日記
2008年10月19日
左右異種スピーカーを組み合わせる?
本日、偶然のハプニングですが、左右が別スピーカーで試聴するという体験をしました。
今日参加した、麻倉怜士氏の定期試聴講演での出来事でした。
今回の試聴テーマはプリメインアンプ/CDプレーヤー4セットと、スピーカー二組
をスクランブル試聴するというものでした。
プリメインとCDプレーヤーの組み合わせは次の通りです。
1.マランツ PM8003 & SA8003
2.マランツ PM-13S2 & SA-13S1
3.デノン PMA-SA11 & DCD-SA11
4.ラックス L-505u & デノンDCD-SA11
スピーカーは Dynaudio Excite X36 と、B&Wの804です。
全体で8通りの組み合わせでの比較試聴でした。
今回の試聴での収穫は2つ。
一つは、スピーカーとアンプの相性問題を実感できたこと。
スピーカーとアンプの相性云々は昔から言われていることで、頭では理解していた
つもりでも、実際に相性によって評価が変わるような経験は初めてでした。
マランツPM8003で聴く Dynaudio の音は全く魅力に欠けていました。
以前聴いた時の印象と違い、全体に音の情報量が乏しい感じで、ざらついた音に
聴こえました。音像もボケた感じで、力強さ等も音抜けも明らかに不足しています。
アンプが役者不足かと思いましたが、スピーカーがB&Wに変わると、このアンプ
への不満は特に感じなくなりました。
音像は明確になり、音の抜けもよく、ざらついた感じもありません。
「これはスピーカーの差か」とまで思ってしまいました。
マランツの上位機種13シリーズの組み合わせに変更すると、Dynaudio は俄然力を
出してきました。音像は明確になりパワフル感が出ました。しかし、音場表現はもう
一つ足りない感じでした。
スピーカーをB&Wにすると、さすがという感じで、音場の広さ、音像の明確さ、
力強さのいずれも不満のないレベルを感じさせてくれました。
しかし、送り手側がデノンの組み合わせに変わったとき、この印象はガラっとひっ
くり返ってしまったのです。
Dynaudio が見事なまでに音楽を奏でまくりでした。
B&Wだとすこし綺麗になりすぎる感じで、音の輪郭が淡くなります。
この辺りは好みで選択は分かれそうですが、私は Dynaudio に食指が動きました。
そして、最後のラックスで更にこの印象は変わりました。
ラックスは、デノンとマランツ13の良いとこ取りの表現をしてくれました。
ラックスで聴く B&Wでは、デノンで足りなかった音像の実在感が加わりました。
というわけで、今回の中でのベスト組み合わせは、ラックスでのB&Wでした。
スピーカーもアンプもその組み合わせでこうも自分の中で評価が変わることに
ビックリしました。
組み合わせって大事なんだなということを改めて実感することが出来ました。
そして、収穫の二つ目、左右別スピーカーでの組み合わせです。
今回は、左がB&Wで、右が Dynaudio という組み合わせでした。
これは意図したものではなく、純粋にハプニングでした。
アンプ/プレーヤーの組合せをマランツ8003から13に変更する際に、スピー
カーの接続を誤ったようです。二人の方が左右に分かれて変更作業をしていたので、
間違えたようです。本当は、左右とも Dynaudio の予定だったようです。
誰もそれに気付かず、音が出た瞬間に、なんて良い音なんだろうと思ってし
まいました。
13シリーズはさすがだと、麻倉氏も太鼓判を押したくらいでした。
本当に、13シリーズで聴く Dynaudio の明確な輪郭の音像と、B&Wの音場の広
さと滑らかさが見事に両立した感じでした。
しかし、左右のスピーカーの位置関係から聴こえるはずの音像の位置がずれて
いたので、左のスピーカーがB&Wに接続されているのではないかと思い、
その旨を伝えて確認してもらったら、やはり接続が間違っていました。
でも、異なるスピーカーを組み合わせても、出てきた音に不自然感はなく、
むしろ魅力的にすら聴こえたのには驚きでした。
実際に自分でこういう片チンバな組合せにして聴こうとは思いません(精神
衛星上よくないので)が、遊びとしては実に面白いと思いました。
音像表現を得意とするスピーカーと音場表現を得意とするスピーカーの組合せ
は、良いとこ取りの結果になるのかもしれないなあと本気で思ってしまいまし
た。
長文で失礼しました。
レス一覧
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CDバカさん
楽しい日記をありがとうございます。
特に、後半の「左右異種スピーカーを組み合わせる」内容が非常に面白かったです。常識的に考えると良いはずないのですが、お聴きになった「なんて良い音なんだろうと思ってしまいました。」ことも事実なのだと思います。
理解が出来なかったので、なぜこうなったんだろうと勝手に推測してみました。
①下手な歌手が1人で歌うと下手に聞こえるが、下手が2人になると聞けるようになる。下手が大勢集まれば良く聞こえる。
いわゆる、ハーモニーってやつですか。この効果かと思いました。
②同様なことが、アマコンでもあるのですが、ソロは聴いてられなくても、オーケストラは聴けます。音が集まることにより、互いの不足する部分をカバーする・・・という理屈です。
③以上から考えると、試聴会という恵まれない環境下で謡うスピーカーが、環境の悪さによる欠点をカバーし合った・・・などと考えてみました。
◇上記はまったくの空想であり、絵空事ですが「理屈っぽい男の独り言」として捉えて下さい。
byヒジヤン at2008-10-19 21:52
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ヒジヤンさんこんばんは。
なるほどな分析ですね。
確かに、異種音の組合せはハーモニーとして成立するというのは納得です。
しかし、しかしなのです。
ハーモニーはやはり単独音には聴こえず、複数音の組合せに聴こえます。
今回の試聴会ではちゃんと単独音として違和感なく聴けたのです。
以下は私の推測です。
いわゆるマルチウェイスピーカーと同じ理屈が左右でも成立するのではないか
という考えです。
マルチウェイスピーカーは、特性も音調も違うスピーカーユニットがあたかも
フルレンジの一つのユニットから音が出るようかのような再生音を成立させて
います。
この理屈が左右で離れていても上手く成立して、結果良いとこ取りの状態が
起き得るのではないか...なんて思ってみたりしました。
でも、繰り返しますが、自分のシステムでやろうという気はとてもとても...
です。
byCDバカ at2008-10-19 22:34
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