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プレイヤー、Bug Headについて

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2013年08月10日

お久しぶりです。話題になっていたのは大分前のようですが、最近このプレイヤーを試してみて色々おもうところがありましたので出来る範囲で音の変化について調べてみました。プレイヤーの音質についての個人的な意見はなるべく少なくしデータ中心のレポートとしたいと思います。

まずテストはデモ音源より、こちらのWavを使用しました。
http://www.soundsonline.com/SD3

テストはプレイヤーの設定をBlack*1に設定し、デジタル出力をループバックしてレコーディングしています。この方法でビットパーフェクトのプレイヤーならば差分が完全な無音になることは確認済みです。設定が豊富なのですべての設定は試していません(ファイル数が大変なことになってしまいますので…)。

またソフトのVerによって音が違いますのでVerごとに音声ファイル化しました。全て44.1k/24bitのWavファイルです。

・元ファイル、原音(Soxのlinear-phaseにて44.1kに変換)
http://innocent-key.com/data/yohine/bughead/genon.wav
・Ver 2.15の再生音
http://innocent-key.com/data/yohine/bughead/bughead_play215.wav
・Ver 2.22の再生音
http://innocent-key.com/data/yohine/bughead/bughead_play222.wav
・元ファイルとの差分 Ver 2.15(元を+4dBして差分)
http://innocent-key.com/data/yohine/bughead/bughead_sabun215.wav
・元ファイルとの差分 Ver 2.22(こちらは+1dB)
http://innocent-key.com/data/yohine/bughead/bughead_sabun222.wav

差分は実際に聞こえる音として残っている部分が元ファイルと変わった部分です。ビットパーフェクトならば差分ファイルは完全な無音になります。

上の差分ファイルを聞いていただければわかるようにこれはビットパーフェクトではないプレイヤーです。Ver2.15ではBlack1の設定で約4dB上昇、Ver2.22では1dBの上昇のようです。それ以外にも高周波帯域にノイズのような音が残っていますので、高域になにやら付加成分を足しているのか、これによって高域に色を付けていると思われます。このようなわずかなノイズの付加によってキラキラしたような音に変化することがあります。国内ではこのような音作りは好まれる事が多いように思いますが、好みの世界でしょう。

問題なのは元々ある音量ピークの部分で、特にVer2.15では4dBの音量上昇により音割れがかなり発生しています。2.22ではもともとの音量上昇自体少ないですが、音割れはほとんどありません。こちらは音量が上がる部分で階段状に音量を調節し音割れを防いでいるようです。しかし急に音量がかわっているので結構大胆な処理をしているようです。

よく言われているCDの音圧競争がなぜ起こったのか?、その答えはこのプレイヤーの再生音が良いといわれる理由とおそらく同じで、音量が大きいほうが耳にとってよく聞こえるからだと思います。

なぜ音が大きいほうが音がよく聞こえるのか、その理由として耳の等ラウドネス曲線という特性にあり、音量によって高域低域中域それぞれの感度がかわってしまいます。そして音量が大きいほうが高域と低域の感度が上がるので、まるでレンジが広がり細かい音が聞こえるように感じるというのが大きな要因だと考えられます。

このような積極的な音処理をプレイヤー側で行い、それが一部リスナーに歓迎されるというのは非常に面白い展開だと思いました。いままでのプレイヤーはビットパーフェクトを原則とした高音質化だったはずですが、これはそういう路線ではなくマスタリングのような音の加工をプレイヤーが行い、リスナーが音を変えるという手段を選ぶ。決して原音主義ではない、積極的に音を変えていくという「聞き手が主役になる」そんな選択肢はあっても良いと思います。

最後に同じ音源でプロ用プラグインによる4dB上げる処理を行ったものを合わせてアップしておきたいと思います。すべてのリミット処理は音楽制作用のリミッタープラグインで完全なデジタル処理です。また上記プレイヤーのようなノイズの付加は行なっていません。ただし最適な音にするためにはある程度手動でのパラメータ調整は必要です。

・Waves L3-16による4dB音量アップ
http://innocent-key.com/data/yohine/bughead/l316.wav
・Sony Oxford Limiterによる4dB音量アップ
http://innocent-key.com/data/yohine/bughead/oxford.wav

プロ用のプラグインでは4dB上昇しても音割れはほぼ発生しません。2.15では4db上昇により前に出てくる音ですが音割れがあります。2.22では音割れは目立ちませんが音量が低いので効果はかなり下がってしまっています。そういう意味ではこのプレイヤーのアルゴリズムはまだ改善の余地があると言えそうです。

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  1. こんにちは。

    Bug Headに注目している一人ですが、一時中断していたバージョンアップが再開されていますので、非常に興味深く拝見いたしました。

    バージョンにより「サウンドエンジン」と呼ばれている設定で微妙な差異がある気がしておりましたが、アルゴリズムに対して若干の試行錯誤が行われているようですね。

    当方は基本的にアップサンプリングして使用することが多いのですが、各設定による音量増加に対してこのソフトの持つ音量調整機能でレベルを下げて聴いています。音量と補間処理の関連について最適な設定にするのは相当聞き込む必要があるな、と感じています。

    byゴンザエモン at2013-08-10 17:41

  2. ゴンザエモンさん、こんばんは。

    私はアルゴリズムの詳細についてはわからないのでこのような手法で解析するしかないのですが、もしかしたら解釈が実際と異なる点もあるかもしれません。

    今後もバージョンアップは続けていくのだと思いますので上記の課題については今後に期待ですね。ユーザーに詳細な設定を強いるのではなく、もっと手軽な設定で音圧上昇を楽しめるならば、おそらくそういうニーズはあると思います。

    今後この処理がWavesのL3-16並のクオリティになれば4dbくらいの上昇ならば殆どの楽曲で音割れすることはありませんし、ソフトとしての価値も大幅に高まると思います。

    byyohine at2013-08-10 21:29

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