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コプラーレとフィニッテエレメンテのラックに収まった機器です。 スピーカーはソナス・ファベールのアマティ・トラディションと自作ホーンスピーカー。 サブにスペンドール BC2 ソナス・ファ…
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日記

真空管オーディオフェア オーロラサウンド LUNDAHL ルンダール社トランスの優秀さ

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2017年10月23日

このレポートとは外れますが、交通会館で行われていた「ハイエンドオーディオショー」が消滅してしまいましたね。

元々トライオード社の社長さんが音頭取りしていたものの、同社がTIASに移行。

次に引き継いだメーカーの社長さんが、オーディオは商売にならないと宣言してメーカーを畳んで、別オーディオメーカーに就職。 これでは続きようがないですね(>_<)。
同時にガレージメーカーの保守の問題も浮き彫りになったイヤな終わり方でした。

となると、TIASに出品できるほどのお金も内容もないが、自社のオーディオを多数にPRしたいとなると真空管オーディオフェアに出展しかなくなるのか、今回は損保会館のほか、真向かいのホテルの数室まで借り切っての開催でした。
(トランジスターアンプのガレージメーカーの出品場所がない(>_<))

ところでオーロラサウンドはPCオーディオ関連、フォノアンプのVIDAのコスパが抜群であることは既に地元ロイヤルオーディオで確認済みです。

その上、午前中はアキバのダイナミックオーディオ3Fでソナス・ファベール社ガルネリ・オマージュ・トラディションを十分にドライブしたPREDAプリアンプとPADAパワーアンプを聴いてきたばかりです。



お値段はどれも100万円未満ながら、レベルはOCTAVEの100万超えセパレートアンプと対等。
120万のアインシュタインのプリメインアンプよりはおそらく?間違いなく?上のレベルでウーハーらを動かし、音場豊かに再現できる能力があることを確認済みです。

では同社の真空管オーディオフェアはいかがかと正直楽しみに参加しました。


新型フォノアンプはこのようなプラグイン方式で、MCトランス(ルンダール社製トランス)、MCヘッドアンプらを選べるとのこと。


パワーアンプのトランス類も全てルンダール社製トランス。


このルンダールのトランスは海外ではJEFF ROLAND、LINNのトップエンド機種の入力ないしライントランスにも採用されるなど注目のトランスメーカーです。
写真は数年前のTIASでのLINNのトップエンドプリアンプの内部基板



オルトフォン社のMCトランスも調べるとルンダール社製トランスを積んだものがあるようです。

http://tritech.tv/blog/?p=377

ちょっと長くなりますがルンダール社製トランスの優秀さを物語る計測例も見つけてあります。
(計測波形はリンク先にあり)
LUNDAHLのライン・トランスにインピーダンス表示がない理由。

「 LUNDAHL のライン・トランスのインピーダンスは何Ωですか?」というご質問を受けることがあります。一般的にライン・トランスは巻線比が同じ 1 : 1 であっても 600Ω : 600Ω、とか 10kΩ : 10kΩ などとインピーダンス指定があります。しかし LUNDAHL ではデータ・シートにインピーダンスの記載がありません。

それでは逆に、なぜ 600Ω用や 10kΩ用があるのでしょう? 下の矩形波応答波形を見てください。これは昔からある国産の 600Ω用ライン・トランスの応答波形です。測定器の入力インピーダンスを 600Ω で終端した場合(左)はまずまずの矩形波応答を見せていますが、ハイ受け( 10kΩ )にしてみると(右)、盛大にリンギングが現れます。線路インピーダンスに合わせたコイルの巻き方をしているので、設計と異なるインピーダンスでは実力を発揮できないというところでしょうか。


次は LUNDAHL の LL1524 というライン・アウト・トランスです。600Ω 負荷でも 10kΩ 負荷でも波形にほとんど違いが見られません。LL1524 に限らず、LUNDAHL のライン・トランスはみな同じです。

LUNDAHL トランスは伝送ラインのインピーダンスに関わりなくお使いいただけるため、データ・シートにはインピーダンス値の 記載がない、ということでしょう。

ついでといってはなんですが、この LL1524 は優れた音質だけではなく、 48mm(w) x 34mm(d) x 22mm(h) というコンパクト・サイズにもかかわらず、最大出力レベル +24dBU/30Hz という高レベルを誇ります。 LUNDAHL トランスは、一般的によく使われる(コイルを巻くための)ボビンを使用しない、独自の『ボビンレス構造』なので、 コンパクトなサイズながら大型トランス並みの許容レベルがあるのです。

長い間いろいろなトランスを扱ってきましたが、こんなすごいトランスは初めてです。

以上http://www.tritech.tv/column/trans3.html より引用

ところで真空管オーディオフェアでは部屋ブースではなく、部屋の一角の6席くらいのスペースでのデモ。
入り口はガラード401


自分もガラード301を所有しているのでその価値は理解しているつもりですが、少なくとも現代音場情報まで存分に出せるほどの解像度までは持ち合わせていませんよね。

スピーカーはスペンドールの2ウェイの小型ブックシェルフ型でした。

もしかしたら真空管オーディオフェアの来場者の平均レベルに合わせたのかもしれませんが、これでは勿体ない。

ここまでの最高級な現代トランスまで使ったならではのハイエンドスピーカーまでのドライブ能力があることを示せませんし、会場の具合から家庭用音量のざっと3倍。

デモはビートルズからフィービー・スノウらロックにポップス。
こうなるとスペンドールのような箱鳴り利用の古い設計思想のものは盛大に箱鳴りし出してバスドラム低音がボーンボーンと尾を引くわ、エレキベースの音階すら不明となって聴いていられません(>_<)

実は自宅でもスペンドール社の名器BC2も所有していて時々聴きます。
適度な音量まではしなやかに鳴りますし、擬似的とはいえ、適度な箱鳴りがオーケストラでのコントラバスら低音楽器を実際のように後方に、バイオリンら高音楽器は前方に存在しているような聴かせ方をさせます。

これもあくまで「適音」という音量が前提で、実際のドラムの音量のようにROCKを鳴らすと低域から破綻しだしててボーンボーンが始まってしまいます。

今回のレポートは長くなりましたが、オーディオ製品の能力PRの方法を考えさせられた一幕でした。

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  1. こんにちは。
    今年の真空管オーディオフェアは行けませんでしたが、仰る通りで、この手の催しに使われるデモ機(特にスピーカー)は貧弱なものが多いですね。

    搬入が大変なのはわかりますが、貧弱なスピーカーでは、メーカー自慢のアンプも真価を発揮しないので勿体ないと思うことが、ままあります。

    それと、広い部屋で真空管アンプでデモをする場合には、注意が必要と思います。シングルアンプで無理に大音量を出して、引きずるようなダボダボの低音を平気で鳴らしているメーカーさんが少なくなく、音楽的な感性を疑ってしまいます。

    また、解像度に難のあるレコードプレーヤーを使うくらいなら、CDでデモをした方が装置の真価が分かると思いますが、出品社さんが、解像度の高いレコードプレーヤーとは何かを知らないのでは、如何ともし難いとは思います。

    文句ばかりつけて申し訳ないけれど、真空管オーディオ等の催しは、何とかなくならないで続いて欲しいものです。

    bykitatanuki at2017-10-23 16:08

  2. kitatanukiさん

    おはようございます。

    ホント今回は別所で実力を感じていたのに、肝心の自社デモで??な感じになってしまっていたので残念です。

    スピーカーチョイス、セッティング、ルームチューン(パネル類での調音)らがなく、会場のパイプ椅子に昭和のブックシェルフを乗せてデモなんてところも。

    ガレージは一人か家族、数人で開発、製造、営業をしなければならないので大変なことはわかりますが・・・

    この真空管オーディオフェアの主宰者さんかどちらか、デモのハイツー本があってもいいのにと思いました。

    by平蔵 at2017-10-24 07:44

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