元住ブレーメン
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高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

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ホームシアター「建築」記
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
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日記

DLA-Z1がやってきた(設置編)

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2017年01月14日

というわけで、JVC初のリアル4Kプロジェクター・DLA-Z1が我が家にやってきました。



これまで使用していたソニー・VPL-VW1100ESはドナドナされて行きました。VW1100は(キャリブレーションに苦労はしましたが)非常に完成度の高いプロジェクターだったので、Z1への交換はある意味リスクでもありました。しかし1000/1100の筐体では広色域に対応するレーザー光源どころかHDR対応も無理ということで、常に最新規格への対応が重要なテーマの一つの我がシアターには、現在選べるほぼ唯一の選択だったことも確かです。

他に同様にレーザー光源を採用したプロジェクターにソニーのVPL-VW5000がありますが、Z1の倍以上の価格(さらに割引はほぼゼロ!)、受注生産で三ヶ月以上の納期、130インチの我が家に5000ルーメンの明るさが必要か、と考えると自ずと結論は出ていました。つまり未完成品をちょっと見ただけで、まともな比較対象もないままに発注したのは他に買えるものがなかったからなのです。そういう意味では今後の使いこなしが重要ですし、JVCのプロジェクターに初めて搭載されたアップデート用のUSB端子を活用したメーカーからのアップデートも大いに期待しています。

さて実際の設置ですが、大きく重いことを除けばそれほど特別なことはありません。私はVW1000/1100の前にJVCのHD750を吊っていましたが、その金具がそのまま使えます(アタッチメントは必要です)。我が家のシアターはスラブ躯体から天井を貫通したボルトによって200Kgまでの耐荷重をもつプロジェクターの取り付けベースがあるので、取り付けはスムーズそのもの。HD750の時の穴も空いているので、全く加工もなし。ただし本体が重いので、人力ではなく圧搾空気を使用するリフトを使っていました。Z1の冷却は、背面から吸気し前面から排気する構造なので、背面を壁にぴったりつける設置はできません。また排気量(!?)はかなりのものがあり、ファンの音も静かとは言えないので、天吊りが出来ない場合は設置法をよく検討した方が良いと思います。

細かいことですが、あえて特筆しておきたいのは、この製品の電源インジケーターは電源切の際に赤、起動時に緑、そして運転時には消灯します。スクリーン側にあるランプは我が家のような完全暗室では映像に影響を与えるので、この作りは歓迎します。これまではランプの上に黒いビニールテープを貼っていたため、プロジェクターが点いたかどうかわかりづらい時がありましたが、この製品では問題なし。

現在の我が家のUHD-BDプレーヤーはパナソニックのDMR-UBZ1です。これまでは4Kでの出力はプロジェクターのソニーVPL-VW1100ESがHDMI2.0-B(10Gbps)で4K@60pで4:2:0、4K@24pでは4:2:2までという「制限」がありましたが、Z1はもちろんHDMI2.0-A(18Gbps)なので、4K@60pで4:4:4の伝送が可能です(8-bit YCbCrにて)。UBZ1の設定画面でモードを変更し、無事に4K@60pで4:4:4に変更できました。

「できました」というのは、我が家の10mのHDMIケーブルが18Gbps伝送に「本当に」対応しているかがこれでようやくわかったからです。5m程度までと異なり、18Gbpsを通す長尺のケーブルは、実力や相性が複雑に作用し選択が難しい状況です。また私はHDMIのファイバーケーブルは今のところ信用していません。デジタル音声の時も光伝送は音質は最悪でしたので。

DMR-UBZ1はアップコンバート能力に定評がありますが、各メディアを再生した際にどのような信号が送られるかが以下の画面です。

UHD-BD

放送番組(CSの4K HLG放送も同じ)

BD


Z1は4096x2160画素の反射液晶デバイスがその心臓で、ソニーのリアル4Kデバイスと同じDCI解像度を実現しています。これにより、DCI解像度のコンテンツをネイティブ解像度で観ることができるわけですが、ソニーとはその意味合いが異なっているようです。ソニーでは卓越した性能のアップコンバート機能をベースに、最も大きなパネル面積を使うことが常に高画質につながっていました。つまり、シネスコのコンテンツなら1920x1080のBDでも3840x2160のUHD-BDでも、4096x2160のパネル面積を使用する2.35:1のアスペクトモードを使うのがベストで、ソニーのマニュアルでも「おすすめ」とされていました。そして、レンズポジションとアスペクトモードはセットで変更することができ、16:9のコンテンツ(縦解像度を最大限に使用する)とシネスコあるいはDCIのコンテンツ(横解像度を最大限に使用する)を鑑賞する際にワンタッチでベストのモードに切り替えることができました。

Z1では、レンズポジションとピクセルアスペクト(ネイティブかズーム)は完全に切り離されています。つまり、2.35:1のコンテンツを観る際に、4096の横幅を使用するために「ズーム」して、さらにレンズポジションを切り替える必要があります。最初はなぜか分からなかったのですが、いくつかコンテンツを見ているうちに分かってきました。JVCのアップコンはソニーほどの性能はなく、入力解像度をストレートで出力するのが基本であるということです。VW1100で感激した「レヴェナント」のUHD-BDを、同様にZ1で全ての横解像度を最大限使用すべく「ズーム」して見た映像は、冒頭の水のシーンから「あれ?」と思わせ、「ネイティブ」に戻してようやく「これだよ」と感じさせました。これは同時に、2KのBDをZ1で最高の画質で楽しみたいのなら、4K解像度に最高の画質でアップコンしてくれるプレーヤーが必要であるということを意味しています。

次回はキャリブレーションについて書きます。

過去ログは検索しやすいこちらをどうぞ。

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レス一覧

  1. 元住ブレーメンさん、どもです。

    設置編、レビューありがとうございます。
    じっくり拝見させていただきました。
    Z1で映像を観る場合、Z1のピクセルアスペクトはネイティブにすることがポイントなのですね、メモメモ。
    すでに利用時間が100時間を超えているみたいなので、UHDタイトルの視聴進捗が捗っているのでしょうね。

    次回のキャリブレーション編のレビューを楽しみにしております。

    By the way.
    ここのところ、AVレビュー紙面にプロジェクター大全や、新製品の測定結果の記事の掲載を見かけないですね。
    近々、やるのかなって気にしてるんですが。
    あれ、楽しみにしてるんですよ。
    そろそろTV、プロジェクターの測定や各種キャリブレーション関連の特集記事が見たいところですね。

    そういえば、UHD HDR対応アニメタイトル「機動戦士ガンダム サンダーボルト December Sky」を購入しました。
    UHD HDRタイトルでの初アニメ作品ということで購入したのですが、高いですね〜。
     映像的にはMSのバーニアから発している光や爆発光がHDRの効果でいい感じでした。
    このタイトルのオリジナルはHDR仕様で作成された作品でないため、HDRタイトル化が決まった際に後付けで演出を加えたものになります。
    これから作成されるタイトルはHDR仕様でオリジナルが作成されるものも出てくるはずなので、今後が楽しみです。
    ただ、この場合、オリジナルがUHD HDR版、通常販売のBDはSDR仕様ということになります。
    この辺、扱いが気になりますね。

    ではでは。

    byガッツ at2017-01-14 22:07

  2. このシアタールームにはふさわしい機種という感じがします。
    私の部屋では仮に導入できたとしても宝の持ち腐れでしょうね。

    電源のインジケータはやっぱり使っているときは消えて欲しいですね。
    10mのHDMIケーブルが18Gbps伝送ができたのは
    どのメーカーのケーブルでしょうか?
    具体的な実績として、情報があるとうれしいです。

    うらやましい限りですなぁ。

    byHermitage at2017-01-15 01:43

  3. DLA-Z1が天吊りされている姿は圧巻ですね。羨ましい限りです。

    我が家のルーム設計時は、ここまで大きな物を吊り下げる事を想定していませんでした。
    中堅機を細かく繋ぐことにして、DLA-X770Rになりました。

    最近のJVCプロジェクターの電源インジケーターは投射時消灯でしたよ。DLA-X7くらいにはそうなっていると思います。

    うちも18Gbps伝送で悩み、8mの長尺HDMIケーブルをAtsDirect製からAIM製のFLS2に変えてみましたが、価格程の幸せは感じられませんでした。

    Spyder5購入してキャリブレーションやってみましたが、時間が掛かるのもあって理解に乏しいです。
    環境光測定は一度測定で全ての画質モードに適応されているのでしょうか。

    キャリブレーション編、楽しみにしております。

    bykodashi at2017-01-15 13:13

  4. ガッツさん、手ぐすね引いて納品を待っているというところでしょうか!?

    もう少しすると海外のサイトなどで測定結果が出てきそうですね。ネイティブコントラストの実力も明らかになることでしょう。X9000のTHXモードが1400ルーメンでオン・オフのネイティブコントラストが30000弱という測定結果がありましたが、Z1はどのあたりになるでしょうか。


    Hermitageさん、HDMIケーブルはATS directのものです。1万円ちょっとと激安なので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。サエクやAIMのハイスピード品はリンクもせず使えませんでした。


    kodashiさん、Z1のキャリブレーションは時間はかかりますが、かつてはひとつひとつのパターンをマニュアルで投射して測定し、パラメーターをいじっていた(まさに一日仕事でした)ことを考えると隔世の感があります。キャリブレーション編は気長にお待ちください。

    by元住ブレーメン at2017-01-16 13:38

  5. 元住ブレーメンさん、どもです。

    バレバレでしたか。(^^)
    仰る通り、手ぐすね引いて待ってます。(^^)
    到着は未だ先なので、、、、燃料投下お願いします。
    キャリブレーションのレビュー楽しみにしてます。
    今後とも情報交換、よろしくお願いします。

    HDRタイトル再生の為に利用していたDX950は実家へ移動します。
    測定に必要なプローブ類は実家にもあるのでソースジェネレータだけ持ち運ぶだけで実家でのキャリブレーションは可能です。
    実家にもUHD再生環境が欲しいところですが、当面の間、DX950はSDR環境として利用する予定です。

    ではでは。

    byガッツ at2017-01-17 01:00

  6. ガッツさん、バレバレです(笑)。

    映画を見るのに忙しくてなかなかレビューが書けません(苦笑)。明後日から仕事で米国に行ってくるので、時間があったらUHD-BDを漁ってきます。「インフェルノ」は24日発売なのでギリギリ手に入るかどうか。あとは「サリー」とか「ガールオンザトレイン」とか「ディープウォーターホライズン」とか。

    テレビは放送が絡むのでプロジェクターより買い時が難しいですね。ただアンテナはBS/CSと共用できそうなのが朗報です。

    by元住ブレーメン at2017-01-19 12:35

  7. 元住ブレーメンさん、どもです。

    あははー、バレバレでしたね。
    米国出張、お疲れ様です。
    UHD-BD漁り、良いですね〜。
    サリー、私も観てみたいタイトルです。
    日本語字幕が入っているタイトルはこの機会に要チェックですね。

    ではでは。

    byガッツ at2017-01-21 00:19

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