ヒジヤン
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昔(小・中・高・大学時代)大好きだったオーディオに、近年再度はまってしまった者です。

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日記

JOGOスピーカーを聴く – 試聴編

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2020年05月20日

このスピーカーは面白い。簡単なセッティングで、オーディオでもシアターでも省スペース/ローコストで本格的なサウンドが味わえる。

セッティングを進める中で感じた一般的なスピーカーとの比較でのメリットは下記である。
・省スペースで本格的なサウンドが得られること
・容易に立体音響が得られること

反面のデメリットは下記となろうか。
・低音の量感不足
・大音量時のスピーカークリップの発生
世の中でよい面しかないものはおそらく存在しなく、メリットがあればデメリットもあるものだ。

音の視点から見ると、このデメリットはうまく組み合わせたサブウーファーを設置することで多くの解決策となりそうだが、今回はJOGOスピーカーのラインナップの中で中型の高さが低い「奏Sタイプ 金箔仕様」単独での試聴結果を記載する。

1、音の出方と聴こえ方
左右方向に向かって対向配置されたスピーカーの音は部屋中に回る。一般的な2chステレオの左右のスピーカーから出る音の焦点をピタリと合わせた時のような感覚で、音は部屋中に埋め尽くされ立体的な音場空間が生まれる。リスナーに対して左右方向に音を出しているので、高域特性の劣化が心配されたが、スピーカーユニットの前方に設置された高域拡散用のディフーザーが効いているようで、高域減衰は感じなかった。それ以上にセンターにスピーカーを配置することで、ボーカルやソロ楽器の音がセンターで色濃く出るのは大きなメリットと感じた。

2、音質傾向
鮮度やスピード感の高い音が味わえる。レンジは狭いが、低音楽器の定位も明瞭に再生する。8cmフルレンジコーンの良い面が出ていると感じる。ただし低域の量感は物足りなさを感じた。高域の物足りなさはなく、普通に聴く分に不満は感じない。

3、オーディオ使用での音源ごとの試聴結果
“ボーカル”
Ⅰ)ケルティック・ウーマン/ケルティック・ウーマン
・音場が部屋中に広がり、歌声が明瞭に浮かび上がる
・低音の効果音は量感はないものの、しっかりした音で聴ける
・このスピーカーが鳴っているとは思えないような部屋中に広がるサウンドが味わえる

◇ボーカルものは全般的によく鳴る

“ジャズ”
Ⅱ)EUROPEAN JAZZ SOUNDS/ミハエル・ナウラ・クインテット
・古い録音だが、音の鮮度がとても高い
・立体的な音像で実在感たっぷりなサウンド

Ⅲ)Sausolito/イナーキ・サンドヴァル
・ピアノ・ソロの音色、音像、スケール感 文句なし
・鮮明で立体的なピアノが聴ける

◇ジャズは拙宅のメインスピーカーよりもよく鳴るかも

“クラシック”
Ⅳ)カリヨン/幸田浩子
・弦楽合奏の音像定位がメインスピーカーと同じになるのに驚く
・歌声の密度感は特筆もの

Ⅴ)シェエラザード/コンドラシン&コンセルトヘボウ管
・オーケストラを大きなスケールで再生することに驚かされた
・オケの各楽器もメインスピーカーとほぼ同じ位置に定位する
・低音不足は否めない

以上、ジャンル別に簡単に試聴結果を記載したが、このスピーカーの音の魅力は下記に集約される。
・部屋中に広がる音場
・センターが濃い、鮮度の高い音

4、シアター使用での試聴結果
オーディオ用システムに、外付けBlu-rayプレーヤー⇒PCモニター⇒DDコンバーター⇒DACへ入力で試聴した。

Ⅵ)ライブ イン ラスベガス/セリーヌ・ディオン
・切れのよい音に魅了される
・映像があるせいか、低音の量感も気にならない
・臨場感あふれて、ずっと観ていたい気分になる

Ⅶ)魔笛/ロイヤル・オペラ2003
・オペラのオーケストラ演奏は低音不足が気になった

Ⅷ)映画のセリフ
・鮮度が高く密度の高い声がセンターから出るので、最適と思えた

5、まとめ
以上、音源ごとの簡単な試聴結果だが、古い録音(ナローレンジ)のジャズやピアノソロなどはとても良く鳴る。センターが濃くて、部屋中に広がる音場はとても魅力的だと思う。反面、低音の量感がないと楽しくない音源は苦手なのはやむを得ないだろう。この点は、上手くつながり省スペースなサブウーファーを期待したい。それにしても、この省スペースなスピーカー1本で、鮮度が高く、部屋中に広がる立体的な音を楽しめるのは他では得難いメリットだと感じた。これ1本(+サブウーファー)で、オーディオもシアターの音も楽しめる。



<番外編>
JOGOスピーカーを1週間ほど聴き続けた後に、メインスピーカーのB&W802Dに切り替えたら、センターの濃さに不満を感じた。中域の鮮度も気になる。JOGOを聴いていた時には、早くB&Wに戻したくて仕方がなかったのに、戻したら戻したで気になる点が出てきた。

そこで、スピーカーのセッティングを見直した。壁に対してやや離す方向に動かし、内ぶりの角度を増した。
以前は広がりを重視して決めた内ぶり角度だったが、タワシアースで音がほぐれたためか、内ぶりを深くしても広がりに不満はなかった。写真ではほとんど違いは判らないが、サウンドは変わる。単独で聴いていただけでは気づかない、比較で鳴らすメリットが出たようだ。

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レス一覧

  1. ひじやんさん、こんばんは、

    今、サブウーファーの試作にかかってます。
    JOGOスピーカーの下で台として使えるように設計してみました。
    上手く行くかどうか、結果が楽しみです。

    byせんべい at2020-05-20 20:00

  2. せんべいさん、速いですね。

    このスピーカーは小口径フルレンジのよさが全面に出ていますね。以前に、feastrexの5インチ(12cm)フルレンジの励磁型スピーカーを持ち込み聴いた時があったのですが、同様なよさを感じます。ただし、feastrexのお値段は0がひとつ多かったです。

    サブウーファーの試作に期待しています。上手くいけば、タワシアースに続くヒットです。(スピーカーの方が先でしたね)またオーディオとシアターの常識が変わるかも。。。楽しみです。

    byヒジヤン at2020-05-20 21:02

  3. ヒジヤンさん、せんべいさん、こんにちは。

    802と同じようにオケが広がるというのは、驚きです。ただオペラは低音不足とのこと。私も作品として大好きなオペラですし、夜の女王の歌い手もとびきりだと思うのですが、楽しくなかったということでしょうか。やはり弦をゆっくり引っ張ったような、場の雰囲気を作り出す低音は大口径で、バスレフである必要があるのでしょうか。

    このJOGOスピーカーは高さは音質を決めるファクターになるんですか?ヒジヤンさんは低い位置で試聴しているんでしょうか。

    byベルイマン at2020-05-21 17:23

  4. ベルイマンさん、高さも関係ありますが、スタンドの棒の長さにも関係ありそうなのです。
    未だ、よく解りません。
    Lタイプにするだけで低域の量感、力感がアップします。理由は不明です。
    更に漆にするとSNが上がり余分な音が減り音に落ち着きが出ます。
    金箔を錫紛にするとさらにSNが上がり重心が下がります。価格も下がるので良いことばかりです。

    試聴室にはこのタイプを置いてますが低音不足の指摘は今までありません。TRIO JEEPYの最初の30Hzのオシレーターの音が聴こえます。
    ただ802のような大地を支えるような安定感は程遠いと思います。
    それもあってのサブウーファーの製作です。
    P.S 口径は低音の量とは無関係です。

    byせんべい at2020-05-21 18:08

  5. せんべいさん、ありがとうございます。

    実に興味深いです。長さは気になります。私は多くの人の反対を押し切って音楽と映画を分割することにしました。これはできるだけ映像と目の間に何もあってほしくないという考えからです。床からのスピーカーてっぺんの高さを50〜60cmにおさえても、再生音のクオリティーを維持できるのかという点が気になります。

    byベルイマン at2020-05-21 18:34

  6. ベルイマンさん、要求が厳しいですね。

    ダムラウの夜の女王がお好きだとのこと、これも視聴Discにしてみましょう。娘のパミーナに迫るシーンの夜の女王のアリアです。

    自分もこのシーンを比較したのですが、オーケストラが奏でる漂うような低音がないと夜の女王の不気味さ、怖さが出ないんですね。音楽が軽くなってしまうんです。ただでさえ、高音で歌い上げるアリアが鳥が鳴いているような感覚です。

    一方で、ボーカルやポップス、ジャズなどは切れのよいリズムを味わえれば量感はなくても楽しめました。このジャンルだけ聴くなら、せんべいさんの言われるLタイプで充分なのではないかと思います。

    問題の高さを50〜60cmに抑えての件は、このSタイプの高さが57cmなので、台付きと台無しで比較してみましょう。低すぎるのは音によくないと思いますが、その点をカバーするアイデアがあります。試聴だけでなく実験タイムをやってみましょう。

    これがよく聴きたい!という映像Discをお持ち下さい。

    byヒジヤン at2020-05-21 19:38

  7. せんべいさん、次々の要求で大変ですね。

    このスピーカーで30Hzを再生するとすると、足の部分が振動して発音しているとしか考えにくいです。上手い具合に音をサポートしている感覚です。もしそうだとすれば、長さが短い分を板厚で調整することも考えられそうです。

    自分のイメージは、大画面TVを低い台に乗せて、JOGOスピーカーは画面の上に頭を出す感じでした。

    ですが、プロジェクターのシアターニーズだと画面の下に低くなんですね。二つのニーズを満たすように色々考えどころがありそうです。「二兎を追う者は二兎を得る」のが技術革新だと思いますので挑戦してみませんか。

    byヒジヤン at2020-05-21 19:48

  8. ヒジヤンさん、せんべいさん、その日に観たいと思う映画を持っていきます。私には「こうでなければ」というこだわりは特にありません。そう、名前を忘れてましたがダムラウの鬼気迫る歌い方のほうが遥かに、ブランドや理論やウーファーの口径などよりも私にはずっとずっと大事です。

    byベルイマン at2020-05-21 21:16

  9. ヒジヤンさん、Lタイプは上手に共振して余分なエネルギーを逃がしてる感じです。分解能、解像度、SNもLタイプの方が若干上回っている感じです。
    スクリーンにはJOGOスピーカーを天吊りにしてプラスサブウーファーも面白いかもしれません。デフューザーを少し斜めに設置して。

    byせんべい at2020-05-21 21:33

  10. 何だかとっても面白くなって来ました。
    難しい課題に頭をひねって、試してみるのは楽しいですね。

    ベルイマンさん
    映画ですか。一本観て時間切れになってしまうといけないので、音楽ものにしませんか。この前紹介してくれた即興ジャズのDVDも届いています。自分には少しばかりコアすぎましたが。。。ハンス・ジマーのライブはまだ届いていません。もう少しで届くと思います。

    せんべいさん
    エネルギーを逃がしている感じですか。逃がして低音が出るとは面白いです。その他にも色々アイデアがわいているようですね。厳しい要求に色々と考えるのも楽しいです。JOGOスピーカーの良さを生かしたコンパクトなサブウーファーが出来ると、応用の幅も広がりそうです。

    byヒジヤン at2020-05-21 22:47

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