元住ブレーメン
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高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

マイルーム

ホームシアター「建築」記
ホームシアター「建築」記
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
所有製品
  • BDプレーヤー
    OPPO UDP-205
  • AVアンプ
    ACCUPHASE PX-600
  • デジタルスチルカメラ
    PANASONIC DC-GH5
  • D-ILAプロジェクター
  • パワーアンプ
    ACCUPHASE PX-600

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日記

これがソニープロジェクターの本命か。VW855

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2018年10月05日

ソニーの新型プロジェクター、VPL-VW855を銀座のソニーショップで見てきました。VW855は昨年の製品のVW745のレンズをVW1000/1100/5000並みのARC-Fタイプに換装し、可変アイリスを追加したものと理解してよいと思います。個人的には出るのが二年おそかったと感じます。270万円のプライスタグを背負ったこの製品は、二年前に出ればJVCのDLA-Z1のシリアスな競合となったでしょう。実際にはその年にはVW5000が出たわけですが。

Z1を吊れる人はVW5000も吊れるとはいえ、私もそうですが、VW5000は度外視してかかった人も多かったと思いますし、私も含め、結構な数のVW1000/1100オーナーがZ1に行ってしまい、VW5000に行ける特殊な人を除くと、JVCに行かなかった人は745のレンズで納得したか、いまだにHDRプロジェクターに移行していないかで、VW855は銀座ショップの方も仰っていましたが、現VW1000/1100ユーザーの要望を反映したモデルなのだそうです。

私の試写は女性のスタッフの方が担当してくださり、私の色々な注文に積極的に応えてくれました。私は今日は手ぶらで行きましたが、見たいディスクを持っていけばそれを再生してくれるようです。試写室はオーディオと兼用で、予約制ではないようですが、私はスピーカーにご興味のあるほかのお客様を15分待った(とはいえその間カウンターで商品説明をして頂きました)あと、ひとりで40分ほど独占で見せて頂きました。

試写室にはVW855もVW745も置いてありましたが、筐体は同じで、レンズがでかくて出っ張っているのがVW855という感じでした。レンズのシャッターは両方ともなく、キャップなのだそうです。VW855はVW745と大して変わらない重量ということで、20Kgちょいで、DIYで吊れるぎりぎりの線かと思います。40Kg台のZ1やVW5000だと昇降機が必要ですが、私の経験では同様に20Kg近辺のVW1000/1100は人力で(助けは頼んだものの)行けました。

さて本日の試写に供されたのは、「70%のデキ」という試作機で、私はこれでVW855の実力を測ろうとは全く考えていません。実際、この機種の売りであるはずのフォーカスはスタッフの方と試写の前にフォーカスを一緒に確認・調整しましたが、私が現在所有しているJVCのDLA-Z1どころか、その前に持っていたソニーのVPL-VW1000/1100ESにも遠く及ばず、かなりかなりかなり甘い状態で、逆に私はソニーの開発部隊がこの状態で一般向けデモに出したことにちょっと驚きました。スクリーンは120インチのマリブ、プレーヤーは非常に薄いボディのUHD-BD再生対応の最近のソニーのブルレコで、本体のモードはシネマ フィルム1・アイリスリミテッドで鑑賞しました。私はSDR対応だったVW1100ES以来ソニーのHDR対応プロジェクターを所有した経験がないのですが、現在のソニーはHDR専用のモードがある訳ではなく各ピクチャーモードとHDRのかけ合わせが出来るようです。

まずはリクエストした「レヴェナント」を映して頂きました。冒頭の水のシーンは、私が自宅でVW1100ESで再生したイメージとかなり似ており、水の質感を良く出していました。私はソニーとJVCのプロジェクターを結果的にとっかえひっかえしている(VPL-VW100 - DLA-HD750 - VPL-VW1000/1100ES - DLA-Z1)訳ですが、その結果としてソニーのSXRDの方がJVCのD-ILAより動態に強い印象を持っています。滑らかな水の表現にはこの要素が確かに役立っていると感じました。一方で、全暗であるはずのシーンは二段階くらいの浮きが見て取れました。これは信号なし、信号ありの状態と思われます。

続いて観たチャプター15(完全に最近のリファレンスの一つですね)は輝度に引っ張られる焚火のシーンとそのあとの複数の川のわきの繊細かつダイナミックな印象的なシーンが続くシーケンスですが、今回のVW855はここまでシリアスな映像を評価する状態ではないと感じました。このシーンで、ソニー自慢のアップコンを生かす4096x2160の解像度の2.35.1モードを試しましたが、解像度はダイレクトより少々甘い印象で、もどして頂いて同じシーンを観ましたが、やはり同じ印象でした。

そのあとはBBCの「アース」を鑑賞しました。こちらは色彩豊かな見ごたえのあるコンテンツで、現状のVW855に非常にあっている感じで、少々ノイジーな印象を受けたアウトフォーカス気味の部分の映像処理を除けば、ほとんど不満を感じませんでした。鮮やかな青や緑、そして赤など、レーザーの高色域を感じさせる意味でも良いソースだったと思います。

一方で、私は今この記事を自宅でDLA-Z1で「レヴェナント」を見ながら書いていますが、印象としては今日見たVW855は映像の立体感や質感、解像感など全く比べ物になっていません。100%のデキのユニットで見直してみたいものです。ちなみに銀座のソニーショップは常設デモ機材は買わなければならないそうで(涙)、ソニー本社から貸してもらえるVW855は現在の70%の機体が今月いっぱいで、その後製品レベルが年内に来るそうですが、その後の常設展示の予定はないそうです。

VW855を購入予定の方のみならず、最新のプロジェクターの画質に興味のある方は、この機会にソニー銀座に行って見てはいかがでしょうか。とくに予約は必要なく(というかできない?)気軽に行けます。

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  1. なんか 嬉しいですね。

    プロジェクターに限れば ホーム用途でも低迷は無く 大手は3ブランドくらいに 絞られてきましたが 他にもデータプロジェクター発祥のブランドも巻き込み 盛況で良いですね。  こうでなければ 安価で良いモデルは生まれ難いですから。  やはり世界規模ではプロジェクターの需要は伸び続けているのですかね?

    ただし ソフトに関しては変化が著しいですね。 世の中は配信が主役の座に付き BDなどはUHDが最後になるのか?との噂も飛び交っています。  現にoppoの撤退や 国内のハード市場を見てみると ソフト再生の将来は暗そうですね。 


     私がサラウンドを始めた頃なんてプロジェクターなんて違う世界の物でしたが(笑) 今でも安くはありませんが 許容範囲?になりましたよね。  価格は据え置きながら中身はどんどん進歩してる! 

     ちょいと淋しい気もするが・・・ だんだんと「餅は餅屋」の分業化に成って行くのでしょうかね。  BDの生みの親でもあるSONYには プレーヤーでも頑張って欲しかったのだが・・ (*_*)

    byアコスの住人 at2018-10-05 11:49

  2. アコスさん、今年は豊作ですね。とはいえコアなホームシアターマニアにはソニーかJVCの二択の状況だと思います。価格的にはHD時代のようにフラッグシップで100万円くらいだと私は嬉しいですが、プロジェクターはレンズや光源などソフトで置き換えられない物量がかかった製品なので、UHD-BD時代になってこの価格は仕方ないかな、とも思います。

    ソフトは私はクオリティがよく、安定して、いつの間にか見られなくなったりすることがなければ、配信でも良いとは思いますが、早くそうなって欲しいものです。我が家はソフト倉庫がそろそろ溢れ出します。

    ソニーの試聴室はもはや低価格製品しかなくなってしまいました。スタッフの方は「オーディオはうまく説明できるのですが、プロジェクターはたいがいお客様の方が詳しくて…。」と言っていましたが、もはやコアなオーディオマニアはソニーには来ないのでしょう。

    by元住ブレーメン at2018-10-05 14:11

  3. どもです。

    フォーカスがあまあまでしたか。
    まー、最終的には追い込んでくるのでしょうが、ちと準備不足なものを展示してしまったようですね。

    SONY機は先日、発表のあったIMAX Enhancedなるものをピクチャーモードに実装するとかありましたが、あれ国内機には導入しないのでしょうかね。
    以前のXVColorのようなやつでキャリブレーションが不可とかだと興味ないですけど。

    ではでは。

    byガッツ at2018-10-08 15:20

  4. ガッツさん、毎度です。

    あれだとせっかくのARC-Fレンズのデモになってないと感じました。

    IMAX Enhancedは正直ポイントが何なのか分かっていません。IMAX本来の1.43:1を実現するわけでもなく(まぁ当たり前ですが)、IMAX収録の映画に独自のメタデータが入っているわけでもなく。4:3のオリジナルのIMAXアスペクトで投影素子から作ってプロジェクターを出し、ソフトも出してくれるくらい気合が入っているとインパクトもあるのかなと思います。そしたらうちも4:3のスクリーンを吊ります。

    by元住ブレーメン at2018-10-08 18:59

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