ぎよむ
ぎよむ
私の場合、オーディオは完璧主義ではなく、80点主義でやっています。いや、60点ぐらいかも(笑)。

マイルーム

ソナス部屋とタンノイ部屋
ソナス部屋とタンノイ部屋
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム
主にクラシックの古楽をアナログレコードで聴いています。 low-level 信号における musical information の再現性を重視しています。 住居は田舎の木造一戸建て。 …
所有製品
  • 電源機器
    OYAIDE C-037
  • プラグ/接点保護
    FURUTECH FI-28(R)
  • プラグ/接点保護
    FURUTECH FI-28M(R)
  • 電源機器
    CSE RAP-II
  • D-ILAプロジェクター
    JVC DLA-X3

レビュー/コメント

レビュー/コメントはありません

カレンダー

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最新のレス

日記
製品レビュー/コメント

製品レビュー/コメントへのレスはありません

お気に入り製品

日記

ソナス・ファーベル特別試聴会

このエントリーをはてなブックマークに追加
2008年08月28日

8月24日(日曜日)に、ソナス・ファベールの特別試聴会とやらへ行ってきました。

試聴した機種は次の3つ。

・Guarneri Palladio
・Cremona M
・Minima Vintage

講師は、日本の代理店のノアの方。

今回、日記に公開する写真はその時のものですが、
開場2時からのところを30分前に特別に入れてもらって撮影しました。
そのときには、Minima Vintage が鳴っていたので、
私一人がベスト・ポジションでMinima Vintage を聴くことができました。

2時になってから始まった試聴会は、Guarneri Palladio から。

Guarneri Palladio は、世界で100ペアのみ。
スピーカースタンドのベースの大理石が
ヴィチェンツァ産の砂岩になっているのですが、
この見た目が大理石のくせにあんまり大理石っぽい質感ではないので、
逆に安っぽく感じるかも。
まあ、これとキャビネットの仕上げ以外は、
メメントとほとんど変わらないです。
それに対して、Amati Palladio やStradivari Palladio は、ディフューザーが
砂岩になっているので、おそらく音は変わるでしょうね。
ちなみに前者は全世界で50ペア、後者は20ペアとのこと。

今回の試聴環境ですが、下記のとおりです。

部屋はカーテンとサーロジックのパネルとで音響調整。
電源装置はCSEのものを2台使用。
ラックはミュージックツールズ社のもの。
ミュージックツールズ社のラックは、
たしか現在のソナスの試聴室でも使われているのではないでしょうか。
イタリア同士ですね。なお、日本での取り扱いはデノン。
それにしても黒に金のミュージックツールズはカッコいいです。

プレーヤーは、エソテリックのP-05、D-05
それに同社のクロックジェネレーターをプラス。
アンプは、プリがEAR 868でパワーがEAR 509mk2
という組み合わせ。

EAR 868は、一般的にはあまり知られていないと思うので、簡単に紹介します。
EARには912というチューブプリアンプの傑作がありますが、
その基本的な内容をEAR 864の筐体に移植したものです。
この製品、かなりお買い得だと思います。
個人的なことを言えば、EARの912は、私のお気に入りのプリアンプの一つです。

私は、ソナス同様にEARも大好きなのですが、
残念なことに、この組み合わせは、好みに合いませんでした。
おそらくこの組み合わせを好む人もいるかと思いますが、
私の好みからすると、少し音が膨らみすぎで、
もっとシャープさが欲しいと思いました。
EARの押し出しの強さが、重苦しくなってしまったような感じをうけます。
大好きなスピーカーと大好きなアンプを組み合わせて、
うまくいけばいいのですが、そうはならないのがオーディオの厄介なところです。
実は、今回だけでなく、以前にも何度かEARとソナスの組み合わせを
聴かせてもらった事があるのですが、
個人的には、相性は良くないと思っています(あくまで私個人の主観です)。
EARの音は、行きつけだった店のリファレンスなので、良く知っているのですが、
タンノイやオーディオベクターとの組み合わせで聴くEARの素晴らしさが
ソナスとの組み合わせでは感じられないのです。
しかし、面白いことに、プリもパワーも別のメーカーにして、
フォノイコだけをEARにすると、EARとソナスとの相性は良いのです。
ワン・クッション(プリとパワーで2クッションか)あるからでしょうか。
それにしても、こうなるとオーディオの相性なるものは、さっぱりわかりません。

それから、ガルネリの場合、スピーカーの角度は、
内ぶりにしたほうが良いことの方が多いのですが、
今回は正面を向いていました。

曲は、まずアッカルドのヴァイオリン。
アッカルドといえば、シリアルナンバー2のガルネリ・オマージュ
を送られた人ですね。
続いて、モーツァルトのフィガロの結婚。
それから、弦楽四重奏によるソーラン節も聴かせてもらいました。

ここでの講師の方の話の内容を3つほどピックアップしておきます。

・リュート型キャビネットが、
キャビネット内部の定在波や強度の点で有利であること。

・キャビネットにある黒い線は、チーク材を挟んであるためとのこと。

・代理店ノアが取り扱っているスピーカーに
ベーゼンドルファーというメーカーがありますが、そこの音響博士が来日した時に、
ソナスのアコースティック・パネル、Flexum(フレクシウム)を見て、
「この人は、音響のことをよくわかっている」と言ったとのこと。


続いてCremona Mの試聴に移りました。

プレーヤーは、ブルメスター社の052、
アンプはプリメインでやはりブルメスター社の051。
これは代理店ノア取り扱いの組み合わせ。

初代クレモナやアマティ・オマージュやアマティ・アニヴァーサリオを
何度か聴いてきて、思ったのですが、
ソナスのトールボーイタイプのスピーカーは、
アンプにかなり駆動力を要求するような気がします。
ちなみに駆動力のないアンプで鳴らすと、
ピアノのスケール感も今ひとつになるし、バイオリンも細身になるし、
音に密度感もなくなるし、低音も深く沈み込みません。
ソナスのトールボーイタイプのスピーカーをうまく鳴らすと、
みごとなスケール感と密度の高い音が再現されのは言うまでもないのですが、
なによりもソナス特有の美しい高音を邪魔することのない明澄な響きの低音が出ます。
で、今回はそれほど悪かったわけではないのですが、
もう少し駆動力のあるアンプと組み合わせた方が
さらにクレモナMの良さがでたのにと思いました。

ちなみに、初代のクレモナよりも今回のMの方が
さらに駆動力を要求されると思います。

曲は、ピアノ曲やサン=サーンスの『謝肉祭』や
男声ボーカルのポップスやパールマンのバイオリンを聴かせてもらいました。

ここでの講師の方の話は次のようなことが印象に残りました。

・クレモナよりもデザインがシャープになったとのこと。

・ウーファーには、マグネシウム合金ダイアフラムを採用とのこと。


最後に、Minima Vintage を試聴。

CDプレーヤーは、ミュージカル・フィデリティのA1 CD PRO2
アンプは、同社のA1。あの名機A1の復刻です。
言うまでもなく、ミニマも復刻です。
ラックは英国のオーディオファイルファニチャー社製のもの。

試聴会の開始前には、私一人でじっくり聴かせてもらっていたのですが、
この組み合わせは、実に素晴らしい。まさしくベスト・マッチでした。
たしかにクレモナMに比べればスケールの面で劣りますが、
そんなことはどうでもよくなります。
音楽がここにある、これで充分と思わせます。
特に、ベースと女性ボーカルのシンプルな組み合わせの
浜田真理子の『ラストダンスは私に』の浸透力のあるサウンドには、
まいりました。
蛇足ですが、浜田真理子のアナログ7インチ盤が2枚とも
すでに売り切れになっているのは、残念なことです。

私の当てにならない記憶では、
オリジナルのミニマとミュージカル・フィデリティA1の組み合わせは、
もう少し中域が濃かったような気もしますが、
私の好きなオールド・ソナスのあのえもいわれぬ甘美な音が、
かなりの割合で再現されています。
この組み合わせは、プレーヤー、アンプ、スピーカーのトータルで
100万円ほどで、今回の3つの組み合わせのなかでは、もっとも安価ですが、
一番欲しいと思ったのがこの音でした。
この組み合わせでは一つの世界が見事に出来上がっています。
別の見方をすれば、完結しているといえるかもしれません。
可能性とか発展性ということでは、他の二つのほうがあるでしょう。

曲は、ベースと女性ボーカル(浜田真理子)、チック・コリアのピアノ、
そして森山良子。

ここでの講師の方の話は次のようなことが印象に残りました。

・オリジナル機よりも低音が出るとのこと。

・フランコ・セルブリンが自分の中でのベストはミニマと言ったとのこと。

以上で2時間の試聴会は終わりになりました。
当たり前のことですが、スピーカーを生かすのも殺すのもアンプ次第ですね。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. はじめましてギョムさん
    本当に見事なレポートですね、頭下がります。
    ミニマへの賞賛多いですね、ショップなども前面でプッシュしてますし、良い鳴りしてますね価格は大分上がってしまったけれど名品です。
    ぎょむさんお使いのホブランドも導入考えたことがあり、鳴らされてる音に非常に興味があります。

    お気に入りに登録させて頂きました、これからも宜しくお願いします。

    bypuronimo at2008-08-29 09:08

  2. タイガーマスク君さん、はじめまして。

    拙文にお付き合いくださり、ありがとうございます。

    仰るとおり、ミニマは、ずいぶん値段があがりましたよね。
    オリジナル機は24万円でしたから、ほぼ2倍です。
    オリジナル機の発売は、90年の夏ですので、
    「18年で約2倍になった」と考えると、あげすぎの感もありますが、
    為替レートを考えたうえで、
    今こうした無垢材と本革を利用したものを作るとなると
    この値段になってしまうのかもしれませんね。
    それに、オリジナル機よりも微妙にサイズが大きくなっていますし、
    スピーカー端子が高品質なものに変わっていますので。

    ちなみに、今回のA1復刻モデルの標準価格は、270,900(税込み)ですが、
    昔のオリジナル機の最初の定価は128,000円で、
    しばらくして138,000円になりましたので、
    やはり同じように2倍近いです(ただし24年の月日が流れています)。

    それはともかく、
    ミュージカル・フィデリティのA1とミニマの組み合わせは、
    シンプルに音楽を楽しむには最高の組み合わせだと思います。
    昔、実際にこの組み合わせ(両方ともオリジナル機)で
    使っていた知り合いがいたのですが、
    実にセンスがいいと感心したものでした。
    スピーカースタンドはソナスのミニマ用のものを使っていたので、
    余計にカッコよく見えたのですが、
    あまりお金をかけずに、シンプルで高音質というシステムは、
    やはり私も見習いたいと思ったものでした。

    byぎよむ at2008-08-29 11:47

  3. プロニモさん、はじめまして。

    ミニマは、オリジナル機から好きだったのですが、
    この復刻モデルも実にいいです。
    オリジナル機とはサイズも微妙に違って低音の出方も違うので、
    もしかしたらオリジナル機を持っている人でさえも、
    これは欲しくなるのではないかと思ったほどです。
    私はガルネリ・オマージュを持っていても
    Guarneri Palladio は欲しくはなりませんでしたが、
    このMinima Vintage にはそんなことを思わせるほどの魅力がありました。
    今年聴いたスピーカーの中で、Minima Vintageは、
    YGアコースティックスのANAT REFERENCE IIと共に
    私の記憶に残り続けると思います。

    ホヴランドとソナスの組み合わせは、優しくて繊細な音がしますが、
    人によってはそれを繊細感が強調されていると受けとるかもしれません。
    ちょっと観念的な言い方になってしまうのですが、私としては、
    音の肌理がうまく表出できる組み合わせだと思っています。
    ただし、ホヴランドとソナスの組み合わせは、
    オールド・ソナスと今のソナスでは少し音が変わってくるようです。
    オールド・ソナスのほうが相性がいいです。
    今のソナスとの組み合わせは、明るさが全面に出すぎると思います。

    それから、ホヴランドは、
    私のRadia やサファイアですと、ガルネリなら問題ありませんが、
    アマティを100パーセント駆動しきるのはキツイかもしれません。
    プロニモさんが所有なさっているMODEL 201 の駆動力なら余裕でしょうね。
    モノブロック・アンプは音場も広くなるし、スピーカーの近くに置けるし、
    利点が多いのでうらやましいです。
    それに一台の重さが軽くなるのがいいです。

    私もお気に入りに登録させて頂きました。こちらこそ宜しくお願いします。

    byぎよむ at2008-08-29 11:51

  4. こんばんは

    詳細な試聴記楽しませていただきました。

    組み合わせの妙、面白いですね。
    小生もソナスとEARはお気に入りのメーカーです(^^)

    ミニマのこれで十分と思わせる音、他はどうでもよくなる音と
    いうのには非常に興味があります☆

    こういう音を出すって素敵ですし、小生の目指す音でもあります。

    byとくそう屋 at2008-08-29 23:42

  5. とくそう屋さん、こんにちは。

    ほんとうに、組み合わせの妙というのは、オーディオの面白さですよね。
    相性がよさそうと思ったものがうまく行かなかったり、
    逆に意外なもの同士の相性がよかったり、まったく不思議です。

    とくそう屋さんもソナスはお気に入りだったのですね。
    趣味が合いますね。^^

    ミニマ・ヴィンテージ、これはすごいです。
    どのようにすごいかといいますと、
    今回、家で音楽を聴いているならともかく
    「オーディオ試聴会」に来ているのですから
    オーディオ機器の再生音の微妙な差異のほうに聴覚を集中させていました。
    それにもかかわらず、ミニマ・ヴィンテージとA1の組み合わせでは、
    いつのまにかオーディオとしてどうのこうのということは
    考えなくなっているのです。
    音楽に浸りきっていたのです。すごい浸透力です。
    そして、聴き終わったときには、Guarneri Palladio やCremona M を
    差し置いて、「ミニマで十分」という結論になってしまうというすごさ。
    今回の試聴会のメインは、ミニマ・ヴィンテージだったのか?
    と思ったぐらいです(笑)。

    byぎよむ at2008-08-30 10:18

  6. ぎょむさんの日記を拝見しMinima Vintage購入へ向いました。
    ありがとうございます。お気に入りに登録させていただきます。

    bybalance at2008-09-14 08:01

  7. balanceさん、こんにちは。

    Minima Vintage ご購入おめでとうございます。
    UNISON RESEACH Sinfonia との組み合わせは、
    ウッディでお洒落な雰囲気が絶妙ですね。
    これなら部屋のインテリアからオーディオが浮き立つことなく、
    さりげなく調和することでしょうね。
    シンプルで美しいシステムで、本当にすばらしい選択だと思います。

    私のシステムはダブル・アームによって複雑化していっていますが、
    その一方で、balanceさんのようにシンプルでおしゃれなシステムに憧れています。
    おそらく私だけでなくそういう人は多いと思います。

    私はトーン・アーム選びのために、
    今年は随分いろいろなオーディオ店を巡り歩きました。
    その際に、鳴っているスピーカーに耳を傾けたり、
    気になったスピーカーは、鳴らしてもらったりもしました。
    そんなわけで、結構な数のスピーカーの音を聴くことができたのですが、
    その中でMinima Vintage の音は最も印象に残っています。
    お店で鳴っていれば、音楽ファンからオーディオ歴の長い人までが
    「おっ」と思って、思わず立ち止まってしまう音だと思います。

    お気に入り登録させていただきました。今後とも宜しくお願いします。

    byぎよむ at2008-09-14 10:21

  8. 追記です。

    Minima Vintage のソナス純正スタンドは、8月24日の時点では、
    今のところはないが、今後はわからないとのことでした。
    代理店に問い合わせをなさってもよいかもしれません。

    byぎよむ at2008-09-14 10:43

  9. ○ぎょむさん

    アドバイスありがとうございます。
    純正のスタンドは無いようなのでショップに
    相談しましてStand Ironを用意してもらいました。
    Minima Vintage用ではありませんが魅力的なスタンドですね。

    bybalance at2008-09-14 11:42

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする