日記
カーブド視聴記(4Kシアター)
2013年01月06日
昨日、修理交換品のVW1000ESが届きましたので、早速慣らし運転の後、校正を実施しました。
校正は、以下の機材を利用。
Software:
CalMAN 5 Enthusiast
Meter:
SpectraCal C6(新規入手)
Video Test Pattern Sources:
AVFoundry VideoForge
Video Processor Automation:
SpectraCal ColorBox、
DVDO Duo(ColorBoxにVideo信号定着用に利用。)
↑「VideoForge ImageFile」より(その1)
↑「VideoForge ImageFile」より(その2)
↑「VideoForge ImageFile」より(その3)
↑「VideoForge ImageFile」より(その4)
↑「VideoForge ImageFile」より(その5)
↑「VideoForge ImageFile」より(その6)
上記画像は、校正完了後のチェックに用いているイメージなります。
その3、5、6はHD BASISにも収録されている動画の静止画版です。
その1、2の映像でBlack(16)、White(235)レベルが正しく表示できているか、階調とびを起こしていないかなどを確認します。
その6の映像(動画)を使い、黒、白レベルの確認をします。
黒は、男性の髪の毛、白は女性の右肩の部分が確認しやすいポイントです。
レベルがミスっていると、白がぎらついたり、黒でない箇所が黒になっていたりという事象が起こりえます。
CalMANを使って校正した結果は以下のとおりです。
3D LUT CUBE DATA RESULTS
White Point dE: 0.4
Average dE: 0.7
Max dE: 1.5
Contrast Ratio (ON OFF): 3262
Y Max: 49.67cd/㎡
ColorBox、使えそうです!!
↑「AVENGERS」より(その1)・・・1920x1080 24p
↑「AVENGERS」より(その2)・・・3840x2160 24p
↑「AVENGERS」より(その3)・・・1920x1080 24p
↑「AVENGERS」より(その4)・・・3840x2160 24p
上記画像は、校正後に再生した映像になります。
色温度は、解像度が変わってもほぼ、同じですね。
この結果から言えることとして、
工場出荷時のVW1000ESは、4K解像度よりで色温度、ガンマ調整されているのかもしれません。
DCIで定義されている14FL(48cd/㎡)付近の輝度ですと適度の輝度レベルで落ち着きますね。
到着直後の箱出し状態ですと、ランプ設定が「低」であっても110cd/㎡以上の輝度がありましたので、これだとかなりまぶしい。
うちの場合、110cd/㎡ですと天井の照明をつけた状態でもスクリーンに映像を確認することが出来るレベルです。
今晩以降、やっとこさ落ちついて映画を再生できそうです。
ではでは。
レス一覧
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ねこ@さん、こんばんわ。
新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
編集ルーム、試写室機能良いですね~。
だんだん、スタジオっぽくなってきましたね。
今後の造営レポート、大変楽しみにしております。
興味津々であります。(^ワ^)
でも、たまには息抜きしてねこ@さんシアターで最新作などを観てくださいね。
もし自分にこの環境があったら毎日帰宅後は楽しんじゃっているだろうなぁ~。
でも、いつも通りの調整にはまっているかもですが。(笑)
ではでは。
byガッツ at2013-01-06 22:05
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ガッツさん、遅まきながら、明けましておめでとうございます。
校正完了おめでとうございます。
当方勉強不足ではありますが、4Kモニター導入を目指して、
ガッツさんの日記で勉強させていただきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。
by矢切亭主人 at2013-01-08 06:39
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矢切亭主人さん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
4Kモニター、プロジェクター共に今年は色々動きがありそうですね。
とりあえず、CESで発表があった各社の4Kモニターは日本でも発売されるでしょうから、楽しみですね。
ただ、校正関連に眼を向けると4K用対応の民生機器が出ていないんですよね。
ハードキャリブレーション対応が標準であれば良いのですが。
# 中途半端な時間に目が覚めてしまいました(笑)
ではでは。
byガッツ at2013-01-09 05:50
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