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日記

香港高級視聽展2018 その10(番外編)  スーパーハイエンドはどこにある?

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2018年09月12日

『 一番気に入っているのは・・・値段だ 』


(D'Agostino Relentless)


さてさて、長々続いたこのシリーズも第10話と相成りました。実はこれでも書きたいことは尽きないのですが、キリがないので、最終話に相応しいスーパーハイエンドシステムの話で〆たいと思います。


香港オーディオショーの会場を離れた後、ある場所であるシステムを聴く機会がありました。諸事情で写真はありませんが、聴いたスピーカーは『Lansche Audio No.8.2』です。(リンク先はYouTube)

確か去年のインターで同社の出展はありましたが、このモデルは日本に来ていません。構成が複雑でちょっと説明が難しいのですが、まあ分かる範囲内で見ていきましょう。


まず、サイズが極めて大きく、高さはほぼ2メートルあります。
重量は1台あたり400㎏と超重量級。
ユニット構成は以下の通り。

前面中央にあるのがコロナプラズマツイーター
前面上下に8インチ×4のミッド
背面上下に18インチ×2のアクティブウーファー

1台のSPにつき電源供給が2系統必要です。
(ツイーター×1、アクティブウーファー×1)

そして、接続する外部パワーアンプは前面のミッドユニットを駆動します。詳細はメーカーサイトにて。


お値段はドルベースの希望小売価格で「$266,000/ペア」らしいので、日本円では3000万円行かないくらいかな。こないだのYGのXVJrが約2700万だったので、それよりちょっと高いくらい。(ちょっと?

ちなみに、$100,000ポンッと貰えたとしてもこのスピーカーは買えません。キャデラックのセダン位ならなんとかならないこともないのですが・・・


閑話休題、今回繋がれていたのはSpectralの「DMA-400 Monaural」でした。Spectral自体がそんなに見ないけど、モノラルの上位モデルは更に珍しい。プリは型番控えてませんが、多分上位モデルでしょう。ケーブルは当然のMIT。


音の方ですが、一聴して香港オーディオショーのどこのブースとも違います。スーパーワイドレンジでウルトラクリアだけど、誇張感や粗が一切ない。淀みなくストレスなく圧倒的な空間に、ソフィスティケートされた余裕がほんのり僅かに漂う感じで、隔絶した世界観がそこにありました。

これだけ大柄で複雑なユニット構成だけど、リスニングポイントにおいては実に自然な表現の一言。空間の出し方や定位感が物凄く良いけど、「ビシッと決まる」じゃなくてあくまで自然な感じが好印象。低音も必要な分だけを必要な時に一瞬で持ってくる感じで、この大きさからくる威圧感や強調感は皆無でした。


で、これがそんなに大きな音量でなくても実現しています。静かな環境なので、ショーで聴いた時よりも控えめな音量です。ある程度の鳴らし込みと煮詰められたセッティングによるものでしょう。

裏を返すと、まだまだこんなものじゃないということでもありますが・・・底知れない実力を秘めつつ、軽く流しても驚異的なクオリティを肌で感じたのでした。



さて、実はこれからが本題です。「聴いてよかったです、おわり」という小学生並みの感想ではなく、もう一歩踏み込んでみましょう、ということで、、、


『この音はどこからやってくるのでしょう?』


このスーパーハイエンドシステムを聴いて色々なことを考えましたが、この音を実現するために最も大事なことは何でしょうか?


もう少し細かいところを明かすと、部屋は普通のオフィスのような感じです。アンクのような音響調整材はもちろん、床も天井もコーナーも、特別目立つ対策はしてありません。広さはそれなりにありますが、天井高は特別高いというほどでもありません。

セッティングアクセサリーはほとんど見当たらず、SPはやや長方形の部屋の左上側に寄せて置いてあり、設置は概ねリスニングポイントを向いています。SPの位置調整はおそらく入念にされているかと思われ、リスニングポイントまでは3メートルあるかないかでしょう。

上流へ遡ると、DACはBerkeley Audio DesignのAlpha DAC(日本円で100万円位)です。そしてトラポは何とMACのノートPCです。ソフトは覚えていませんが、トラポも音源も特別凝ったことをしているようには思えません。



さて、一体なにが大事なんでしょうか?
その答えを探し求めるべく、我々は日本へ飛んだ・・・

じゃなくて、日本に帰国してしばらくした後、こちらのサイトの文章が目に留まりました。(一番下側の文章より)


ここから引用

『ハイレゾというフォーマットそのものが音質を支配しているのではなく、スピーカー、環境、アンプ、そしてソースコンポーネントという順番でハードウエアの性能と音質こそが音質にとって最も重要なことと最初に力説したのですが、ご担当者はまったくその通りと賛同して下さいました。』

引用ここまで


ああ・・・つまりそういうことじゃないですかね?


音源も、
再生ソフトも、
トラポも、
DACも、
ケーブルも、
セッティングも、
音響調整も、
アクセサリーも
部屋も、


それはそれで大事ですが、、、


『スピーカーが持つ絶対的な性能』(と、それを鳴らし切るアンプの駆動能力)
最も高いプライオリティはここにあるんじゃないかなあ、と頷いてしまったのでした。



なかなか難しいことですが、海外に出向かないと音はおろか、存在すら知ることも叶わないものが沢山あります。今回のLansche8.2もその1つです。

トップモデルの良さや開発者の意図に触れるのは最も正解に近く、ある意味での模範解答を見ることが出来ます。それを知ることこそが私が香港へ行った最大の目的であり、持ち帰った最大の土産であると言えるでしょう。

そして、得られた知見は何も自慢するためのものではなく、物事の価値を見極めるために無くてはならないものです。沢山の良い音を知ることで再現の手助けにもなる一方で、しょっぱい主張を真に受けることもなくなります。


遠征を厭わないオーディオファンは、良いシステムを求めて旅に出ましょう。
『そこに良いオーディオシステムがある』それで理由は十分です。
オーディオの旅人Qが、香港よりお送りしました。



※以下、載せきれなかった画像

(Sigma AcousticとMSB)


(SonusとMacintosh)


(AlbedoとChord)


(Gryphon)


(実は一番好きな写真、家族で楽しめるイベント!)


(ありがとう香港!また逢う日まで!)

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  1. Qさん 香港高級視聽展2018 の日記ありがとうございます
    大変楽しく拝読させてもらいました!
    また色んな所に行って色んなシステムを聴いて日記を書いてださると嬉しいです!
    滅多にレスはしませんが応援しております!

    それとスピーカーが持つ絶対的な性能というのは私も同意です
    オーディオ初心者の頃は金額配分とか割合がどれにどのくらいお金をかけるべきかなど色々と書かれていて、惑わされましたが今なら自分はスピーカーに全力で投資するべきだと思います
    アンプやプレイヤーも大切ですがスピーカーに10か9でいいと思うのです
    その辺りの自分の解釈を述べてたら長くなるのでここまでで

    オーディオの旅人Qさんに乾杯!では

    byぽにしぇっと at2018-09-13 22:05

  2. ぽにしぇっとさん

    ご覧頂きありがとうございます。
    楽しんでいただけたら何よりです。

    機材の金額配分は色々ありますが、とくに正解というのはないと思います。誰しもが性能を求めているわけでもなければ、そうしないといけないということもありません。そして、音質第一で実際にやってる人は意外と少ないです。個人的にはSP10万、AMP100万でもそれはそれで面白い組み合わせだと思います。

    視野を幅広く持つと色んなことが見えるので、細部や拘り、先入観を外してものを見ると面白いですよ。これもまた、言葉が殆ど通じない香港で学んだ教訓です。

    byQ at2018-09-14 21:42

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