ガッツ
ガッツ
2000年頃から、この道に入っていました。 プロジェクター遍歴は、こんな感じです。 SONY  VPL-VW10HT SHARP XV-Z9000 VICTOR DLA-HD100 VICT…

マイルーム

ガッツシアター
ガッツシアター
オーディオ・シアター兼用ルーム / スクリーン~100型 / ~5.1ch
ガッツシアター(カーブドスクリーン編) ・4K HDR映像校正環境の構築完了 ・4K HDR環境の構築完了 ★★特徴★★ シネマスコープカーブドスクリーン+アナモーフィックレンズ(業務…
所有製品

レビュー/コメント

カレンダー

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

お気に入り製品

日記

カーブド視聴記(4Kシアター)4K解像度を視野に入れた校正機能の今後

このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年01月12日

今日から三連休ですね。
中には、お仕事で休日出勤の方もいらっしゃるかもですが・・・

ガッツシアターの校正作業は先日完了しましたので、プロセッサ(SpectraCal ColorBox)経由で映写しております。

今回の視聴記はVPL-VW1000ESを1年間使ってみて感じた校正関連の話題について記載してみようと思います。

■VPL-VW1000ESトータルの校正機能
 昨年の1月くらいに、あの当時としてはベストな校正結果をたたき出せたのではないかと自負しております。
その後の1年間、VW1000ESが抱えているCMS周りの課題をなんとかクリアしたい一心で苦心してきました。
本来、VW1000ES側にCMSが搭載されていれば正確なリファレンス映像を観ることができたのですが、残念ながら現在もなお、そのインタフェースは備わっておりません。
そのため映像としては、赤レベルが他の色に比べ、リファレンスから乖離している状態での視聴となることを念頭に視聴しなければなりません。
この辺はなんとかしてもらいたいところです。

 JVCの最新モデルには、1世代前から搭載されているオートキャリブレーション機能があり、その校正結果も優秀なようです。
これからは、ユーザに負荷が掛からないようなインタフェースを提供するというのが、JVCを除く各社に共通する課題であると考えております。
マニュアル調整できるインタフェースは残しつつ、オートでも校正できるというのが、「通」といえます。
その辺、DDC(Direct Display Control)コマンドインタフェースを公開し、他社製の校正ソフトでオートキャリブレーションを実現するというのもありだと考えております。
この辺は、ユーザにとって何がうれしいのかという点を考えると答えが導出できるでしょうね。
リスクを分散する意味でも自社開発に拘る必要もないのではというのが私個人の考えです。

■VPL-VW1000ES本体の調整機能
 VW1000ESですと、業界で使われている用語で標準化されているため非常に判りやすいです。ガンマの値も具体的な数値で表現されており、曖昧でないところが共感をもてます。
 色温度の調整幅はカスタムを選択した場合、指定することが可能です。
ただし、公開されているモードですと、調整幅は狭く大きな変化をさせたい場合ですと、実現することができません。
この辺は、下手に手を出すと映像が悪くなるため、調整幅を控えめにしているのかもしれません。
 ストイックにリファレンスレベルを追い求めると色の調整は難ありといえます。
SONY機が過去モデルで搭載していた調整インタフェースが存在しません。
そのため、RGBCMY個別の色相、彩度、明度の調整をすることができません。
これは機能ダウンしており、納得のいかない点です。

さて、そんなVW1000ESもCMS、オートキャリブレーション機能が備わればJVCの最新モデルと比べても校正機能面において、見劣りしないものになることが可能です。

長々と書きましたが、このレベルの製品としてCMS周りが貧弱なのはNGという認識です。
私の場合、仕方ないので現状は前述のColorBoxやDVDO iScanDUOといったプロセッサで弱点をカバーする道を選択しております。
ただし、今後のことを考えますと、4K解像度の校正機能を搭載したプロセッサは私の知る限り民生品では存在しておりませんので、ハードウェアキャリブレーションができないプロジェクターは最大の弱点を抱えることとなり、その機能を標準で搭載することを念頭に開発する必要があると断言します!!
現状を見ますとそのノウハウをもっているのはJVCだけにしか見えないのが悲しいですね。

結論として、4K解像度も視野に入れた校正機能を搭載してくることが標準とならないといけないと考えております。

■視聴記
今回視聴した作品は、過去こちらの日記に掲載したことのある作品です。
ColorBoxというプロセッサを経由し、リファレンスレベルの映像を出力しています。
色飽和レベルでのエラーが0.7という結果は、相当なハイレベルな数値です。
校正をされてみると判りますが、マニュアル調整でここまで追い込めるものではありません。
CalMANでの3D-LUTによるマルチポイントCMSの校正能力、恐るべし!!

↑「STARWARS ep.3」より
↑「オペラ座の怪人」より(その1)
↑「オペラ座の怪人」より(その2)
↑「きみに読む物語」より(その1)
↑「きみに読む物語」より(その2)
↑「用心棒」より
↑「カジノロワイヤル」より(その1)
↑「カジノロワイヤル」より(その2)
↑「カジノロワイヤル」より(その3)

モノクロ映画ですと、ホワイトバランス、グレースケール、ガンマといった調整具合を確認することが可能です。

■今後の4K関連の話題
CESでのSONY発表によると、現状のブルーレイソフトが採用している色域「BT.709」ではなく、色域を拡大したモードでの4Kマスタリングの2Kブルーレイソフトが今春に発売されるようですね。
この色域がデジタルシネマで採用している色域の「DCI」なのか気になりますね。

ではでは。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. ガッツさん

    校正作業本当にお疲れ様でした。
    ガッツさんレベルのリファレンス映像を出している方は日本では数少ないのでしょうね。
    是非今度Color BOX経由の映像を拝見させて頂きたいです。。f(^^;

    ガッツさんがアップされる画像をこれからも参考にさせて頂きます。

    因みに私は相変わらずJVCのオートキャリブレーションに任せっきりです・・(^^;

    話しは変わり私も今春発売予定の4KリマスターBDは興味津々です。
    単なる4Kテレビ販売促進の為の眉唾的な物なのか、
    ソニー4Kテレビで最大限効果発揮する物なのか、
    そもそも通常BDプレイヤーで再生可能な色域なのか私にはさっぱり分かりません・・(汗)

    もしガッツさんが予想されるDCI規格の物ならまた校正作業が始まり
    大変でもありそれはそれで楽しそうですね(^^)

    X75Rの場合はDCI規格に「近似」した色域のプロファイル、
    色温度も6300Kという選択が無いので流石にオートキャリブレーションでは無理がありそうです・・(^o^;)

    byハッピーアイランド at2013-01-12 18:26

  2. ハッピーアイランドさん、どもです。

    私もJVCオートキャリブレーション後の映像に興味あります。
    ご都合の宜しいときに一度拝見させて頂きたいです~。

    今回、ColorBoxとの組合せで校正した映像は49cd/㎡ほどのピーク出力なのですが、新品ランプで観るVW1000ESが出力する映像はパワー感が増して良い感じです。
    校正された映像って、やはり良いもんですね。

    今春、発売が予定されている前述の高色域対応版のブルーレイですが、私も対応プレイヤーなどが必要なのか、気にかけております。
    今度の高色域対応ブルーレイの色域が仮にDCIであるという前提でのお話ではありますが、
    基本的に、出力機がDCIの色域をカバーしており、送り出し側と出力側がRGB12bit出力に対応できているのならば問題ないと考えております。
    プロジェクター側の校正は、カスタムで色温度を6300KB、ガンマを2.6にして、CMS周りも基準に合わせて調整という感じになるのでしょうね。

    本件に関連するDCI規格への調整に関しては、JVCに問い合わせてみるとよいかもですね。
    もし、JVCのオートキャリブレーションソフトが対応していないのであれば、CalMANでカスタム設定を用意してオートキャリブレーションするとかですかね。

    どちらにしても、2Kという解像度と4Kという解像度を意識した調整が可能なのか、聞いてみたいですね。

    高色域対応ブルーレイソフトに関しては、春に向けて情報が公開されてくるでしょうね。
    皆さんも知りたい情報だと思いますが、再生するためには何が必要になるのか、現状の再生機器で問題ないのか、SONYに情報を開示いただきたいですね。
    今後のレコーダー、プレイヤーの購入はその情報が無いと手が出しにくいですからね。

    ではでは。

    byガッツ at2013-01-12 20:22

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする