日記
2008年10月31日
弦楽四重奏演奏会 6回目
本日、いずみホールで恒例のベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会 Vol.7 「モザイク・カルテット」を聴いて来ました。Vol.5を聴き逃したので自身6回目です。

曲は
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080よりコントラプンクトゥス 1,5,6,9
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 4番 ハ短調
(休憩)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 8番 ホ短調(ラズモフスキー 2番)
でした。
今回のモザイク・カルテットにはガット弦を使うと言う際立った特徴がありました。(通常はナイロン弦や金属巻ガット弦など)このためか?これまでの四重奏団とは異なる雰囲気がありました。
まず、ガット弦を使っているためと思われますが音が柔らかいが大きな音が出せない。良く言えば心地よい演奏ですが悪く言うと頼りない音にも聴こえます。このためいつも以上に聴衆のざわめきや咳など雑音が気になりました。
次に、3曲通じてピチカート(弦を指や爪で弾いて音を出す)の箇所がありませんでした。本来オルガン曲の「フーガの技法」は別として、弦楽四重奏曲2曲でピチカートが1箇所も無いとは考え難いので、ガット弦にピチカートが合わないもしくはピチカートが不可能(この辺の事情は知らないので詳しい方教えて)とかの理由によりピチカートの無い曲を選んでいるものと思われます。あるいはピチカートの箇所でもあえて通常の弾き方をしていたのかも知れません。
3つ目にこれはガット弦とは関係ないと思いますが、第1ヴァイオリンの活躍ばかりが目立ち、他の3人(第2ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)は伴奏に徹している感じがありました。本来、第1ヴァイオリンがオーケストラの華ですから不思議ではないものの弦楽四重奏では他の楽器も対等とはいかないまでも活躍する場面があるので少々気になりました。
曲の方ですが、「フーガの技法」は本来オルガン曲なので試みとしては面白いものの違和感があります。特にチェロが休んでいる時は低音が無いため間抜けな印象があります。
ベートーヴェンの4番は初期の作品であまり印象には残らず。
8番は中期の傑作「ラズモフスキー」の中の1曲でそれまでの弦楽四重奏の枠から飛び出した試みがあります。1楽章のラストは実に滑らか音を繋ぐ場面があって印象に残りました。2楽章も静かな曲でガット弦の雰囲気に合っていました。ラストは消え入るような終わり方で余韻を十分に楽しむことができました。
ピチカートが無い件は気になるので家にあるABQ(アルバン・ベルク四重奏団)の全集CDを聴いておさらいしてみたいと思います。いよいよ残すは1回。世界最古の四重奏団であるゲヴァントハウス弦楽四重奏団によるベートーヴェンのみのプログラムです。
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FCAさん こんばんは。またまた10月ラストを狙ってアップされましたね。
わたくしクラシックはほとんど無知でございます!
今の我が家のシステムでFCAさんのコレクションを聴いたら
どうか.... 以前に比べたらかなりいけるかも!?
とか思っておりました。
明日オフ会宜しく~w
byのぶやん at2008-11-01 21:51
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すっかり見逃してました…。レポを見てから聴きにいきたくなっても仕方ないですよね。楽器(まあ声も)の出す音量というのは、その時代その時代に応じて、地道な工夫をしていたんでしょうね。あえて極論すればオーケストラの演奏も建物を含めていかに音を大きくするかという仕掛けかもしれませんね。いかに聴衆を増やすか…なんて見方をすると変ですが、古楽の復活にはやはり録音技術抜きには語れませんよね。そうした意味で、意外と、純粋なクラッシック??より古楽と現代音楽に傾倒してしまいます。
byamber at2008-11-01 22:26
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のぶやんさん
信じてもらえるかどうかは別として、10月最終アップは偶然でした。
また聴きに寄らせてもらいます。
今夜はよろしくお願い致します。
amberさん
Vol.8(最終回)は是非聴いてみてください。会場であえると良いですね。
私の方はバッハとベートーヴェンの2本柱があった訳でしたが、最近はバロック以前の古楽やドイツ以外の地方(フランスとかベルギーとか)の音楽に手を広げつつあります。あまり広げすぎるとレコードや演奏会に金がかかるのですが…
byFCA at2008-11-02 10:58
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