日記
2008年09月28日
低音吸収 自作音響パネル(試聴感想編・最終回)
お待たせしました。低音吸収 自作音響パネルの「最終回」です。
先日90cm×45cmのサイズの小型パネルが出来上がりました。大型(180cm×45cm)と比べ、6畳間の余ったスペースでも製作可能であり、重量的にも大きさ的にも非常に扱いやすいパネルであったことから、初めて製作される方には小型verの方がお勧めです。

↑製作中。。。
効果の方は、小型でも、確実にあるようです。今回は、このように置いてみました↓

赤色の板が、大型低音吸収パネル。
青色の板が、高音散音型。(低音吸収機構は無し)
ピンク色の板が、今回追加した小型パネル。
小型パネルの設置位置は、左側に「押入れ」と「ドア」があるため、あえて『左右対称に』という原則を外して設置してあります。
<実験「砂利の効果について」>
小型パネルの砂利を入れた状態/空の状態を比較しました。
砂利を入れていない状態では「低音のSN感が良くなり、各低音楽器の輪郭が見え始める」効果があました。
そして、砂を充填すると「低音楽器が明快になり、中音域を含め、音楽全体の輪郭が強調される」効果になりました。おそらく、好ましい方向に変化しているように思います。
一緒に聴いていた母親も「全く違うね」と言ってくれたので、効果は確実かと思います。
驚くべきことは、(感覚的には)低域のSN比が向上したので、低音吸収をしても量感は低下せず、むしろ低音楽器一つ一つの存在感が高まっていました。
この時、周波数特性(f特)に関しては殆ど変わりませんでした。先日作製した小型ver×二枚の変化量では、唯一(非常に幅の狭い一箇所の)ディップが3~6dB変化する位で、効果を証明するには今一歩のようです。
自作パネル 無し↓

自作パネル有り↓

(周波数特性が暴れているのは、「私の設計の」バックロードホーンスピーカーがorzだからですw 相対的に見てあげてください。)
可能性がありそうな残響音評価はSN確保が難しいので、現状では断念しています。
(実は、この事が本日記を書くのを遅らせていたのです…)
結局、効果の説明は感覚的な言葉のみに頼らざるを得ませんが…
低音吸収自作音響パネルによって
●低音のSNが良くなり
●隠れていた低音楽器の存在感が上がり
●吸音しているはずなのに、むしろ低音の存在感は向上する。
●それは本パネルが、低音反射の機能も果たしているからかもしれない。
●当然ながら、さらにブーミーにはならない。
●f特測定では変化なし。
●それゆえ、謎な部分が多い。
●果たして、あのサイズ(90cm×45cm)で低音音波(100Hzで約3m)を受け止められているのか…
●しかし、設置すれば確実に低音は良い方向に向かう。
●表面処理にもよるが、木材で製作するため、高域の反射効果もある。
●これを上手く使えば、夢の波型壁面も可能か。
●少なくとも、市販音響パネルより圧倒的なハイCP比・・・だと思う。
●これを実行するかしないかは自由。オーディオに正解は無いのだから。
そして、最後に。
「部屋は定数項ではない。」
と言っておきます。
長い間お付き合いくださり、ありがとうございました。
また、面白いテーマが見つかったら、このような長編にはならないと思いますが、この日記に書いていきたいと思います。
レス一覧
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カノン5Dさん
長編お疲れ様です。
ですが、有終の美を飾るのですから、もう少しわかり易い説明が欲しいです。
写真、部屋の見取り図とパネルの配置など。
文章を読んだだけでは、想像力の貧困な私の頭では、イメージすることが出来ませんでした。
せっかくなので、追加することを希望します。
byヒジヤン at2008-09-28 21:05
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ヒジヤンさん
いつレスくださり、ありがとうございます。
初期段階では画像が無かったので、大幅に追記・編集してみました。
やはり、ルームアコースティックの成果をf特で表すのは難しいですね…
byカノン5D at2008-09-28 23:03
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カノン5Dさん
素早いですね~! 写真、やイメージ、線図まで入れられたのですね。だいぶ分かりやすくなってきました。
理解できた範囲でのコメントをします。
カノン5Dさんは、バックロードホーンのフルレンジをお使いのようなので、特に低音の処理(低い音の再現、ピークとディップの扱い)が課題なのだな と思いました。
その中で、自分で工夫をして吸音と反射を駆使することでの改善結果なのだろうと思います。
実際、16cmのフルレンジ1発ではユニットからの低音は再生不可能なのでホーンを使った。しかしホーンはあくまで位相が逆の小さな音を拡大しているのでつながりが難しい。
線図の最初のディップがユニットとホーンのつなぎ位置ですよね!
でも6dB落ちで40Hz程度まで再生しているので大したものだと思います。
それを反射、吸音で補う・・・ですが、実際に音楽を聴くときはダイナミックな音の連続なので、反射音で十分騙せるのですよね!(いい方悪いですが)ボーカルだってセンターから音が出てないのにセンターに居るように感じるのは、十分騙されている証拠だと思っています。
f特は、私のシステムもガタガタです。しかしながら、ルームチューンを重ねることで、大分ガタガタ加減が減ってきてはいます。後は、初期反射音でかなり騙せますから音楽を聴くには問題ないのだろうと推測します。
低音さえ何とか出来れば、フルレンジのよさが生かせる。そんな考え方のシステムなのだろうなと思いました。
これは楽しそうです。
今後も更なる改善に向けてガンバッテ下さい。
それと、私のことになりますが、再生音に対してアースの影響が大きいことが(今更ながら)わかりました。
解明に向けてのご協力、よろしくお願いいたします。
(もちろん勉強の合間に!)
byヒジヤン at2008-09-29 01:15
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長期連載お疲れ様です(笑)
波形が読めない人なんですが、パネル製作に関しては非常に参考になりましたーww
小型ならウチでも作れそうなんで、ちょっと選択肢に入れておこうかなぁーっと思っています。
かつどんさまなどがライフワークとされていますが、この効果を数字に換える・・・なかなか難しいですよね。
by凛吏 at2008-09-29 13:01
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レスありがとうございます。
>ヒジヤンさん
ルームアコースティックを測定で把握するのは今後の目標ですね。測定によって状態を把握できれば、ベストな設置ポイントも容易に見つけられそうです。
バックロードホーンは難しいですね。小型バスレフ(自作)も持っているのですが、バックロードに比べると圧倒的にフラットな特性で驚いたのを覚えています。でも、音は好みでない。。。。オーディオは難しいですね。
>凛吏さん
私の考えとしては「プレーヤー」「アンプ」「スピーカー」「ケーブル(ライン&スピーカー)」「電源」「設置」「ルームアコースティック」の全て歩調が合っていないとオーディオは上手くいかないか、相当な予算をつぎ込むか、偶然に助けられるか、になってしまうように、初心者ながら感じています。
もし良ければ、2枚セットでお貸し…と思いましたが、送料だけで原材料代に近い値段になってしまうのですw
byカノン5D at2008-09-29 23:07
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