日記
SMH-CDの不思議発見
2008年01月13日
過去、ログさんがSMH-CDとCDとの不思議について報告されていましたが、もう一つ不思議な事を見つけました。
ログさんの文章で初めてSMH-CDを知り,今回7枚をネット販売にて購入しました。
JAZZ 3枚、協奏曲 4枚です。このうち
(1)Gerry Mulligan "Night Lights",
(2)Sarah Vaughan with Clifford Brown,
(3)Helen Merrill with Clifford Brown,
(4)Martha Argerich "Chopin piano concerto No1 Liszt piano concerto No1 "
に関しては,同じ音源のCDが既にあったので、聴き比べようとしました。
Gerry Mulliganが好きで、よく聴いているのですが、購入後、まずこのSMH−CDをCDTにかけると何か違うんです。Play timeが34"35を表示しています。確かこの曲は34"一寸と記憶していたので、聴き比べる時に、既CDを入れて時間表示を見ると34"08秒でした。曲間は3秒で統一されているはずなので、この差27秒はどこから生じたのでしょうか。そこで同じ音源CDのPlay timeを見てみると次の様になりました。
CD SMH-CD
(1) 34"08 34"35
(2) 50"09 50"33
(3) 33"25 33"25
(4) 55"47 55"47
SMH-CDにおいてplay timeの長い物が相当あるのでは?何故このような事が?
小生の所では4枚しか検証出来なかったのですが、皆様の所ではいかがでしょうか。
肝心の音の感想ですが、確かにSMH-CDはS/Nがよく、透明感があり、解像度も増しているのですが、何かが違うんです。よりデジタルぽいと言うか、不自然なのです。
演奏に感動を覚えられません。丁度レコードに加え、CDを初めて聴いた時の感じを思い出しました。
この後、既CDを聴いて感動に浸れ、よりこの念を強くしました。
音を聴くならSMH-CD,音楽に浸るなら既CDと思いました。
しかし、現在の機器は、長い時間をかけて、如何にアナログに近い音をと追求した結果なので、この様に感じられるのでしょうか。SMH-CDの素材には確かに素晴らしい物を感じるので、これを突き詰めていけば、もっと感じが変わってくるのでしょうか。
レス一覧
-
こんにちは。
同じ音源(オリジナルマスターテープ)を使用していても、
CD化する時のマスタリング違いで時間が違う事はありますよ。
したがって国内盤・輸入盤でも違っている場合が結構あります。
今、SMH-CDと棚に置いてある2002年発売の紙ジャケ版
(マーキュリー・エマーシー不滅のジャズ50選)
を比べてみましたが、時間は全く同じでした。
比べたCDについて詳しく書いてないのですが、
マスタリングが違うのではないでしょうか?
ちなみに、輸入盤SACDのサラ・ヴォーン with クリフォード・ブラウンは
時間が49:43になっています。
今回は素材の違い(優位性)のお披露目をしただけなので、
SMH-CD用にマスタリングをしたCDが発売されたら
かなり良い音が楽しめるのでは?と思っています。
by風変わり at2008-01-13 13:21
-
こんにちは。
既存のCDの方がSMH-CDより、音楽に浸れるかどうかという点は興味深いですね。もちろん同じマスタリングで比較した方がいいでしょうが。それと風変わりさんの仰る様にSMH-CD用にマスタリングをしたCDが発売されれば、この素材の優位性を良しとするかどうか見極めが自分でもできるかもしれません。
でも結局曲ごどによってこの素材・マスタリングがいいとかになってしまうと全部買って比較しないといけなくなりますね。
懐には痛い話ですが、それも音楽の楽しみということで。
なんにしろ興味深いフォーマットです。
by本日のコーヒー at2008-01-13 13:56
-
<風変わりさんへ>
早速のレス、ご教授有難うございます。同じ音源でも収録時間が違う理由が理解出来ました。日記にあるように4種のCD間で、同じ時間の物と、違うものがあるのですネ。
また、風変わりさん所有の輸入盤SACDのサラ・ヴォーン with クリフォード・ブラウンの時間が49:43で、当方の所有の輸入版紙ジャケCDが50"09で、SACDと既CDとの間にも収録時間の違いがある事にも初めて気づきました。
加えて、SMH-CDの時間が50"33ですので、SACDとの間に50秒の収録時間の違いがあり、1曲につき約5秒違えば音質の変化も相当あるのでしょうね。
色々勉強になりました。これを機会に今後ともよろしくお願いいたします。
<本日のコーヒーさんへ>
Philewebでの日記、プログ楽しく読ませて頂いております。
比較試聴の難しさを再認識させられました。浅学の身ゆえの戯言と思い、お許し下さい。
話は変わりますが、コーヒー 抽出の器械 ネスプレッソで抽出したカプチーノ これがなかなかいけます。機会があれば是非試飲して下さいネ。
これを機会に今後ともよろしくお願いいたします。
byRay at2008-01-13 15:25
-
あぁ、そんな気にしないでくださいませ。
こちらこそ稚拙な文章で迷惑をかけたのではないでしょうか。
若輩者ですが、こちらこそ今後とも宜しくお願いします。
エスプレッソマシーンですね。欲しいんですが色々諸所問題がありましてまだ手をだしてません。ネスプレッソコーヒーメーカーはお手入れとかどうなんでしょう。エスプレッソマシーンは使い終わったあと洗うのが面倒くさいですね。
豆に関しては色々飲みますが感想がオーディオ同様難しい。耳と舌の記憶力ってあるんでしょうね。昔飲んだコーヒーの味なんて簡単に忘れてしまいます。
by本日のコーヒー at2008-01-13 15:51
-
ここでコーヒーメーカーのレスをするのは筋違いかと思いますが、勢いで返信させて頂きます。ネスプレッソは手入れは殆どいりません。抽出後、ポーションを半自動で捨てて、空で2回位湯を通すだけでOKです。あとは、下にたまったポーションとお湯(既に水になっているカ)を数日に1回捨てるだけです。サイプォンで抽出より楽です。
難点はサイプォンに比べ維持費が少し高いくらいですが、喫茶店で飲む事を考えれば、
ポーションに密封されている新鮮な豆で、食後おいしいカプチーノが飲めれば安い物です。また、ポーションの種類も多く、友人のポルトガル人に言わせれば””こんなにおいしいカプチーノは日本に来て以来飲んだ事が無い”との事ですぐに買いに走っていましたヨ。
byRay at2008-01-13 16:16
-
<ログさん、Rayです。
ご無沙汰しております。SMH-CD,SACD,CD間での比較試聴レポート楽しみにしております。
ログさんの言われる
”今現在のCDプレーヤーは、あくまでもCDを再生しての開発なので、SHM-CDを聴く場合は、SHM-CD再生用プレーヤーが必要なのかも知れません、、”、
私も同感です。
このPhile webに参加されている皆様、博識ですね。色々勉強になります。
これからもいろいろ教えて下さいネ。よろしくお願いいたします。
byRay at2008-01-13 21:07
-
Rayさん、こんばんは。
ネスプレッソの件ありがとうございます。手入れが楽チンなのはいいですね。ポルトガルの友人がいらっしゃるんですか!?なかなか接する機会がないですよね。ポルトガルの音楽事情も日本とは違うんだろうな。でもコーヒーの味覚は似てるようですね。まったく音楽とは関係のないことに答えていただき、ありがとうございました。
by本日のコーヒー at2008-01-13 21:27
-
Rayさん、こんにちは。
昨日、CDによる時間の違いをマスタリングの違いと一言で済ませたのは
説明不足だと思いましたので、補足説明に来ました。
(もうご自分で確認されたかもしれませんが・・・)
サラ・ヴォーン with クリフォード・ブラウンの1曲目でいいますと、
CD裏などに表記されている時間が3:59になっていますが、
CDプレーヤーに入れてTimeを見ると4:06が表示されると思います。
この内訳は、曲前の無音0:02+曲4:00+無音0:01+曲間0:03です。
(この無音部分の有無や長さには一貫性がないので、マスタリングをした人の感性によると思われます。)
対して輸入SACDでは3:58と0:01短くなっています。
つまり、急に曲が始って曲の終わりの部分が0:01早く終わるわけです。
そして2曲目との曲間が全くありません。
想像ですがSMH-CDの元のマスタリングをした人は
アナログレコードを再生した時の感じを再現したのでは?と感じます。
私の場合、曲がいきなり始まって終わり、次が急に始まるSACDよりも、
SMH-CDの方が聴き易くてしっくりときます。
ログハウスを建てたいさんへ。
好奇心で購入した数が多いだけなので、
そのように言われるとちょっと照れくさいです。
by風変わり at2008-01-14 13:22
-
<風変わりさん へ
再三のご教授有難うございます。”この無音部分の有無や長さには一貫性がない”との事、これがレコーディング編集者の腕の見せ所なんですネ。
鋭い観察力、洞察力恐れ入ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
byRay at2008-01-14 13:38
レスを書く