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オーディオ暦は中学生までさかのぼりますが、現在のシステムは、Linn + Diatoneの「日英同盟」状態です。 聞く音楽は、クラシック9割、ジャズ1割です。 リビングにオーディオ装置を置いている…

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シュターツカペレ・ドレスデン 川崎公演

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2009年04月27日

先週末の土曜日(4/25)、ミューザ川崎シンフォニーホールでのファビオ・ルイジ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(SKD)のコンサートに行ってきた。

ミューザ川崎シンフォニーホールは、2004年に完成した比較的新しいホールであり、「ワインヤード型」といわれる、ステージを取り囲むような形でホールが作られている。形は非対称なのだが、音響は、(今回は2階Cブロックで聴いた)良い。残響はライブでもデッドでもなくちょうど良い。発した音はホールトーンなどのくせを伴うこともなく、直接音中心で小さい音でもクリアに客席に届き、音の消え際でも音階が下がることがない。高音から低音まで、どの音階もちゃんと届いてくる。
ホールに飾ってあるサイン色紙集にも、ベルリン・フィル音楽監督のラトルが"It is a real treasure"とわざわざ書き残しており、演奏家にとっても良い音響と認めうるホールであるようだ。

SKDは1548年創設の世界でも有数の歴史あるオーケストラであるだけでなく、そのサウンドが昔は「いぶし銀」、昨今では「レッドゴールド」と評されているなど、実力の高さも世界的に認められている。評の適切さはともかくとしても、例えば弦楽器の音色はかなり特徴的で、ウィーン・フィルのように華やかというわけではないのだが、中音部の厚みを伴って密度があり、かつ艶もある音であった。

当日演目は、シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」とブラームスの交響曲第4番。
シュトラウスは管楽器の編成が大きく、管のバランスがやや強かった。また、ルイジは全般に早めに演奏していたので、歌いまわしに余裕がなく流れたように感じたところや技術的にヒヤッとするところもあった。ただ、弦合奏の部分などは上記に書いたような非凡な音色であり、後半のブラームスに期待した。
ブラームスは管楽器の編成も縮小され、管と弦のバランスが良くなった。管の音が突出せず、オケ全体のハーモニーに溶け込んでいた。個人的には、第2楽章がこの日全演目中で最高の出来だったと思う。しっとりした音調が全体を支配するので、奏者の腕が悪ければ途中で飽きてしまうのだが、この日の演奏は各楽器のソロや弦合奏のハーモニーが詩情豊かで素晴らしく、受け渡しも絶妙であり、思わずため息が漏れた。

アンコールは、ウェーバー「オベロン」序曲で、SKDにとってなじみの曲なのだろう。手馴れた仕事ぶりであり、速いテンポで曲が進行し、鳴りも良かった。聴衆は大いに盛り上がり、オケの面々にも笑みがこぼれていた。オケがステージから引き上げた後も聴衆の多くが残って拍手し、ルイジだけ最後に再登場する「一般参賀」状態であった。
ルイジもご満悦だったのか、終演後にはサイン会まで開かれた。

あと、プログラム冊子が500円で、一流オケの公演にしては安かったにもかかわらず、広瀬大介氏による曲目解説が簡潔で分かりやすく(曲を初めて聴く人にとっても聴き方がわかるように書かれている)、ルイジへのインタビュー記事も掲載されるなど、良心的であったと思う。

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  1. falcon10さん 今晩は
    SKD公演、なかなか素晴しかったようですね。
    SKDは指揮者が変わっても、本当に変わらないトーンポリシーを持った
    貴重なオーケストラとして、私も来日があるたびに足を運ぶように
    しております。

    私は29日のサントリーホールの公演(マチネー)に行く予定です。
    いまから楽しみです。

    byたくみ@深川 at2009-04-27 21:18

  2. はじめまして。エフです。
    ミューザいいホールですよね。
    川崎住んでるのでよく行きます。
    さらっと日記でも触れてます。
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/655/20081227/9179/
    この公演も迷いましたが金欠でパスしました。
    基本、安価な市民オケがメインです(^^;

    byエフ at2009-04-27 22:33

  3. たくみ@深川さん、こんばんは。

    おっしゃるとおり、
    SKDは伝統のトーンを感じさせるオケでした。
    弦楽器は奏者の出身スクールがほぼ同じらしく、
    それもあって統一感のある音が出せるらしいですね。

    29日はオール・シュトラウス・プロですね。
    特に「ドン・ファン」や「ティル」は
    ルイジの活き活きとした音づくりに向いてそうな気がしますし、
    SKDのトーンとの相乗効果が期待できそうですね。

    byfalcon10 at2009-04-27 23:24

  4. エフさん、はじめまして。こんばんは。

    ミューザは音楽的な響きの面で良いホールですね。
    ホールは出来上がってみるまでは
    狙い通りに良い音に仕上がるとは
    限らないですからね。
    ステージまでの距離が全般に近いのも
    座っていて好印象です。
    欧米の一流クラスの演奏家も時々公演していますし、
    企画の方も(チケットも安価で!)頑張ってほしいものです。

    byfalcon10 at2009-04-27 23:33

  5. falcon10さん おはようございます。

    オーストリアから戻られて、さっそく、SKDの公演をお聴きに。すばらしい。

    ミューザ川崎シンフォニーホールはまだ行ったことはありませんが、響き
    についての情報、参考になりました。

    当方、来月半ばにクリスティアン・ツィメルマンのリサイタルに出かけますが、
    でも、チケット高騰、ホント、頭が痛い。

    by老夫 at2009-04-28 07:15

  6. 老夫さん、こんにちは。

    ツィメルマンのリサイタルに行かれるのですか。
    今、最も脂がのっているピアニストの一人ですし、
    プログラムの幅も広い人ですから、
    一晩で本当に楽しめそうですね。
    カネとヒマさえあれば私も行きたいのですが…
    チケット代については、
    この円高局面での是正を期待したいところです。

    byfalcon10 at2009-04-28 11:53

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