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ぎよむ
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最近はできるだけ早寝早起きを心がけています。 早朝に聴くバロックはとても爽快な気分にさせてくれます。

マイルーム

ソナス部屋とタンノイ部屋
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主にクラシックの古楽をアナログレコードで聴いています。 low-level 信号における musical information の再現性を重視しています。 住居は田舎の木造一戸建て。 …
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日記

Vintage HD ダブル・アーム化・その1(長文です)

(長文ですので、あらかじめ注意してくださいまし)

先月の15日頃から数日間は、ブルーレイ・レコーダー購入にまつわる格闘の他にも
アナログプレーヤーのダブル・アーム化に伴う格闘がありまして、
極端に忙しかったのですが、それも一段落して、
約一ヵ月たった今はかなり落ち着いています。
導入当初は硬かった音も徐々にほぐれてきて、
ここ数日は満足できる音がでるようになり、レコードを夢中で聴きまくっていました。^^

ここらで、ダブル・アーム化にまつわる格闘についても
自分の備忘録を兼ねて日記に書いておくことにします。
が、その前に、今回は、私のアナログプレーヤーと
新しく導入したカートリッジについて、
それからダブル・アームの面白さについて簡単に書いておくことにしました。

プレーヤーのメーカーは、Nottingham Analogue Studio で、
Vintage HD という機種です。
この機種は限定品ですので、一般的には全く知られておりません。
一番近い機種は、Interspace SE でしょうが、このSEも限定品ですので、
一般に流通している Interspace HD とざっと比べて書いてみることにします。

Interspace HD と比べて大きな違いは、3つあります。
・一つ目はモーターがアイソレートされていること。

モーターのみを写真にとりました。
アイソレートされているおかげで
モーターの振動がキャビネット(ターンテーブルベース)を通して
ターンテーブルやトーンアームに伝わるようなことはありません。
そのためでしょうか、SN比感がすごく良いです。

・二つ目はターンテーブルの重量が重くなっていること。
Interspace HD が、厚さ60mm/重量8kgであるのに対して、
Vintage HDは、厚さ50mm/重量10kgになっています。
ちなみにこれは、Mentor Jr. やHyper Space のターンテーブルと同じ数字です
(HDプラッターを除いた数字)。

・三つ目は、キャビネット(ターンテーブルベース)の材質が異なること。
ノッティンガムのプレーヤーといえば、一般的には素材としてブナ材HDFウッドが
使われていますが、Vintage HD ではマホガニーの無垢材が使われています。
このため軽快で明るく優しい響きが味わえます。
ただし、振動制御に関してはブナ材HDFウッドのほうが有利だと思います。
購入時にはノッティンガムの他の機種も候補だったのですが、
所有しているスピーカー(ソナス・ファーベル)に合わせて
ウッディな雰囲気のVintage HD の方を選びました。
ちなみに手入れはタンノイのスピーカーと同じように蜜蝋のワックスを使います。

Vintage HD でやや弱点だと思えるのは、
搭載されているアームが、Interspace arm であることです。
これが、上位モデルのトーン・アームなら
もっとすごいにちがいないという想いがあったのも、
今回のNew Space arm 導入に繋がった一因です。
New Space arm はInterspace arm と比べると、
アームパイプが太くて全体的に頑丈そうで振動に強そうな感じがします。
実際に比べてみると随分違うことがわかります。
それから、Interspace arm とNew Space arm とでは、同じ9インチでも
実効長が違っており、ここにも今回の格闘の原因がありました。
これも今度書きます。

ところで、話は逸れますが、『ステレオサ○ンド』167号で、Yという評論家が、
ノッティンガムのACE SPACE について、
以前の同社機にはなかった発泡材のターンテーブルシートが原因で、
濃密な色彩や肉厚な立体感が希薄になっているかのごとき指摘をしていましたが、
このターンテーブルシートは、
初代のスペースデッキが日本に初めて輸入された時から付いているもので、
ACE SPACE で初めて付いてきたものではありません。
そして、昔、Y氏は、このターンテーブルシートが付いていたにもかかわらず
初代のSpacedeck を賞賛していたものです。
もしこのターンテーブルシートに問題があるのなら、
初代のSpacedeck はどうなるのかということになってしまいます。
私もターンテーブルシートの変更はしていますが、
Y氏が言うほど純正のターンテーブルシートが悪いとは思いません。
ちなみにこのターンテーブルシート、裏と表があって、
やや肌理が粗くてザラザラしている方をレコードに接するようにして使った方が
良い結果になることが多いです。

それはともかく、やっと、と言いますか、とうとう、と言いましょうか、
ダブルアームになりました(嬉)。

昔、ビクターのCL-P2D とTT-81 に憧れて、
いつかはダブル・アームと思っていましたが、今ようやく実現しました。
もっとも、TT-81 はともかく、ビクターのCL-P2D とってすぐにピンと来る人は
たぶんこのコミュでは極めて少人数だと思いますので、簡単に紹介しますと、
ブナ材と高密度パーティクル・ボードを交互に積層したキャビネットで
ダブル・アーム用になっているものです。
それにしても、ダブル・アームというのは、面白いものですね。
Vintage HD のキャビネットのつくりを考えたら、CL-P2D と比べても
ダブル・アームによる共振の心配はありますが、
たとえ音質が多少劣化していてもこの面白さはやめられません。
音質だけを考えたら、ダブル・アームにしない方がいいし、それ以前に、
私がやっているようにピュア・オーディオにヴィジュアル機器を混ぜるのは
御法度なのでしょうが、
なにごとも手堅く真面目一方だけが人生ではないと思っていますので、
趣味では面白そうなこと、快楽的なことを優先させることにしています。
で、何が面白いかというと、私のところでは、たとえば、
女性ボーカルでは、昼の上品な顔と夜の官能的な顔の、女の二つの表情が
でるようにしてあり、これがダブル・アームで
即座に比較でき、その時の聴きたい方を選ぶことができる点です。

ちなみに、昼の上品な女をつくりだすのは、次のようなものたちです。

Benz Micro ACE M → Interspace arm → Hovland HP-100内蔵フォノイコ

こちらは、プリアンプのHovland HP-100によってもたらされる洗練された美しさと
ACE M の粋で端正な表現により、上品な音を味わえます。

夜の官能的な女をつくりだすのは、次のようなものたちです。

Ortofon Jubilee → New Space arm → EAR 834P → Hovland HP-100モニタ入力

モニター入力することで、プリアンプ内の入力セレクター・スイッチを経由しません。
こちらは、EAR の生々しく迫ってくる感じとJubilee の華やかな艶により、
官能的な音になっています。

Benz Micro ACE M は、Ortofon MC Jubilee の約三分の一の値段ですが、
これが大健闘で、聴く盤によってはこちらの方がいいこともあります。
このあたりがアナログの面白さです。
Benz Micro は、初代のルビーが1995年頃に日本に上陸して、
その切れ込みのよさと音場の広さに驚愕したものですが、
それ以来、同社の製品を一度使ってみたいと思っていたので、
今回導入に踏み切りました。
ACE M は安価ですが、きわめて正確な音を出し、
過度特性とバランスの良さを感じさせるカートリッジです。
Ortofon MC Jubilee のような、ほのかな色香は感じさせませんが、
端正で素直な音がします。CP比は恐ろしく高いです。

なお、写真では、Benz Micro ACE M に針カバーが付いていますが、
これは別のカートリッジから流用したもので、
本来は針カバーは付属しませんので購入時には注意が必要です。
プレーヤー本体にアクリルカバーがない場合、
風呂敷をかけておく人も多いかと思いますが、
針カバーがないと引っ掛けてしまうことにもなりかねません。
Benz Micro には、ぜひスタニラス・カバーをつけて欲しいものです。
ちなみに、画像の針カバーは、装着時にちょっとしたコツが必要ですので、
他にいいものはないかと物色中です。

今後しばらくは、こうしたアクセサリーぐらいは
購入するでしょうが、機器の購入はもうしないで、
この状態でオーディオ&ヴィジュアルを
楽しんでいくことにしようと思っています。

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レス一覧

  1. こんにちは、

    余り関係ない話ですが、タ-ンテ-ブルの重さの話です。
    かなり前の、ことでAUDIO SHOPでなじみの店の方と
    話していると、風呂敷に包んだ何か重いものを持ってきた方が、入ってきました。どうもお得意様らしく、「これ、新作のタ-ンテ-ブルシート」と言って、風呂敷を開けると見るも輝く真鍮のタ-ンテ-ブル重さ20kg、(もとい、タ-ンテ-ブルでは無く、タ-ンテ-ブルシートです)(ちなみにこの方、旋盤工の仕事らしい)

    マイクロの糸ドライブの10kgのタ-ンテ-ブルの上に20kgの真鍮のタ-ンテ-ブルシート、もちろん最初の駆動時は、手で回します。一度回ったら、その安定度に度肝を抜かれました。
    世の中には、すごい自作派の人がいることに、脅威を感じた瞬間でした。

    余り関係なくて失礼しました。

    by 音楽大好中年 at2008-08-16 11:05

  2. 音楽大好中年さん、こんにちは。

    シートが20キロってすごいですね。^^
    慣性モーメントの大きさによって、安定感は抜群でしょう。
    手回しで始動させるなんて、ノッティンガムのプレーヤーと同じです。
    10プラス20で合計30キロだと、始動させるにしても重いでしょうね。^^

    この旋盤工の方なら、きっと他にもいろいろな
    オーディオアクセサリーを作っていそうですね。

    マイクロといえば、昔、8000番に憧れたものでしたが、先日、
    SX-8000_2の上物が、ハイファイ堂京都店に出て、
    一部マニアを驚かせました。

    http://www.hifido.jp/KW/G0301/P0/A10/J/0-10/S0/C08-36391-28284-00/

    なんと23件の商談待ち!
    まあ、わかる気もします。状態もよさそうですので、
    売価(税込)1,480,000円という価格も比較的良心的かもしれません。
    それにしても、このSX-8000_2の総重量もすごいです。134.5kg。

    byぎよむ at2008-08-16 11:34

  3. Nottingham でダブルアームですか。

    いいなあ・・・

    VPIではダブルアームをそのままでは搭載できないので、アームベースを特注しようかな なんて考えています。

    bytakajun at2008-08-16 15:01

  4. こんにちは。

    アナログ疎いのですが、ダブルアームにして書かれておられるように気分や曲に応じて使い分けるということでしょうか。

    CDにはないことで面白そうです。
    音の違いなど聴いてみたいですね~

    byとくそう屋 at2008-08-16 16:45

  5. こんにちは

    読みごたえありますね。
    ぎょむさんのこだわり・・・伝わってきます。
    ダブルアームも上からのレイアウトがきれいですね。
    うちは、ダブルプレーヤーですが、スペースファクターと性能では
    ぎょむさんのシステム 素晴らしい!!

    byORCA at2008-08-16 16:46

  6. takajunさん、こんばんは。

    ついにダブル・アームになりました。
    それにしても、VPIのアームチューブごと交換できるのは、
    とても合理的な交換方法だと思います。
    最初に聞いたときは、まさに目からウロコが落ちるような気がしました。

    それはそうと、先日、たまたま昔の『ステレオ』を読んでいましたら、
    takajunさんが気にしておられた、CECのPH53に関する記事が載っていました。
    このフォノイコ、実に興味深いですね。
    CECのPH53は、フローテッド・バランス方式なので、
    ニュートラル端子の代用として、
    カートリッジの内部→カートリッジケース→ヘッド・シェル→トーンアームの
    電気的接続が必須になるのですね。
    となると、木製のヘッドシェルの場合はどうなるのか気になりました。

    byぎよむ at2008-08-16 20:25

  7. とくそう屋さん、こんばんは。

    そうです。こちらの気分や曲によって音色を変えて楽しめます。
    カートリッジもアームもフォノイコも違うものなので、かなり違ってきます。

    人によっては、一方を古典的なカートリッジ(例えばオルトフォンのSPU)に、
    もう一方を現代的なカートリッジにしたり、あるいは、
    一方を美音系のカートリッジに、もう一方を高解像度系のカートリッジにしたりして、
    音の変化を楽しんだりするんですよ。

    また、サブ・アームの方にはモノラルのカートリッジをつける人も多いです。
    モノラル盤をステレオ・カートリッジで再生すると、
    音像が広がったような感じの「ステレオっぽいモノ」(笑)になりますので、
    モノラル盤にはモノラルカートリッジが理想なんです。
    私はモノラル盤はあまり聴かないので、両方ともステレオですけど。

    そういえば、新しいトーン・アームは、岡崎のあの店で購入しました。
    今回もまた、お店の方にいろいろ面倒を見てもらいました。^^

    byぎよむ at2008-08-16 20:28

  8. ORCAさん、おひさしぶりです。
    最近お見かけしていなかったので、どうなさったのかと思っていました。

    お褒めくださってありがとうございます。
    それにしても、やっとここまでたどり着いたと言う感じです。^^

    ダブル・アームはスペース・ファクターはいいのですが、
    場所さえあれば、ダブル・プレーヤーのほうが、
    音がまるっきり違ってくるので面白そうです。
    私もアームを選んでいる時に、いっそのこと国産黄金期のアナログプレーヤーを
    中古で購入したほうがいいかもと思ったりしましたが、スペースがネックでした。

    ORCAさんは、アンプやプレーヤーを複数所有しておられ、
    それらの機器で、色々な音を楽しんでいらっしゃるようにお見受けいたします。
    そういえば、昔、私が所有していたパイオニアのアンプは、
    いい意味で中庸の音がしていました。
    尖がったところのない安定感のある音でした。
    その音に私は満足していたのですが、
    ある日、パイオニアよりもオーディオ的な音がしていたケンウッドのアンプも欲しくなりました。
    できれば両方の音が欲しいと思ったものでした。
    そんなことをふと思い出しました。

    byぎよむ at2008-08-16 20:45

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