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Mordaunt-Short Performance 6到着、ファーストインプレッション

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2013年11月20日

設置後の音について書く前に時系列を少しさかのぼります。Performance 6を取り寄せてもらったオーディオショップにて、一度手持ち機材にて鳴らさせてもらいました。その時に重要な印象を受けたのでそれについて先に書きたいと思います。



パワーアンプ+DACは自作機なので普通は持ち込みなどはNGですが、今回は購入が確定しているスピーカですので店頭での試聴に特別にOKを頂きました。

最初はステレオ400W級のアンプを使用して鳴らしました。まず低音の出方はアフロオーディオの部屋と全然違いました。店頭の試聴室は天井高が高く空間がかなり広い部屋なのですが低音はしっかり出ています。しかし正直鳴らしたてのせいか低音が暴れていて共振をしっかり抑えられていない印象でした。この低音が暴れる感じはまさに心配していた音の出方です。

ちょうど数年前のハイエンドオーディオショウでPerformance6の低音が暴れていた時の音に近いです。低音がちょっと膨らんでいるというか、本来あるべき低音のエネルギーが上の帯域にシフトしてしまっている、やや見通しの悪い帯域が出来上がってしまっています。例えるならベースの基底音より少し上のあたりです。弦楽器の胴なりの帯域とこれがかぶります。中高域は非常にいいのですが、低域は共振してもわっとしている、これはあまり良くない傾向です。

新品のためエージング不足なのか、アンプのパワー不足なのかわからないので、数曲チェックした時点で予備として持ち込んでいた1000W級のモノアンプに変更します。すると嫌な低音の共振帯域がすっきり消えました。そして中低域が澄んで浮かび上がってきました。この音ならば満足できる音です。やはり原因はアンプのパワー不足です。エージングで多少解消する可能性もありますが、現時点ではなんというアンプ食いなのかと言わざるを得ません。この価格帯のSPですから、ほとんどのPerformance6は生涯このような余裕のあるアンプと組み合わされることはないと思います。1000W級となるとこれは百万以上のアンプを要求しているようなものです。

ちなみに価格帯は全然違いますが丁度VividAudioのGiyaシリーズも、大抵どこのイベントで聞いても低音に癖があるというか、個性的な音がしています。一番サイズの大きいG1が一番難しいと思うのですが、G1の低音が暴れている時も似た感じです。低音のエネルギーが共振しているような音です。個人的にG1がまともになっていると思ったのはマラソン試聴会でフルソウリューションセットで鳴った時だけです。G1はさらに空間とアンプへの要求が半端ではないのでしょう。話はそれましたがVivid Audioのスピーカは癖の出方が非常に良く似ているということです。まさにPerformance6=プアマンズVividと言ってもいいかもしれません。そんな機会は無いと思いますが機会があればG4、K1あたりと比較してみたいところです。

話を戻します。とにかくわかったのは、Performance6は相当パワフルなアンプでないと低音の制動が効かずに暴れてしまうのが欠点ということです。逆に言えばこのレベルのアンプを要求する実力を秘めているという、大したポテンシャルのSPだと言えるのですが、真の実力はなかなか見せないようです。良い音を出すには結局トータルで相応のコストが掛かります。

もう一つの欠点はサイズと物量の限界と思われるのですが、音量を上げ過ぎるとどうしても全体的に大雑把な描写になってゆき音が飽和してきます。これはもうクラスの限界でユニットのサイズと重量の限界でしょう。といっても日本の一般家屋では飽和するまでに十分すぎる音量が入ります。例えば賃貸住宅では飽和する音量まで鳴らすことは近所の手前もありますしまずあり得ないかと思います。


さて、長くなりましたが、設置後の話です。ようやく先日SPの納入が終わりました。ショップの方に基本的な設置まではやってもらいました。



設置してから期待通りの非常に良い音で鳴っています。804Diamondと比較して優位だったので当然ではありますが、初代N803と比較すると失ったものは何もありません。まるで今までがモヤのかかった中で音を聞いていたようです。

そして音からはなんとなくハイエンドの香りがします。エネルギーが邪魔されずに素直に前に出てくるというのか、音にエネルギーを感じます。全く同じセッティング、機材なのですが、はるかに音の実体感、存在感が出ています。低音もPerformance6のほうが気持ちどっしりとしているようにも感じます。今まで遠かった音が、晴れやかにスッキリ、クッキリ、それでいてきつさは全くないです。そしてスムーズで自然な音です。高域の癖がなく、緻密で明瞭であり、奥行も余韻もしっかり感じられます。アンプなど接続機材の音の差もよりストレートに反映してきます。

べた褒めになってしまいますが、N803との比較ではこのようになってしまいます。N803と価格帯は似ていますが潜在的なグレードははるかに上なのは間違いありません。もちろんNautilusシリーズは発売から大分経っていますのでそれだけ技術が進歩したということでしょう。発売当初は優れたSPでしたから。

いろいろな曲を鳴らしてみると、共振を抑える素直な音という方向性なので、癖が少なく感じられ、どのような曲でも一様に聴きやすいです。そのかわり特定のジャンルに特化しているということもなく色付けは非常に薄い傾向なので、特化した表現力やプラスアルファの魅力や色気を求める方には物足りない、どれを聞いてもそっけない、と感じられるかもしれません。決して濃口ではなく薄口のオールラウンダーです。大体どんな音でもそれなりに鳴らすので個人的にはまさに求めていた方向性です。

逆に特化型は特定の強みしか求めないと割り切っている人向けか、多様なシステムを用意できる余裕のある人のための選択肢だと思っています。なのでPerformance6が全てにおいてベストだというつもりは決してありません。なんでもできる=何にも特化出来ない。こういうタイプは大きな成果を残せない事が多いという現実世界と似ているかもしれません。

まだまだエージングもこれからですが、余程の上位モデルの登場や広い部屋を手に入れない限り、このSPとの付き合いはとても長くなりそうな気がします。私にとってこのSPはコストを超えた驚くべき実力を持っている、個人的な要求にすごく合っているSPという結論で間違いなさそうです。

今後は他に気づいた点などを見つけたら記事を書くかもしれません。


最後に現時点で発見済みの在庫がありそうなショップはこちらです。http://www.dynamicaudio.jp/audio/tok/honjitu2.html#performance6demo
http://www.soundden.com/osusume/mordaunt-short/performance6.html

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