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オーディオ暦は中学生までさかのぼりますが、現在のシステムは、Linn + Diatoneの「日英同盟」状態です。 聞く音楽は、クラシック9割、ジャズ1割です。 リビングにオーディオ装置を置いている…

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ザルツブルグ イースター フェスティヴァル その2

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2009年04月16日

全般に、ベルリン・フィルの雄弁な表現力が際立った。ホールは音響がデッドで空間も大きいため、日本での演奏会よりも表現の幅を大きくとろうと「本気になって」弾いている感があった。これは、コンサートでもオペラのピットの中でも同じ。

4/10 ラトル指揮
1. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ独奏はブロンフマン。音色が華やかすぎ、ブラームスにはあまり向いていない。ラトルはバリバリ弾かせるところ、明るく弾かせるところ、しっとり弾かせるところでメリハリをしっかり付けるなどして、この曲のオーケストラの伴奏パートの構成や色彩感を明確に描き出していた。協奏曲の伴奏でこの演奏ほど充実したものは聴いたことがない。
2. ストラヴィンスキー:春の祭典
パーカッション大活躍。調性もなくて変拍子の音楽であるが、「難曲に挑戦しました」といった感じは全くなかった。表現力も圧倒的かつ曲にはまっていた。ラトルとベルリン・フィルの名刺代わりとなりうる演奏。終演後、オケがラトルを讃えてノン・スタンディングオヴェーションをしていた。長年にわたり首席指揮者をしている人に対してオケがこういうことをするのは極めて珍しいし、ベルリン・フィルでは初めて見た。団員にとっても会心の出来だったのだろう。(ちなみに、他の日はなし。)

4/11 ラトル指揮
1. ヴァイル:7つの大罪
歌手はキルヒシュガー他。実演で聴くのは初めてなので、どうこう言えるわけがないが、予習していたCD(ケント・ナガノ指揮)よりも表現がしっかりしていて、オケも歌手も上手かった。
2. シュトラウス:ホルン協奏曲第2番
ソロは首席奏者のドール。明るい曲なのでソロもオケもよく鳴らして弾いていたが、本番ではやや硬くなったか。この日の公開リハーサルで弾いたときの方が伸びやかさがあって、さらに曲想にそぐわしかった。
3. ベートーヴェン:交響曲第5番
この日は弦楽器の配置が古典的な配置(左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリン、最後列にコントラバス)であったため低弦楽器の「ズン」という音の伸びが少なかったこと、アーティキュレーションを工夫している割にはその必然性が感じられなかったことから、「感心はするけど感動はしない」演奏だった。

4/12 ヴェルザー・メスト指揮
1. ヴェルディ:聖歌四篇
透明感ある洗練された演奏だった。ウィーン楽友協会合唱団の合唱だったので、聞く前はかなり心配していたが、危惧していたよりは上手かった。(もっと上手い合唱団は存在するけれども。)
2. モーツァルト:レクイエム
テンポが速く、一本調子であまり感銘が残らない演奏。
3. モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
短い曲だが、落ち着いて静粛なムードで終始演奏し、穏やかな締めくくりであった。

4/13 ラトル指揮
ヴァークナー:ジークフリート
歌手はタイトル・ロールからして代役だったこともあるかもしれないが、独唱付き管弦楽曲のような出来だった。オケは表現豊かで音量も大きく、しばしば歌手を圧倒。有名なジークフリートコールの豪快なホルン、ジークフリート牧歌でも使われるテーマの部分でのしっとりとした歌など見事であった。

なお、公開リハーサル(4/11)では、シュトラウス、ヴァイルのリハーサルの他、ベルリン・フィルハーモニー・アカデミーによるシュレーカーの作品(指揮はラトル)が演奏された。

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