日記
カーブド視聴記(4Kシアター)オートアイリスと色温度、他
2013年01月03日
皆さん、お正月は一息というところでしょうか。
私は、昨年、未再生だったものの整理に追われております。(笑)
さて、今回取り上げるネタですが、プロジェクターにはアイリス制御がありますよね。
そこで、VPL-VW1000ESを使い、アイリスオートフル、アイリス手動による映像の見え方、またBDP-103のアップコン性能について軽く感想を記載いたします。
■オートアイリスと色温度
↑「バイオハザードV リトリビューション 」より(その1)D65+アイリス手動(BDP-103で1920×1080 24p)
↑「バイオハザードV リトリビューション 」より(その2)D65+アイリスオートフル(BDP-103で1920×1080 24p)
まず、上の写真ですが、その1がリファレンスである、D65、HD REC709、G2.2の情報です。
その2は、D65よりも黄色がかっているのがお判りいただけますでしょうか。
この状態で6000KBくらいの色温度で表示されています。
CalMANで100%ホワイトを表示させ、測定すると緑、赤の順に青パラメータより比率が多くなっているのがわかります。
オートアイリスは、ホワイト、ブラックレベルを自動で調整してくれる機能なのですが、色温度までの調整はしてくれないという一例になります。
■超解像処理の違い
↑「AVENGERS」より(その1)D65+アイリス手動(BDP-103で1920×1080 24p)
↑「AVENGERS」より(その2)D65+アイリス手動(BDP-103で1920×1080 24p)
↑「AVENGERS」より(その3)D65+アイリスオートフル(BDP-103で1920×1080 24p)
↑「AVENGERS」より(その4)D65+アイリスオートフル(BDP-103で3840×2160 24p)
上記写真は、同じシーン(その1)の映像より一部トリミングしたものになります。
その3及びその4の映像は、オートアイリスフルとしたことでリファレンスであるその2に比べ映像は明るくなるのですが、輝度情報を大きく司るGパラメータが飛びぬけて高くなったこともあり、色温度は500KBほど下がっています。
ただ、黒レベルは強めに補正が掛かっているため、締まった映像にはなります。
その3の映像は鮮鋭感的には、リファレンス(その2)と変わっていませんが明るさ、黒レベルを稼いだ感じになっています。
この状態でリファレンスと比べ、輝度も倍以上になっています。
その4の映像ですが、BDP-103のアップコンが掛かった状態になります。
これでピントが合った状態ですので、かなり解像感が落ちていますね。
これは、これからファームウェアの更新でどれだけレベル調整ができるようになるのかという課題の一例になります。(高域、中域、ノイズ、フィルムグレインなどの調整軸があると良いのですが)
※上記映像は、最新ファームウェアによる映像になります。
■映像シーンで比較
↑「AVENGERS」より(その5)D65+アイリス手動(BDP-103で1920×1080 24p)
↑「AVENGERS」より(その6)D65+アイリスオートフル(BDP-103で1920×1080 24p)
↑「AVENGERS」より(その7)D65+アイリスオートフル(BDP-103で3840×2160 24p)
BDP-103をソースとして利用する場合、VW1000ESのランプ輝度がおちてない状態であれば、リファレンスであるVW1000ES上での超解像処理のみを利用、アイリス手動設定が落ち着いて観れそうです。
BDP-103は今後のファームアップでメスを入れて欲しいですね。
またプロジェクターのランプには個体差があるかもしれませんが、1000hを境に輝度がガクッと落ちています。
定価が50,000円を超えるランプの性能とはこんなもんなんでしょうか。
ランプ輝度設定は、購入当初はレベル「低」、600hを過ぎたあたりで「高」に変更しています。
ではでは。
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明けましておめでとうございます!!!
本年も宜しくお願いします!!
ランプ性能はそんなもんなのでしょうね。
うちは、1300時間で、高にしました。
うちの場合、明るさだけではなく、波打つようになってしまいました。
で、ちょっと前までは、なかなか、パワーのある絵を見せていたのですが、2日の日に、アベンジャーズ観たら、いきなり、観にくくなっていました。
もうそろそろ、新機種欲しいです~~~~!!買えないですが(涙)
byajisai at2013-01-04 13:19
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ajisaiさん、
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
ランプ性能って個体差があると思いますが、輝度低下したときって、結構急激に下がりますね。
こちらで確認している明るさは、かなり暗いです。
# ajisaiさんの選択としては、
# ランプ交換で映像をリフレッシュ
# 2D重視で、且つ3D対応機種への乗り換え
# 4K普及機の登場まで温存というところでしょうか。
ではでは。
byガッツ at2013-01-04 13:55
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今年もどうぞよろしくお願いいたします。
オートアイリスはこの機種の結構キモですよね。ストイックにいくならマニュアルでしょうが、アイリスの効果も捨てがたいので、最近はリミテッドで使っています。
アップコンはデータベース型でまじめにやろうとするとロジック容量が相当大きくなるので、最初にこれだけ差があると、ファームで改善はがんばって欲しい一方でVW1000のレベルに持ってくるのは難しいかもしれませんね。今後4Kアップコンバータというジャンルの製品が出てくることも考えられます。
by元住ブレーメン at2013-01-05 23:14
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元住ブレーメンさん、
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
昨日、VW1000ESの修理交換品が届きました。
その後、昨晩から今朝にかけて校正作業を実施。
ColorBoxは、3D-LUTを駆使したテーブル変換が可能ということもあり、CMSが存在しない現在のVW1000ESには、貴重なプロセッサになりそうです。
ただ、CMSを補うための投資は、かなり痛い!!
ランプパワーは偉大なり!!
現状ですと、アップコンは、VW1000ESレベルに表現できるのは、国産レコーダーの2機種くらいですね。
VW1000ESレベルに更に改善を加えられるのが「ウリ」のようですし。
やっぱりファームレベルじゃ無理かな~、でもOPPOさんには過去の実績があるので期待したくなります!!
ではでは。
byガッツ at2013-01-06 12:27
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