元住ブレーメン
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高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

マイルーム

ホームシアター「建築」記
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
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    ACCUPHASE PX-600

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日記

Oppo UDP-205 音質初期インプレッション

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2017年08月01日

さて、UDP-205はもちろんUHD-BD再生用の映像プレーヤーとして導入したので、まずは40枚に達した我が家のUHD-BDをたっぷりと鑑賞しようと意気込んでいたのですが、諸処の事情によりオーディオプレーヤーとしての性能チェックが先になりました。我が家の現在のメインの2ch(ステレオ)オーディオディスクプレーヤー兼USB-DACはアキュフェーズのDP-720。

通常この二台は比較の対象にはならないでしょう。ま、たまたま我が家に両方あったということで、アキュフェーズの胸を借りるつもりで、くらいの、UDP-205のベンチマークが当初の意図でした。DP-720のDACはESSのES9018を2チップ使い、1チップで8chのDAが出来ることを利用して、例のMDSD及びMDS++DACを構成して、8回路並列動作により「全体の性能を三倍に向上」させていることが特徴です。コンストラクションもソニー製のオーディオ専用ディスクドライブメカを28Kgの筐体にガッチリとセンターマウントする構成で、全く隙がありません。パーシモンウッドのケースやハイカーボン鋳鉄のインシュレーターなども内部損失の異なる素材をふんだんに使用している意味で非常にオーディオ的です。一体型オーディオディスクプレーヤーのリファレンスの一台であることに異論を唱える人はいないでしょう。

一方のOppe UDP-205は同社のBDプレーヤーとしては四世代目となり、最初は電気回路先行だったのがコンストラクションにもそれなりにお金をかけてくるようになりました。二重底やトランスが良い例ですね。とはいえ、同社のプレーヤーは最新のデバイスの搭載が常にポイントでした。先代のBD-105は約三倍の値段のヤマハの「オーディオプレーヤー」と同じESS社製のES9018チップを(二個)採用していましたし、今回は最新のES9038PROをステレオとサラウンド音声のデコード用にやはり二個採用しています。ちなみに下位機種のUDP-203ではなぜか旭化成のAK4458VNを使っています。なぜたった二機種のラインナップで異なるDACチップを使用したのか!?

旭化成のラインナップのハイエンドはESOTERICのプレーヤーにも使われているAK4497というモデルがありますが、ES9038PROと比べるとS/Nもダイナミックレンジも劣っています。もちろんこれでプレーヤーとなった際の本質的な音質が決まる訳ではありませんが、最初にUDP-203を開発していた際には旭化成をフルラインナップで使用することを予定していたのが、上位機種はESSに変更したのはよっぽどの音質上の理由があったのか、と邪推してしまいます。ES9038PROは1チップで8chのDAが出来るところはES9018と同じですが、1chあたり4つのDACを持っていて、合計32DAC。ステレオで使用すると、1chあたり16DACが並列動作をし特性を向上させるという仕組みになっていて、UDP-205のステレオ出力はまさにこれです。アキュフェーズのセパレートモデルのDACであるDC950もES30908PROを使用していますが、先代のDC901がES9018を四個使っていたのに対し、DC950はES9038二個に変わっています。

まずCDやステレオのSACDから聴き始めました。UDP-205は出力をラインレベルに固定すると、バランス出力の音量はアキュフェーズよりちょっとだけ大きめ。それを差し引いても解像感や見通しのよさは素晴らしいものがあります。環境音や間接音をよく表現し、よくいえばハイレゾっぽい一聴して「いい音感」を感じます。アキュフェーズのプレーヤーは代々明るめの音調ですが、UDP-205はさらに明るい感じ。組み合わせるアンプやスピーカーによってはちょっとあざとい感じになり、聴き疲れする印象や線の細い印象を持つかもとも思いました。余韻や低音の密度感はアキュフェーズに分がありますが、価格差を考えるとUDP-205のコスパはずば抜けていると思いました。一方で、UDP-205は表面的な解像度の高さに感心して終始してしまう傾向があり、アキュフェーズの方が例えば対位法をディティールまで聴かせてくれる味わいの深さはありますが、これは慣れの問題なのかもしれません。

そしてUSB-DACとして使うと、両者の差は縮まるのです!ディスクメカそのものの差と、筐体の三倍という重量差はディスク再生に影響を及ぼしているのでしょうが、このハンディがなくなる印象です。さらに例えば2Lの352.8KHz/24-bitのFLACファイルをかけると、割と「究極のハイレゾ感」を味わうことができます。この辺がハイレゾの到達点かも、と感じられるのです。UDP-205はアナログ出力の周波数特性を上は160KHzまでスペックで保証しています(アキュフェーズは50KHzまで)が、それが意味のあることに思えてきます。これだけ多くのフォーマットに対応したことが基礎体力を鍛えることになったのかもしれません。しかもステレオのオーディオというのはこの製品の価値の本質でさえありません。この製品の音を聴いてアキュフェーズの営業が卒倒しかけたとショップの担当から聞きましたが、さもありなんと思います。

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  1. 元住ブレーメンさん

    こんばんは
    「アキュの営業が卒倒しかけた」に大受けしました。さもありなんです。本質的にはBDプレーヤーのはずが本業のSACDプレーヤーを喰ってしまう現象というのは、私はBDP95の頃から複数回経験していまして、もはやOPPOのお家芸のようなものではないかと感じています。私も4年前に95を聴いた時に仰け反って壁で後ろ頭打ちました(笑)。

    UDP205の音調がアキュのプレーヤーより明るいというインプレッションに、「ん、我が家の傾向と結構違うかも」と思いました。我が家ではややハイ落ちでゆったりした感じの音になるんです。我が家で標準脚を使っていない影響や電源の違いはもちろんあると思うのですが、ふと思ったのは「我が家の音傾向は、使用しているラックスのセパレート(C-9IIcustom+B-10)の個性そのものではないか」ということです。もしかして、ブレーメンさんのお宅でも、受け側のアキュのアンプの個性がストレートに表現されていると言うことはないでしょうか。もしそういうことが起こっているなら、このプレーヤーは本当にとてつもない能力を持っていることになりますね。

    byOrisuke at2017-08-01 23:43

  2. Orisukeさん、私のアキュと比較した音質評価は相対的なものなので、Orisukeさんがアキュのプレーヤーと直接比較しているのでない限り、矛盾しないと思います。私は比較する際には二枚同じものを所有しているディスクを同時に再生して切り替えながら繰り返し視聴しています。

    by元住ブレーメン at2017-08-02 21:08

  3. 元住ブレーメンさん

    確かに、あくまで相対的なものですし、そもそもの比較対象が私の場合は105JPLですからむしろ違っていて当然ですね。

    2枚同じディスクで切り替え再生されているというのは素晴らしいですね。同じことをするのは意外に難しいです。私は下取りに出す直前まで徹底的に前の機械を聴き込んで、同じセッティングで同じディスクを使って同日中に比べていますが記憶が介入する分、時間と共に曖昧になりますね。

    byOrisuke at2017-08-03 00:28

  4. Orisukeさん、

    昔はアマゾンが今のように注意してくれなかったので、同じディスクを二枚買っちゃうことがしばしばあったのです(苦笑)。

    by元住ブレーメン at2017-08-03 12:03

  5. 元住さん

    素晴らしいインプレですね。 かなり惚れ込んじゃいましたね (º_º)

    oppoから何か貰ってます? (笑)

    これほど大御所が褒め称えちゃうと売れ行きは益々のうなぎ登りですね。

    しかしライバル不在が情けないよね (>_<) こんなにも良いソフト(BDやUHDBDの事ネ)が有るのに、どうしてなんでしょうね。 oppoのひとり勝ちじゃ淋し過ぎだよね。

    byアコスの住人 at2017-08-03 14:22

  6. アコスさん、

    いや何も貢がれてません(笑)。OppoはBDP-83の頃はいかにも廉価機でしたが、その後ぐんぐんと商品性を上げてきてますよね。その頃と比べると、パナ/ソニーとOppoの立ち位置が逆転してしまったように思います。

    確かにライバルが欲しいですが、パイオニアは息絶え絶えだし、ヤマハ、デノン、マランツ、オンキョーは映像系はレシーバーしかやらないし、見込みは薄いですね。

    by元住ブレーメン at2017-08-03 16:17

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