06-15 12:11
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